スマホのリスク管理
iPhoneの発売から、日本でも急激に普及したスマホ(スマートフォン)は従来の携帯やパソコンに比べると遥かに多くの個人情報を持ちます。しかもGPSから三軸加速度センサー、気圧計から心拍計まで装備していますから、個人の位置情報、運動量、健康状態、そして気持ちの変化まで記録しています。
さらに、通信でも、モバイル通信、Wi-Fi、Bluetooth、NCF(FeliCa)など同時に様々な通信を行い、常にネットにも繋がっており、情報機器としての機能はパソコンの比ではありません。
最近の機種はiPhoneのTouch-ID(指紋認証)のような生体認証など、より簡単で安全なセキュリティも装備されていますが、利便性からロック解除をせずにロック画面から直接使える機能も増えています。
通話はもちろん、メールやメッセージへの返信や、Siri(音声アシスタント)による操作、あるいは、もし本人に何かあった時に他人でも緊急通報でき持ち主の健康状態や診療情報にアクセスできる仕組みなどです。
大切なのは、何がどういう風に保護されているのかを理解し、利便性とリスクを考えて設定する、ということです。そのスマホにある情報流出によるリスクは個人で違いますので、初期値だとリスクが高すぎたり、逆に不便だったりすることも多いと思います。
更にiPhoneは、万が一盗まれた時に、パソコンなど他の機器から位置情報を特定し、音を出したり、データを削除したり、あるいはパスワードも一定数以上間違えると、データを削除するような機能もありますが、そうした機能を使うための設定も必要です。
インターネットの設定くらいは自力で行える、という人には「ヒロシマの心を世界に」のイライザさんも利用されている学術実験プロジェクトでVPN中継サーバーが公開されていますので、そうしたものの利用も良いと思います。
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