被爆者と天皇と大統領
原爆による惨禍を知れば、これほどの苦しみを与えた相手に対して、怒りや恨みを持ち「生きている限り、絶対に許さない」と思うのも当然のことです。にもかかわらず、被爆者の方々は「核なき世界の実現に向け、一緒に取り組みましょう」とおっしゃった。これは人間の精神の偉大さや高い品格を象徴する姿勢であり、被爆者の方々は日本だけではなく世界中の人々の模範となるリーダーシップを示したと思います。
これはハーバードビジネススクールで「リーダーシップ」を教えているサンドラ・サッチャー教授の言葉です。
サッチャー教授の講義では、広島を訪問したことのある学生がいると「トルーマンと原爆」という箇所で、2時間にも及ぶ議論が起こるそうです。戦争を早く終結するための原爆投下は正しかったとする多くの学生に対し、広島を訪問したことのある学生は、その考えを大きく変えており、学生の間で激しい議論が起きるからです。
広島訪問、つまり被爆者の声を聴き、被爆の実相を知ることは、多くの人の考え、ひいては人生まで変え、アメリカ国内においてさえ、原爆投下を正しいとする人は少なくなっていることは、日本でも報道されている通りです。
ブログ「ヒロシマの心を世界に」で詳しく述べられているように、広島訪問は多くの人の人生を変えてきました。
そして、サッチャー教授の講義は、昭和天皇の「終戦の詔勅」(玉音放送)で締め括られるそうです。
昭和天皇は「耐え難く忍び難い思いをこらえて、永久に続く未来に向けて平和な世の中を切り開いていきたい。」と困難ではあるが進むべき道を示し、国民に理解を求めました。
その講義ですが、次回からは、その「終戦の詔勅」と共通項の多い、オバマ大統領のヒロシマ演説も、加えられるということです。
こうして世界のリーダーを目指す若者達はヒロシマの心を学んでいきます。
ヒロシマの心を世界に
http://kokoro2016.cocolog-nifty.com/blog/
「和解」の力(続)--広島訪問は人生を変える
http://kokoro2016.cocolog-nifty.com/blog/2016/04/post-f6e0.html
ヒロシマ演説を読み解く――その1 [平和市長会議]
http://kokoro2016.cocolog-nifty.com/blog/2016/06/1-b899.html
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