バブルの遺産とITビジネス
7年31日、RCCテレビで女子プロゴルフトーナメント「大東建託・いい部屋ネットレディス」の最終日が放送された。
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このコースどこかで見たことあるぞ、
と、改めて画面をよく見れば、
会場は山梨県の富士山麓の「鳴沢ゴルフ倶楽部」とある。
このコースは、私の友人、島村唯史氏の設計したゴルフ場だ。
彼と一緒に、ここで何度かプレイしたことがある。
最終の18番のロングホールはグリーンが池の向こうにある。
3打目でグリーンを狙って打って、池に入れたことがある。
彼に「何でこんなところに池があるんだ」といって、
スタートホールから、失敗すると、すべて彼の設計のせいにしていたが、
そのせいで、彼はメチャクチャのスコアになってしまったこともある。
池越えの18番ホールは、私がやっと3打目で乗ることもあったグリーンに、
優勝したささきはかたく刻んで3打目で乗せパー、
追う岡山は果敢に2打で乗せたがボギー。
そんな戦略性の高いコースだ。
コースは1993年にオープン、
コースの監修は世界的に有名なコース設計者のブライアン・ジョーンズ、
まさにバブルの遺産そのものといえるが、
オープンしてから23年経つとこうも変わるのかというくらい、
白樺、赤松の木樹は大きくなり、池も芝に馴染み、しっとりとした美しいコースになっている。
女子プロトーナメントコースに選ばれた理由もわかる気がする。
バブルはこうした素晴らしいゴルフ場も遺してくれたというわけだ。
今回の女子プロトーナメントのスポンサーが「いい部屋ネット」だということも、
ビジネスの世界の変化を改めて感じる。
もともと1974年にアパート、マンションの土地活用の建設会社として起業された大東建託という会社が、2004年にインターネットによる賃貸アパート・マンションの仲介サービス「いい部屋ネット」を始め、それがなんと今では270万件を掲載するほどの企業になり、
数億円といわれるスポンサー費用を負担できるほどの会社になっているのだ。
バブル崩壊の一番の中心はゴルフ場だった。
今ビジネスの変化の中心はIT企業といえようが、
その2つがくっついたのが、
この女子プロゴルフトーナメントの「いい部屋ネットレディース」だ。
それぞれの時代を象徴する舞台となっているのが、
友人の設計した鳴沢ゴルフ倶楽部というのだから、
なにか可笑しい。
元安川
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