古レールを再利用した街灯
高架になった西武池袋線中村橋駅の下に、なかなか洒落た街灯がある。
なんとも味わいのある。
古いレールを、街灯のポールとして使っている。
灯とのバランスもいい。
使われているのは双頭レールというらしいが、
上も下も同じ形をしていて、逆にすれば、また使えるということらしい。
普段見るレールに比べかなり小さい。
トロッコ列車のレールみたいだ。
調べてみると、30kg/mと、新幹線用の60kg/mのレールに比べ半分の重さだ。
古いといっても桁外れに古い。
街灯の脇のパネルを読むと、
1914年のアメリカのカーネギースチール社製、1926年のドイツのゲーテ ホフヌング ヒュッテ社製社製、フランスのミッシュビル社製等と書かれている。
レール本体にも、きちんと浮き彫りされている。
ポーランドのクロスレフスカ フータ製鉄所製なんてのもある。
日本製は1928年の官営八幡製鉄所製がある。
1914年というと大正3年、102年前になる。
なんでそんなにいくつもの国から、鉄道のレールなんて重いものを輸入していたのか、ちょっと不思議だ。
官営八幡製鉄所ができたのが1901年だから、
日本にレールを作る技術がなかったとは思えないが、
鉄はまだまだ貴重で、レールになんぞ使うことはできなかったのかもしれない。
そんな日本の歴史にも思いを馳せるのがまた面白い。
古いレールをこうして再利用したというのが評価され、
平成15年の「鉄道の日」にパブリックアート大賞の佳作を受賞した、
とも書かれている。
そんな賞があるとも知らなかった。
こんな小さな街灯が、
姿を変えながら、鉄道の歴史をしっかりと保ち、
街の片隅にひっそりとあるのをみていると、
何か心が豊かになった感じがしてくる。
元安川
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