自動車とトロッコ問題
今、開催中の東京モーターショー15では、マツダのロータリーエンジン搭載車をはじめ、これから最も大きな流れになると思われる自動運転車も多く出品され、話題になっています。
ただ、自動運転車はグーグルは既に何年も前から公道を走らせていますし、メルセデス・ベンツも2年前から都市間や市街地ルートを走らせています。
A First Drive
https://www.youtube.com/watch?v=CqSDWoAhvLU
Intelligent Drive
https://www.youtube.com/watch?v=IpJ-sz06O7w
そして、コンピュータ、音楽、携帯から人々の生活を変えてきたアップルも自動車を開発していると噂されています。更に、テスラは今月、現行車種に自動運転の機能を追加し、YouTubeには一般のドライバーがシェイクスピアを読みながら「公道」を走る様子などが次々に公開されています。
自動運転は技術的には既に夢でも未来でもなく、既に公道を走り、違反に対する法律の整備や、「トロッコ問題」のような倫理の領域に入っています。
「トロッコ問題」というのは「制御不能になったトロッコが暴走し、そのままでは、その先で作業をしている5人がトロッコに轢かれて死亡するという時、トロッコの分岐を変更することが可能なA氏がいるものの、分岐先にはB氏が作業している。A氏は5人の命を救うために、B氏を犠牲にすべきか、こういう場合のA氏の判断を問うもの」です。
実際にスタンフォード大学などでは「スクールバスに乗っている子供を殺さないために、自動運転車両は乗員もろとも谷から転落するのを選択して良いか?」という命題に取り組んでいます。
また、以下の動画は、自動運転中に速度違反で捕まったというものです。カリフォルニアは世界で初めて自動運転で公道を走れるようになった地域ですが、来年には自動運転での交通違反に関する法律も整備されるようです。
Tesla Model S version 7 Autopilot Speeding Ticket Auto Steering Demo on Streets, Highway, Traffic
https://www.youtube.com/watch?v=4CZe5DXeYzw
*お願い
この文章の下にある《広島Blog》というバナー(画像)を クリックしてください。
オリンピック誘致では大嘘吐きまくりの安倍首相は「2020年には都内を自動運転車が走りまくっている」と言っていましたが、ぜいぜい首都高で走れるのがやっとでしょうし、周回遅れもいいところですね。
Wi-Fiも西欧や韓国からは10年遅れですが、自動運転も5年遅れで「最先端」とでも言うでしょうか。日本人は英語がダメで井の中の蛙、為政者は楽なのものです。
投稿: 周回遅れ | 2015年10月30日 (金) 12時12分
« 小ちゃな車・ミリューR | トップページ | 庭のホテル東京とTripAdvisor »
「自動車」カテゴリの記事
- 大型車にAT免許❣️(2024.04.27)
- 中国製EV、BYDのDolphin(2023.12.31)
- EVのバッテリーの発火事故?(2023.10.30)
- 見えない黒船(2023.10.28)
- さいたま市のカーシェリング政策・ミニEVカー(2023.10.18)
オリンピック誘致では大嘘吐きまくりの安倍首相は「2020年には都内を自動運転車が走りまくっている」と言っていましたが、ぜいぜい首都高で走れるのがやっとでしょうし、周回遅れもいいところですね。
Wi-Fiも西欧や韓国からは10年遅れですが、自動運転も5年遅れで「最先端」とでも言うでしょうか。日本人は英語がダメで井の中の蛙、為政者は楽なのものです。
投稿: 周回遅れ | 2015年10月30日 (金) 12時12分