原発と詭弁と嘘-2
「自然エネルギーは発電量が予測できないので、ベースロード電源として原発が必要」こうした主張が未だにあります。
流石に何年も原発が停まり、発電どころか、ひたすら電力消費ばかりしても、電力が足りている状況で、「電力不足」を理由に「原発が必要」という嘘は聞かなくなりましたが、まだまだ「原発が必要」という主張は聞きます。
その一つが「安定電源」という嘘です。
自然エネルギーは「予測できない」というのも嘘で、水力や地熱はもちろん、風力も日本全体では安定したものですし、太陽光のように小規模なものが多く広い範囲であるものの予測は決して難しくありません。
電力問題で最も大きな課題は、ピーク時電力の削減と、電力コストの削減です。
電気は常に一定量使われているわけではなく、夏の昼間が最も電力需要が大きく、春秋の夜は電力需要が著しく低下します。しかも、そのピークは数日と言われています。
その数日のために、電力会社は発電設備を持つわけですから、ピーク時電力さえ削減できれば、必要な発電容量は更に下げることが可能です。
まさに、そのピークカットに相応しいのが太陽光発電で、ドイツでは既にピーク時電力の50%以上を太陽光発電で賄う日があるということです。
逆に、原発のように出力を変えられない電源を沢山持つフランスなどは、ピーク時の対応のために、大量の電力をドイツなどの海外に依存することになります。
その他にも、ピークを下げるピークカットの他に、ピーク時の電力を他の時間帯に振り返るピークシフトなど、この分野の技術はまだまだ進歩します。
今のところ、完全に出力を制御できるのは火力のみですが、スマートグリッドや蓄電池、そしてピークカットやピークシフトを行なうことで、必要な電源は、まだまだ少なくて済むようになります。
今でも十分な電力供給能力があり、太陽光発電などは増える一方で、省エネや人口減少、そして工場の海外移転で、必要な電力は下がる一方です。
自然エネルギーで最も高コストと言われる太陽光発電ですら、4年前には原発のコストを下回っていると言われていました。
ですから、原発が発電設備として必要になる余地はない、というわけです。
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