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2015年9月17日 (木)

医学部定員の削減

9月13日の日経新聞のトップに
「医学部の定員削減
政府検討 医療費膨張防ぐ」
と載っていた。

「20年からの人口減に備え」
ともいうが、
何かおかしい。

私自身は、この歳になっても、今まで健康保険を使ったのは虫歯2本というほど、医者にかかったことはないが、家族の付き添いで病院にいくと、あまりの待ち時間にうんざりする。
なんとかして欲しいとは素朴に思う。
また難病で、医者なしでは生きていけない人も身の回りには何人もいる。

そうした状況に対し、
医療費削減→医師の数を減らす、
というのは、
あまりに短絡した論理ではないだろうか。

確かに、内科医院が老人のサロンと化しているのも、
病院のベッドが姥捨山のように使われているのも、見聞きしている。
腹が一般になるほどの薬をもらってきたはいいが、結局捨ててしまっているのも見ている。

だからといって、それらの問題が医学部定員を削減すれば解決するということにはならないだろうと思う。

そうした問題は、逆に、
高度な医療知識を持つ医師を増やすことで、医療費を削減すべきだ
と考えるべきではないだろうか。

現在医師の数は30.3万人と、10年前に比べ4.1万人も増えているという。

現在の医療費は40兆円と言われているが、
医療費に占める医師の人件費の割合は一体どのくらいなのだうか。

いささか荒っぽい計算だが、
30.3万人×2000万円→約6,06兆円
とすれば、約15%だ。
ビジネスの感覚からすれば、割合からいえば低い。

これからの時代、
病気にならないようにする予防医学、
介護医療、リハビリ医学、
iPS細胞研究等の最先端医学の研究、開発、
スポーツ医学、
かかりつけ医制度の充実
・・・・・
まだまだ高度な医療知識を必要とする医療関連の未開の分野は無限にある。

40兆円を上限にして、医療費を削減するにしても、
策は色々あるはずだ。

逆に
「医学部の定員はさらに増やすべきだ」
とすら思う。

元安川

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医師を減らすのでなく、内科とか診療科目の人数制限が必要なのでは?
産婦人科や小児科の医師は少ないのですから。医師の国家試験を診療科目ごとにして定員数を設けるとか。
今、老人が多いのは外科のリハビリだと思います。オープン前に並んでいるのは、パチンコ屋か外科のリハビリのように見えます。
そいえば、山から葉っぱを採ってきて料亭の卸しているなど、高齢者の就業率の高さと、医療費は反比例(医療費は下がる)するそうですね。
ラジオでのウラ覚えですが、就業率が高い地域と低い地域では、医療費が一人あたり年間30万円くらいの差があるそうです。
働いていると、病院に行く暇はないし、病気になる暇もないし、少々の病気や痛みくらいでは仕事を休んでまで病院には行かないってことでしょうか。
仕事だけでなく、一生楽しめる趣味を持つことも、医療費の削減になるかもしれませんね。
我が家の前の公園では、毎日同じメンバーでグラウンド・ゴルフをされています。グラウンド・ゴルフをしていたら、病院で長い時間待ちなんてやっている暇はなくなりそうですね。

投稿: やんじ | 2015年9月17日 (木) 08時09分


やんじ様

就業率と医療費が相関している、
それも30万円からの違いになって、現れる
というのは、面白い分析ですね。

昔から、
60歳で定年になると死ぬ人が多い、
とはよくいわれていましたね。

投稿: 元安川 | 2015年9月17日 (木) 14時10分

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コメント

医師を減らすのでなく、内科とか診療科目の人数制限が必要なのでは?
産婦人科や小児科の医師は少ないのですから。医師の国家試験を診療科目ごとにして定員数を設けるとか。
今、老人が多いのは外科のリハビリだと思います。オープン前に並んでいるのは、パチンコ屋か外科のリハビリのように見えます。
そいえば、山から葉っぱを採ってきて料亭の卸しているなど、高齢者の就業率の高さと、医療費は反比例(医療費は下がる)するそうですね。
ラジオでのウラ覚えですが、就業率が高い地域と低い地域では、医療費が一人あたり年間30万円くらいの差があるそうです。
働いていると、病院に行く暇はないし、病気になる暇もないし、少々の病気や痛みくらいでは仕事を休んでまで病院には行かないってことでしょうか。
仕事だけでなく、一生楽しめる趣味を持つことも、医療費の削減になるかもしれませんね。
我が家の前の公園では、毎日同じメンバーでグラウンド・ゴルフをされています。グラウンド・ゴルフをしていたら、病院で長い時間待ちなんてやっている暇はなくなりそうですね。

やんじ様

就業率と医療費が相関している、
それも30万円からの違いになって、現れる
というのは、面白い分析ですね。

昔から、
60歳で定年になると死ぬ人が多い、
とはよくいわれていましたね。

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