緩和ケアシリーズの4
「人生色々、ホスピスも色々」
一般病棟も、どこも同じ、というわけではありませんが、緩和ケア病棟=ホスピスはもっと多様です。
ですから、あるホスピスを見て、それがホスピスというものだという理解は違っていることがあります。
私が初めてホスピスを見学に行った10年以上前でも、各施設で考え方もノウハウも違うものがありましたが、5年前の制度改革で、急性期に対応する緩和ケア病棟などが増えて、もっと多様なものになっています。
一般病棟は治療の場です。治療は、あくまで法律で定められたエビデンスのあるものに限られますから、その内容が大きく変わることはありません。
しかし、ホスピスは生活の場です。本人だけでなく、家族も含めて、ストレスのない生活をおくるための場です。医療行為も一般病棟では行えないような、免疫療法や代替医療、そして宗教までも持ち込むことが出来ます。
ただ出来ないのは、抗がん剤治療のような「積極的な治療」だけです。
ですから、人生色々、ホスピスも色々、となります。
一般病棟では、豚骨ラーメンにするか札幌ラーメンにするかを選ぶ程度ですが、ホスピスでは、ラーメンにするか、うどんにするか、パスタにするか、から選ばなくてはなりません。
選ぶのには時間もかかりますが、幸か不幸か、ホスピスの数は、まだそれほど多くありません。
ただ、大きく違いますから、少しでも自分そして家族に合ったところを選ぶべきだと思います。
それから、また改めて書きますが、24時間対応の在宅緩和ケアもあります。
*お願い
この文章の下にある《広島Blog》というバナー(画像)を クリックしてください。
« お店の多様化と多機能化・菓庄茶屋 | トップページ | レンタカーとカープカー »
コメント