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2015年6月19日 (金)

かき船「かなわ」

かき船「かなわ」の移転工事が粛々と進んでいる。

Image

「あんな原爆ドームに近いところになぜ移すのか。
世界遺産にもなっている原爆ドームの景観が損なわれる。
日本イコモス委員長からも懸念が表明されているではないか」
と非難ごうごうだ。

改めて状況を見ると、
河川工学的には、移すならあの場所は適地といえるだろうとは思うが、
もう一隻のかき船「ひろしま」は本川に移すという、

何かおかしい。

そもそも太田川に係留されていたモーターボートは、危険であり、違法だといい、撤去しながら、
かき船「かなわ」は適法だとして、係留が許可される理由が私にはよく理解できない。

あの桟橋から離発着するクルージング船と同じだという理屈で、
船長資格を持った人が乗っているから、許可したのだろうか。
しかし、かき船かなわは全くあの場所から動かないのだから、建築物だとも解釈できる。
とすると、川に浮かべるのはかなり無理がある。

まあいずれにしろ、
その辺は、優秀な官僚が何か上手い屁理屈を考えたんだろうと思う。

それにしても、
世界中からくる観光客に対し、あんな屋形船風の掘立小屋みたいなかき船はみっともない。
被爆建物でもない。
そっくりそのまんま移設するのでなく、
その昔、広島から瀬戸内海を航行して大阪市内の川に行っていた頃の
古き良き外観の船にしてみる手もあるだろうし、
或いは、この際思い切って、
丹下健三氏の原爆資料館に匹敵するような素晴らしい船を、作ってもいいだろう。
どんな船になるかイメージできないが、スペインのグッゲンハイム美術館を設計したフランク・オー・ゲイリー氏に設計してもらってもいいかもしれない。
或いは国際的なデザインコンペをやって、当選案をどれにするかは、住民投票で決めてもいいかも知れない。

「かき船」というユニークなビジネスを、あんな目立つ場所でやるのだから、
所有者も県市も国も、そのくらい思い切ったことをやったらどうだろうか。

元安川

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いえいえ、私企業ですから、県や市が関わると税金も使われます。
それと一級河川ですから、国の管轄になると思います。
河川工学としてみても、この河川に死水域とか静水域は存在しないと思いますよ。潮の干満に左右されるのですから。誰が見ても、水流が滞っているようには見えませんね。
また河川幅も広くはないのですから、大雨洪水時には、川に流れを阻害するでしょうね。それと、岸壁でないところに係留するのは、護岸の安全性に問題があるのでは。係留するような構造ではないのですからね。
でも、あの構造を見て、誰も船だとは思わないでしょうね。水上レストランですね。
この周辺は、一等地ですから、もし陸上の建設したら、どれくらいの賃貸料とか固定資産税とかがかかるでしょうか?
同等の係留費を取らないと、国と市は、私企業に便宜を図ったことになるのではないでしょうか。
まあ、お金儲けのためならイコモスなんて関係ないのでしょう。
いっそのこと、この下流にお好み焼き船も浮かべればいいのですよ。
多くの人が熱線に焼かれ、もがき苦しんで死んでいた河川に杭を打ち込み食べる料理やお酒は、さぞ美味しいことでしょうね。
庶民にはそうそう食べにはいけない旅亭ですからね。
戦争ができる国を目指すのですから、悲惨さが表にあっては都合が悪いから、華やかな雰囲気作りは必要でしょうね。
投稿: やんじ | 2015年6月19日 (金) 05時53分


やんじ様

今日の河野先生のブログに、
かき船かなわの移設許可の取り消しを求める訴えが起こされたことが、紹介されていました。
取り消しになるといいですね。

投稿: 元安川 | 2015年6月19日 (金) 10時35分

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文化・芸術」カテゴリの記事

コメント

いえいえ、私企業ですから、県や市が関わると税金も使われます。
それと一級河川ですから、国の管轄になると思います。
河川工学としてみても、この河川に死水域とか静水域は存在しないと思いますよ。潮の干満に左右されるのですから。誰が見ても、水流が滞っているようには見えませんね。
また河川幅も広くはないのですから、大雨洪水時には、川に流れを阻害するでしょうね。それと、岸壁でないところに係留するのは、護岸の安全性に問題があるのでは。係留するような構造ではないのですからね。
でも、あの構造を見て、誰も船だとは思わないでしょうね。水上レストランですね。
この周辺は、一等地ですから、もし陸上の建設したら、どれくらいの賃貸料とか固定資産税とかがかかるでしょうか?
同等の係留費を取らないと、国と市は、私企業に便宜を図ったことになるのではないでしょうか。
まあ、お金儲けのためならイコモスなんて関係ないのでしょう。
いっそのこと、この下流にお好み焼き船も浮かべればいいのですよ。
多くの人が熱線に焼かれ、もがき苦しんで死んでいた河川に杭を打ち込み食べる料理やお酒は、さぞ美味しいことでしょうね。
庶民にはそうそう食べにはいけない旅亭ですからね。
戦争ができる国を目指すのですから、悲惨さが表にあっては都合が悪いから、華やかな雰囲気作りは必要でしょうね。

やんじ様

今日の河野先生のブログに、
かき船かなわの移設許可の取り消しを求める訴えが起こされたことが、紹介されていました。
取り消しになるといいですね。

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