機械化で高コスト
通常、機械化あるいはICTの導入は、人件費という大きなコストを削減し、生産性やサービスを向上させるものです。
ですから、広島市も秋葉市長時代にはICTの導入でコスト削減と同時にサービスの向上を続けていましたが、その秋葉市長が就任時からの予定通り3期12年で退任され、「現金が配られた市長選挙」で当選し広島市政初の辞職勧告決議案まで出された「ICTのお嫌いな」松井市長になってからは経費の増大とサービスの低下が続いているわけです。
ところが、世の中には常識とは逆のものもあり、それが視野検査です。
私は緑内障なので定期的に視野検査を行っていますが、視能訓練士という専門の技師が行う検査(動的視野検査)は3900円であるのに対し、機械を使う視野検査(静的量的視野検査)は5800円と、2000円近く高くなります。
しかも、専門技師による検査は広い範囲の視野を測定するのに対し、機械を使った視野検査は中心部の30度程度の狭い範囲の検査です。
つまり、機械の方が低いサービスで高い料金ということになります。
緑内障は薬でも手術でも治るものではなく、検査も目が疲れるだけです。しかし高い機械(500万円くらい)を買ったからには、少しでも使って元を取り、儲けるしかなくなる、というのは如何なものでしょうか。
原発の再稼働も似たようなものですが…
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申し訳ないですが、的外れな結論で真面目な眼科が可哀想です。
簡単にいいますと、動的視野検査は視野欠損の範囲を調べる検査で
静的視野検査は範囲は狭いですが、動的視野検査で異常が検出され
ない中心5~20°以内に出現する緑内障の初期変化の孤立暗点を調
べている訳ですから、視野検査と云う後半部の名前は同じですが、全く
別の検査で、同じ検査ではありませんよ。
投稿: ⑦パパ | 2015年4月21日 (火) 15時26分
⑦パパさん
かなり無理なこじつけで誤解を与える記事に対し的確なご指摘を感謝します。
確かに動的視野検査と静的視野検査は書かれているように違う検査で、緑内障でも初期や進行の速い場合には静的視野検査の方がより有効ですが、私のように何年も変化のない場合などは、どちらでもかまわない場合もあり、そういう時に、患者として検査自体も楽で料金も安い動的視野検査を希望しても、医師によっては嫌な顔をされることがあります。
医学的に合理的な説明ではなく、単に嫌な顔をされるわけです。それも、治る見込みはなく、毎日3回の点眼も医師(広大教授)からはっきり「気休めです」と言われる治療しか出来ない病気で、負担にしかならない検査であるにも関わらず、高くて辛い方の選択を促されると、やはり「この機械が高いからですよね」と思わざるを得ないわけです。
投稿: 工場長 | 2015年4月21日 (火) 22時30分
つまり機械による方が早期発見出来るということですね。眼科には緑内障は早期発見が重要だと書いてありましたが工場さんが治らないのは発見が遅れたからでしょうか。
投稿: 前期高齢者 | 2015年4月22日 (水) 00時20分
前期高齢者さん
緑内障は現代の医学では治すことのできない病気で、遺伝子治療を待つしかありません。
早期発見が言われているのは、進行を遅らせる可能性のある治療があることからですが、必ず進行を遅らせることができるわけではありません。
緑内障の進行を遅らせるのは眼圧を下げるということしかありませんが、私は低眼圧緑内障(正常眼圧緑内障)であり、大学病院でも「今の点眼は気休めで、もう少し研究が進むと全く意味がないことが分かるかも知れない」と言われました。
それに対し、治療には点眼、診察、検査に、平均寿命まで生きたとして、1000時間以上の人生と、50万円以上のお金を無駄に使います。
そして得られるものは全くない可能性が最も高く、もしかすると70代の数年の視力(視野)を失わずにすむかも知れない、ということだけです。
あくまで私の場合の結果論ですが、早期ほど失うものは多く、早期発見によって、得られるものが失うもの以上になるかは微妙なところです。
投稿: 工場長 | 2015年4月22日 (水) 07時30分
医は算術ですから、わざわざ高い機械を買ったのに、それを使わずに安くて手間のかかる検査は選ばんでしょう。
とはいえ、最近は学会でも、もっと動的視野検査をするように勧めていますね。
特に緑内障が進むと、全体を把握する必要があるから。
とはいえ、いくら検査しても治るわけじゃないので、どっちも意味ないですけどね。
緑内障はどうやっても治りませんし、進行を遅らせることすらできないのが普通ですから。
工場長さんが書かれているように、治療のできない病気の早期発見は失うものばかりで得られるものはありません。(キッパリ!)
投稿: 関係者 | 2015年5月 2日 (土) 05時27分
関係者さん
早期発見・早期治療で治る病気も多いと思うのですが、どうも私の場合、早期発見・早期治療で失うものの方が多かったようです。ただ、これはあくまで私個人の体験で、一般的ではないとも思います。
投稿: 工場長 | 2015年5月 4日 (月) 21時09分
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申し訳ないですが、的外れな結論で真面目な眼科が可哀想です。
簡単にいいますと、動的視野検査は視野欠損の範囲を調べる検査で
静的視野検査は範囲は狭いですが、動的視野検査で異常が検出され
ない中心5~20°以内に出現する緑内障の初期変化の孤立暗点を調
べている訳ですから、視野検査と云う後半部の名前は同じですが、全く
別の検査で、同じ検査ではありませんよ。
投稿: ⑦パパ | 2015年4月21日 (火) 15時26分
⑦パパさん
かなり無理なこじつけで誤解を与える記事に対し的確なご指摘を感謝します。
確かに動的視野検査と静的視野検査は書かれているように違う検査で、緑内障でも初期や進行の速い場合には静的視野検査の方がより有効ですが、私のように何年も変化のない場合などは、どちらでもかまわない場合もあり、そういう時に、患者として検査自体も楽で料金も安い動的視野検査を希望しても、医師によっては嫌な顔をされることがあります。
医学的に合理的な説明ではなく、単に嫌な顔をされるわけです。それも、治る見込みはなく、毎日3回の点眼も医師(広大教授)からはっきり「気休めです」と言われる治療しか出来ない病気で、負担にしかならない検査であるにも関わらず、高くて辛い方の選択を促されると、やはり「この機械が高いからですよね」と思わざるを得ないわけです。
投稿: 工場長 | 2015年4月21日 (火) 22時30分
つまり機械による方が早期発見出来るということですね。眼科には緑内障は早期発見が重要だと書いてありましたが工場さんが治らないのは発見が遅れたからでしょうか。
投稿: 前期高齢者 | 2015年4月22日 (水) 00時20分
前期高齢者さん
緑内障は現代の医学では治すことのできない病気で、遺伝子治療を待つしかありません。
早期発見が言われているのは、進行を遅らせる可能性のある治療があることからですが、必ず進行を遅らせることができるわけではありません。
緑内障の進行を遅らせるのは眼圧を下げるということしかありませんが、私は低眼圧緑内障(正常眼圧緑内障)であり、大学病院でも「今の点眼は気休めで、もう少し研究が進むと全く意味がないことが分かるかも知れない」と言われました。
それに対し、治療には点眼、診察、検査に、平均寿命まで生きたとして、1000時間以上の人生と、50万円以上のお金を無駄に使います。
そして得られるものは全くない可能性が最も高く、もしかすると70代の数年の視力(視野)を失わずにすむかも知れない、ということだけです。
あくまで私の場合の結果論ですが、早期ほど失うものは多く、早期発見によって、得られるものが失うもの以上になるかは微妙なところです。
投稿: 工場長 | 2015年4月22日 (水) 07時30分
医は算術ですから、わざわざ高い機械を買ったのに、それを使わずに安くて手間のかかる検査は選ばんでしょう。
とはいえ、最近は学会でも、もっと動的視野検査をするように勧めていますね。
特に緑内障が進むと、全体を把握する必要があるから。
とはいえ、いくら検査しても治るわけじゃないので、どっちも意味ないですけどね。
緑内障はどうやっても治りませんし、進行を遅らせることすらできないのが普通ですから。
工場長さんが書かれているように、治療のできない病気の早期発見は失うものばかりで得られるものはありません。(キッパリ!)
投稿: 関係者 | 2015年5月 2日 (土) 05時27分
早期発見・早期治療で治る病気も多いと思うのですが、どうも私の場合、早期発見・早期治療で失うものの方が多かったようです。ただ、これはあくまで私個人の体験で、一般的ではないとも思います。
投稿: 工場長 | 2015年5月 4日 (月) 21時20分