光の卸売始まる
インターネットを使い始めて20年、毎年のように回線を変えて来ましたが、当初の「より速い回線」への乗り換えから、最近は専ら「より安い回線」への乗り換えです。
4年前に家を建て替えてからも、NTT、KDDI、メガエッグ、またNTTと変えていますが、ここに来て、またまた選択肢が拡がりました。
それは、NTTの光回線「フレッツ光」の卸売りが始まったからです。これにより、従来はNTTの光回線の場合、回線とプロバイダーISP(インターネットサービスプロバイダー)を別々に契約しなければならなかったものが、電力系や有線系のように、回線とプロバイダーの契約を、一本のサービスとして提供できるようになり、利用料金も安くなります。
そして、それに参入するのは従来のISPだけではなく、携帯電話事業者も、携帯電話と光のセット割を提供します。
各社の料金は公式サイトでも分かりますが、これに工事費無料や期間限定のキャンペーン、代理店の販促費(キャッシュバック)などが加わるので単純ではありません。
更に、総務省は「囲い込み競争」により、消費者が不利益を受けないように、以下のような注意喚起も行っています。
○利用者への注意喚起
サービス卸を利用した光サービスの転用(NTT東西の提供する光サービスから
卸先事業者の提供する光サービスへの乗換え)の勧誘に際しては、サービスの
内容が、利用者が現在利用しているサービスから何も変わらないと誤認するこ
とがないよう、以下について十分に注意喚起すること。
・サービスの提供者がNTT東西から変更されること。
・既存のプロバイダー契約の解除申込みが必要な場合にはその旨及び契約解除
料が発生する可能性があること。
・サービスの乗換えにより、メールアドレスが変更となる、これまで利用して
いたオプションサービスが利用できなくなる等の不利益事項が発生する場合
にはその旨。
・転用後に、NTT東西のサービスに戻る場合又は更なる別の事業者に乗り換える
場合は、卸先事業者との契約を解約し、NTT東西又は当該別の事業者と新規に
契約を締結する扱いとなることから、不利益事項が発生し得る(※)こと。
※卸先事業者の契約解除料が発生する可能性がある、契約IDが変更となる、
工事が発生する、宅内機器を交換する必要が生じる等。更なる別の事業者
に乗り換える場合には、これらに加えて、電話番号が変更となる。
○利用者の意思確認の徹底
利用者からの苦情、相談は利用者の意思確認が十分でない場合に発生するこ
とが多く、特に、電話勧誘販売及び訪問販売の場合には、そのようなケースが
多いことから、利用者の意思確認の徹底に努めること。
お金のことはともかく、見落としがちで取り返しのつかないのが「更なる別の事業者に乗り換える場合には、これらに加えて、電話番号が変更となる」という部分です。
従来はアナログ電話から移行した電話番号であれば、乗り換えで電話番号が変わることはありませんでしたが、今回の乗り換えでは変わらなくても、その次の乗り換えでは変わることがある、ということです。
既に、固定電話にかかってくるのは振り込め詐欺と、怪しい商品の売り込みしかないと考えれば問題ありませんが、その辺りのことも要注意です。
選ぶのも大変ですが、選ばなければ自動的に高い料金を払い続けるということになります。
ただ、選ぶことも出来ず高い料金を払わされているNHKの受信料や電気料金よりはマシなのかも知れません。
東電新会長「総括原価方式があるために日本の電力料金は韓国の2倍から3倍もする、アメリカの2倍もする」
https://www.youtube.com/watch?v=0EM26fPAcCc
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