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2014年12月 1日 (月)

自販機のソーラーパネル

紙屋町交差点近くの駐車場に置かれた自販機の上にソーラーパネルが乗せられていた。
近づいてよく見ると
「ecoる/ソーラー」
3時間の発電で、2日分の夜間照明がまかなえます。
と書かれたパネルが貼られている。

2日分の照明といっているから、全部の使用量を賄うということではないようだが、
それなりの節電効果はあるだろう。
自販機が人の目につくところに置かれていることで、再生可能エネルギーのPRにもなるだろう。
他の自販機でもやったらいい。

Image

ちょっと調べてみると、
清涼飲料自販機1台の電力使用量は平均して月間300kwhくらいらしい。
そういわれてもピンとこないが、
なんとに一般家庭1世帯当たりの電力消費量に相当するという。

清涼飲料自販機は全国に190万台くらいというから、  
190万台×1kwh/日→190万kwh/日ということになる。
電力使用量としても凄い量になる。

こうしてみると、
清涼飲料自販機が太陽光発電をしようとすることは、
再生可能エネルギー源、分散型エネルギー源としての啓発的効果があるというだけでなく、
同時にそれは、
清涼飲料自販機を設置しているコカコーラ等の企業自身にとっても、
大きな経費削減効果もあることと思うが、
実際はどうなのだろうか?

元安川

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最近の自販機も他の電気製品同様に省エネが進んでおり、
この10年で、その消費電力はほぼ半分になっています。

その省エネ技術は、ソーラーパネルの設置の他に、以下のような技術で実現しています。

ピークカット(夏場7〜9月は午前中に商品をしっかり冷やし、午後1〜4時の電力需要が高まる時間帯に冷却を止める)

ゾーンクーリング/ヒーティングシステム(庫内全部ではなく、売れていく商品だけを冷やしたり温めたりして電力消費量を減らす)

真空断熱材の使用(グラスウールなどを真空パックし金属フィルムなどで覆い、ためた熱や冷気を逃さずエネルギー効率を高める)

ヒートポンプの採用(効率良く冷やすだけでなく廃熱を使って暖めも行います)

学習機能(内蔵されたコンピュータがたくさん売れる時間とあまり売れない時間を記憶し、販売傾向を学習することによって消費電力を減らす)

調光機能(周囲の明るさに応じて、照明を最小のものにします)

あっさりと24時間消灯する

そして、LED照明やソーラ発電を搭載した自販機の登場です。

また、業界団体の公表値は(多めの可能性が高いのですが)清涼飲料水の自販機は全国で250万台となっています。

ただ、個人的には、311以降、爆発的に発電設備が増え、九州では電力の買い取りすら難しくなり、省エネと人口減少そして産業の空洞化が進行するなかで、効率を求めたり、無駄を排除することは良いとしても、電力需給において節約を求めることには疑問があります。

投稿: 元宇品 | 2014年12月 1日 (月) 08時40分


買い取れないほど電気が有り余る時代に節電など不要。
モノでもサービスでも大量に売れば安くなるのが当たり前だから、どんどん使って安く使う方が日本でしか通用しない省エネ技術にカネをかけるより合理的なはず。
そもそも日本の家電がダメになったのはリサイクルや省エネに無駄なカネをかけすぎたことも一因。
脱原発と100%自然エネルギーへのシフトを続けているドイツでは、町中の電灯をEV充電に変えていこうとしている。
電気を最も簡単に大量消費できるのは自動車だからである。
エネルギー先進国は効率的でクリーンな発電の普及と同時に、それを消費することも考えている。
モノを売るのに節約を呼びかける企業など、どこにもない。
投稿: 源氏 | 2014年12月 1日 (月) 10時11分

●少し細かくなりますが、数字のチェックとして

(1)自動販売機の普及台数(2005年。最近、飽和状態になったらしく、あ まり増減はない)
飲料:270万台
食品:10万台

(2)1台あたりの消費電力
飲料:2,200kWh/年・台(6kWh/日・台)
食品:2,600kWh/年・台

(3)自動販売機全体の消費電力((1)×(2))
飲料:60億kWh/年
食品:2.7億kWh/年

(4)1家庭の消費電力(2014年度)
一般的な家庭の消費電力:5,300kWh/年・戸

(5)太陽光発電パネルのモジュールあたり発電量
1枚でおよそ240kWh/年
コカ・コーラの上についているのは、1枚と思います。

(6)自動販売機の夜間照明
自動販売機には、夜間照明として40Wの蛍光灯が2~3本ついているので、平 均をとって計100Wとし、夜間12時間つけっぱなしとすると、消費電力は 1.2kWh/日・台、438kWh/年・台となる。
”ecoる/ソーラー”の自動販売機では、さらに待機時はイルミネーション、販売時 にのみ全点灯、販売回数の1/3が夜間、と想定しているので、438がさらに 大きく削減されている。
販売回数がどの程度かがわからないので、きちんとした評価はできないが、待機 時の消灯効果を考えると、100kWh/年・台程度になってもおかしくない。
そうすると、(5)の太陽光パネル1枚で2日分の発電が可能、というのはウソ ではない。

●太陽光パネルの効果

太陽光パネルによる発電でまかなっているのは、飲料自動販売機でいえば、 2,200kWh/年のうちの100kWh/年程度であって、全国のすべての飲料自動 販売機にこれを取り付けたとしても60億kWh/年のうちの1/22に過ぎない (2.7億kWh/年)。

●自動販売機の省エネ

実際には、太陽光のほか、製品ディスプレイにLEDを使ったり、人感センサーで 点灯したり、ピークカットの冷却を行ったり、さらにノンフロン・ヒートポンプ を搭載したりして消費電力の低減を図っているようです。
コカ・コーラは、これによって従来機と比べて40%の消費電力削減を行ったと 言っています。
これは大きい。全国に適用すると、その削減オーダーは24億kWh/年となります。

太陽光パネルは、目で見てそれとわかるので、PR効果は大きいと思います。啓発 の効果と、企業イメージPRの効果です。
しかし、太陽光発電による夜間照明が「日本の電力問題にとっても大きな意味」 があるというのは、いい過ぎかも。

●ちなみに、
100万KWの原発1基の発電量は、70億kWh/年です。

●まとめ
・飲料・食品の自動販売機は全体で、なんと100万KW級の原発1基分(福島第 1の1号機=46万KWに換算すると2基分)の電力を消費している。
・これを、経費削減と地球環境を守るという観点から、メーカーサイドは一所懸 命努力して、最近は従来に比べて1台あたり40%も消費電力を減らしたといっ ている。こういった努力は、日本の電力問題にとっても大きな意味のあることだ。
・省エネ型の自動販売機をもっと普及させてほしいし、自動販売機に限らず世間 一般の省エネ、自然エネルギー活用の努力に対してもエールを送りたい。この太 陽光パネルは(効果は微々たるものかもしれないが)、非常にわかりやすい例と して、その象徴とでもいうべきものだ。

投稿: 麦 | 2014年12月 1日 (月) 10時16分


元宇品様

丁寧なコメント、ありがとうございました。

自販機は、1960年代に日本に登場したそうですが、
以来、見かけは変わらなくても、
中身は随分進歩しているんですね。

でもコンビニコーヒーが登場したりして、
自販機自体は、これから一気に減少していくのでしょうかね。

世の中の変化は、なんとも凄まじいですね。

投稿: 元安川 | 2014年12月 1日 (月) 10時32分


源氏様

電気を売る会社が、電気を使わないようにして下さい、
というのは、矛盾してますよね。

当然その裏の意図を勘ぐりたくなりますね。

投稿: 元安川 | 2014年12月 1日 (月) 10時37分


麦様

素晴らしいコメントをありがとうございました。


・飲料・食品の自動販売機は全体で、なんと100万KW級の原発1基分(福島第 1の1号機=46万KWに換算すると2基分)の電力を消費している。

ということで、自販機を否定するのでなく、
再生可能エネルギーなりの新たなエネルギー確保の技術開発等に、進んで欲しいですね。

投稿: 元安川 | 2014年12月 1日 (月) 11時40分

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コメント

最近の自販機も他の電気製品同様に省エネが進んでおり、
この10年で、その消費電力はほぼ半分になっています。

その省エネ技術は、ソーラーパネルの設置の他に、以下のような技術で実現しています。

ピークカット(夏場7〜9月は午前中に商品をしっかり冷やし、午後1〜4時の電力需要が高まる時間帯に冷却を止める)

ゾーンクーリング/ヒーティングシステム(庫内全部ではなく、売れていく商品だけを冷やしたり温めたりして電力消費量を減らす)

真空断熱材の使用(グラスウールなどを真空パックし金属フィルムなどで覆い、ためた熱や冷気を逃さずエネルギー効率を高める)

ヒートポンプの採用(効率良く冷やすだけでなく廃熱を使って暖めも行います)

学習機能(内蔵されたコンピュータがたくさん売れる時間とあまり売れない時間を記憶し、販売傾向を学習することによって消費電力を減らす)

調光機能(周囲の明るさに応じて、照明を最小のものにします)

あっさりと24時間消灯する

そして、LED照明やソーラ発電を搭載した自販機の登場です。

また、業界団体の公表値は(多めの可能性が高いのですが)清涼飲料水の自販機は全国で250万台となっています。

ただ、個人的には、311以降、爆発的に発電設備が増え、九州では電力の買い取りすら難しくなり、省エネと人口減少そして産業の空洞化が進行するなかで、効率を求めたり、無駄を排除することは良いとしても、電力需給において節約を求めることには疑問があります。

買い取れないほど電気が有り余る時代に節電など不要。
モノでもサービスでも大量に売れば安くなるのが当たり前だから、どんどん使って安く使う方が日本でしか通用しない省エネ技術にカネをかけるより合理的なはず。
そもそも日本の家電がダメになったのはリサイクルや省エネに無駄なカネをかけすぎたことも一因。
脱原発と100%自然エネルギーへのシフトを続けているドイツでは、町中の電灯をEV充電に変えていこうとしている。
電気を最も簡単に大量消費できるのは自動車だからである。
エネルギー先進国は効率的でクリーンな発電の普及と同時に、それを消費することも考えている。
モノを売るのに節約を呼びかける企業など、どこにもない。

●少し細かくなりますが、数字のチェックとして

(1)自動販売機の普及台数(2005年。最近、飽和状態になったらしく、あ まり増減はない)
飲料:270万台
食品:10万台

(2)1台あたりの消費電力
飲料:2,200kWh/年・台(6kWh/日・台)
食品:2,600kWh/年・台

(3)自動販売機全体の消費電力((1)×(2))
飲料:60億kWh/年
食品:2.7億kWh/年

(4)1家庭の消費電力(2014年度)
一般的な家庭の消費電力:5,300kWh/年・戸

(5)太陽光発電パネルのモジュールあたり発電量
1枚でおよそ240kWh/年
コカ・コーラの上についているのは、1枚と思います。

(6)自動販売機の夜間照明
自動販売機には、夜間照明として40Wの蛍光灯が2~3本ついているので、平 均をとって計100Wとし、夜間12時間つけっぱなしとすると、消費電力は 1.2kWh/日・台、438kWh/年・台となる。
”ecoる/ソーラー”の自動販売機では、さらに待機時はイルミネーション、販売時 にのみ全点灯、販売回数の1/3が夜間、と想定しているので、438がさらに 大きく削減されている。
販売回数がどの程度かがわからないので、きちんとした評価はできないが、待機 時の消灯効果を考えると、100kWh/年・台程度になってもおかしくない。
そうすると、(5)の太陽光パネル1枚で2日分の発電が可能、というのはウソ ではない。

●太陽光パネルの効果

太陽光パネルによる発電でまかなっているのは、飲料自動販売機でいえば、 2,200kWh/年のうちの100kWh/年程度であって、全国のすべての飲料自動 販売機にこれを取り付けたとしても60億kWh/年のうちの1/22に過ぎない (2.7億kWh/年)。

●自動販売機の省エネ

実際には、太陽光のほか、製品ディスプレイにLEDを使ったり、人感センサーで 点灯したり、ピークカットの冷却を行ったり、さらにノンフロン・ヒートポンプ を搭載したりして消費電力の低減を図っているようです。
コカ・コーラは、これによって従来機と比べて40%の消費電力削減を行ったと 言っています。
これは大きい。全国に適用すると、その削減オーダーは24億kWh/年となります。

太陽光パネルは、目で見てそれとわかるので、PR効果は大きいと思います。啓発 の効果と、企業イメージPRの効果です。
しかし、太陽光発電による夜間照明が「日本の電力問題にとっても大きな意味」 があるというのは、いい過ぎかも。

●ちなみに、
100万KWの原発1基の発電量は、70億kWh/年です。

●まとめ
・飲料・食品の自動販売機は全体で、なんと100万KW級の原発1基分(福島第 1の1号機=46万KWに換算すると2基分)の電力を消費している。
・これを、経費削減と地球環境を守るという観点から、メーカーサイドは一所懸 命努力して、最近は従来に比べて1台あたり40%も消費電力を減らしたといっ ている。こういった努力は、日本の電力問題にとっても大きな意味のあることだ。
・省エネ型の自動販売機をもっと普及させてほしいし、自動販売機に限らず世間 一般の省エネ、自然エネルギー活用の努力に対してもエールを送りたい。この太 陽光パネルは(効果は微々たるものかもしれないが)、非常にわかりやすい例と して、その象徴とでもいうべきものだ。

元宇品様

丁寧なコメント、ありがとうございました。

自販機は、1960年代に日本に登場したそうですが、
以来、見かけは変わらなくても、
中身は随分進歩しているんですね。

でもコンビニコーヒーが登場したりして、
自販機自体は、これから一気に減少していくのでしょうかね。

世の中の変化は、なんとも凄まじいですね。

源氏様

電気を売る会社が、電気を使わないようにして下さい、
というのは、矛盾してますよね。

当然その裏の意図を勘ぐりたくなりますね。

麦様

素晴らしいコメントをありがとうございました。


・飲料・食品の自動販売機は全体で、なんと100万KW級の原発1基分(福島第 1の1号機=46万KWに換算すると2基分)の電力を消費している。

ということで、自販機を否定するのでなく、
再生可能エネルギーなりの新たなエネルギー確保の技術開発等に、進んで欲しいですね。

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