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2014年12月21日 (日)

工事現場とイベント

広島日赤病院の建て替え工事が進められている。

工事現場には工事用の仮囲いがされているが、
白い鉄板の上には愛と平和をテーマに、可愛らしい少女や鳩が描かれている。
国泰寺中学校美術部の作品だという。
上手い。
思わず見入ってしまう。


Image


通常工事用仮囲いというと、
危険防止のため、人が入って来られないようにということを専らとし、冷たく、無愛想なもんだが、
最近は、こうして絵が描かれたり、
緑の樹々の写真が貼られていたり、
企業のCMが描かれていたりする。

それはそれでいいことだと思うが、
どうせなら、工事現場の中の様子をもっと見られるようにしたらいい。

トラックが出入りし、クレーンが動いているのを見ると、
どんなものができるかの興味をかきたてられる。
工事現場の中には、鳶や沢山の職人の技があり、物語があるはずだ。

旭川動物園では、動物園の裏方を公開したことで、大幅に集客をアップしたというが最近は水族館、野球場のバッグヤードツアーも人気だという。

「鯉党のひろしま街づくり日記」さんのブログは、
そうした思いに応えてくれている。

寿司屋で、寿司職人が寿司を握るのをみているだけでも楽しい。
これもバックヤードツアーのひとつといえる。

建設の工事現場は、数千万円、数億円、数十億円、数百億円をかけた一大イベントと見なすことができる。
工事現場を公開することは新たな街の魅力を創りだすことにもなるはずだ。

色々問題はあるだろうが、
建設会社は工事現場の一般市民へ公開することを
是非検討して欲しい。

元安川

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昔、現場仕事をしていた頃、ゼネコンに提言した事がありますし、自分の著書にも書いたのですが、ことごとく無視されましたね~
やはり安全面がネックのようです!

投稿: 銀蔵 | 2014年12月21日 (日) 06時11分


銀蔵様

建設会社にとっては、
リスクはあるのに、
なんのメリットもないということでしょうね。
お金に換算できないメリットがあると説明できればいいのでしょうが、
難しそうですね。

投稿: 元安川 | 2014年12月21日 (日) 07時11分


テレビの「ビフォー&アフター」の人気の秘密も、
その工事過程の物語の面白さにあるのでしょうね。

投稿: 宇品灯台 | 2014年12月21日 (日) 12時50分


宇品灯台様

設計者、ゼネコン、下請け建設会社は、
次の仕事を受注するための、営業活動の一環として、
工事現場の様子をネットで発信する工夫はできないもんでしょうかね。
例えば、
工事日報のネット版を作ったらどうでしょうか。

投稿: 元安川 | 2014年12月21日 (日) 13時32分


最近の工事現場には、透明な板で工事状況がわかるような現場はありますよ。(見学できるスペースを確保している現場も)
誰にもわかるように見える場所に、工事の状況とか何をしているとかの看板を掲げている現場もあります。
朝礼の風景も見えるように、囲いで隠さない現場もあります。
見られることで、働く人達の意識も上がり、安全や確実性の向上にもつながるでしょうね。
ただ、民間の工事現場では難しいかも。
ある程度完成したら、工事現場のツアーがあればいいですね。
大学の専攻科で、やっているのもありますが。

投稿: やんじ | 2014年12月21日 (日) 15時35分


やんじ様

そうですね、
少しづつ工事現場の公開は進んでいるようにも感じますね。

投稿: 元安川 | 2014年12月21日 (日) 18時34分

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文化・芸術」カテゴリの記事

コメント

昔、現場仕事をしていた頃、ゼネコンに提言した事がありますし、自分の著書にも書いたのですが、ことごとく無視されましたね~
やはり安全面がネックのようです!

銀蔵様

建設会社にとっては、
リスクはあるのに、
なんのメリットもないということでしょうね。
お金に換算できないメリットがあると説明できればいいのでしょうが、
難しそうですね。

テレビの「ビフォー&アフター」の人気の秘密も、
その工事過程の物語の面白さにあるのでしょうね。

宇品灯台様

設計者、ゼネコン、下請け建設会社は、
次の仕事を受注するための、営業活動の一環として、
工事現場の様子をネットで発信する工夫はできないもんでしょうかね。
例えば、
工事日報のネット版を作ったらどうでしょうか。

最近の工事現場には、透明な板で工事状況がわかるような現場はありますよ。(見学できるスペースを確保している現場も)
誰にもわかるように見える場所に、工事の状況とか何をしているとかの看板を掲げている現場もあります。
朝礼の風景も見えるように、囲いで隠さない現場もあります。
見られることで、働く人達の意識も上がり、安全や確実性の向上にもつながるでしょうね。
ただ、民間の工事現場では難しいかも。
ある程度完成したら、工事現場のツアーがあればいいですね。
大学の専攻科で、やっているのもありますが。

やんじ様

そうですね、
少しづつ工事現場の公開は進んでいるようにも感じますね。

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