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2014年10月22日 (水)

ドンキホーテとオモチャ箱

八丁堀にドンキホーテができてもう数年経つ。
デパートほどに大きな規模だ。
1階から5階まで、
それこそオモチャ箱をひっくり返したような感じで商品が積まれている。
並べられているとはとてもいえない。
親に「もうちょっと整理しなさい」といわれそうだ。
どこに何があるのか、わからない。
自転車があるかと思うと、その隣にシャツがあり、お菓子があり、ビールが売られている。

デパートのように
婦人服売り場、スポーツ用品売り場・・・
と別れているわけではない。

一応雑貨のフロア、ブランドのフロアと別れているようだが、
単なる目安にすぎない。

どこに何があるのかさっぱりわからない。

しかしお客はそうしたことを承知しるのだろう、
「○○売り場はどこですか?」なんて尋ねる人もいないようだ。

客は歩いていて、
「アッ、これ、面白い。
安い!」
といって買うようだ。

レジは食品スーパーのように1階の出口にあるだけだ。
これだけでかい売り場に対したった1箇所しかない。

営業時間は朝の10時から翌朝5時まで、
とメチャクチャ長い。

ドンキホーテは、確かに安いことは安いが
およそ「お店とはこうあるべきだ」
というセオリーにことごとく反している。
無視しているというべきかもしれない。

Image


雑誌文藝春秋の10月号に
ドンキホーテの創立者安田隆夫氏の「わが一代記」が載っていた。
これが面白い。

安田氏は安保闘争で世の中が騒然としていたころ、
岐阜県大垣市から出てきて、慶應義塾大学に入ったが、
まわりは皆いいとこのお坊ちゃんばかり、このまま卒業してもこいつらにとても勝ち目はないと、
鬱々とし、大学には殆ど行かず、麻雀に明け暮れていた。
留年したら、送金も止められてしまった。
卒業してからは小さな不動産会社に就職したが倒産してしまった。
いくつかの会社を転々とし、その間に溜め込んだ金を元手に、
メーカーや問屋の倉庫に置かれている廃棄寸前の品物を譲ってもらい、
18坪のお店に積みあげた。
これが売れた。
買いにきた客は皆深夜だった。

商品はドーンの不定期に入ってくる、
それを棚という棚にぎっしりと詰め込んだ。
「見えにくく、買いにくく、取りにくい」
お客にとってはそれが「何か掘り出し物があるのではないか」
という期待感になったようだ、
という。

いわゆるお店の理論は何も知らない、
元々お金もなかった、
売れるから、それを発展させていったら今の形になった、
のだというのだ。

今では年商6千億円を越え、
三越・伊勢丹グループ、エディオン等に迫ろうとしている。
もう立派な大企業だ。

今は、誰もが
「必要な物はもう持っている、
とりたてて欲しい物はもうない」
という時代にあって、
ドンキホーテは買い物を完全な遊びにしたようだ。

オモチャ箱をひっくり返した時の興奮、
誰かにプレゼントを貰って、包み紙を開ける時のときめき、
定価より安く買えたという時の得したという思い、
が、ドンキホーテに行けば、
さしてお金をかけずに、
味わえるというわけだ。

安田氏は教科書で勉強するのでなく、
頭だけで考えるのでなく、
汗水たらし、その場その場で全身全霊でやってきたら、
結果こうなったというのだ。

安田氏はいつの間にか、
全く新しいビジネスモデルを創り出したようだ。

面白い時代になったもんだ。

元安川

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100均ショップのダイソウは広島発のビジネスですね。

投稿: 宇品灯台 | 2014年10月22日 (水) 17時00分


宇品灯台様

創業者の矢野博丈さんは、既存のシステムからドロップアウトした人のようですが、
そんな人が全くオリジナルなビジネスモデルを創り出すというのが、
面白いですね。

投稿: 元安川 | 2014年10月22日 (水) 18時37分

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コメント

100均ショップのダイソウは広島発のビジネスですね。

宇品灯台様

創業者の矢野博丈さんは、既存のシステムからドロップアウトした人のようですが、
そんな人が全くオリジナルなビジネスモデルを創り出すというのが、
面白いですね。

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