明日の神話
あの岡本太郎制作の壁面「明日の神話」は、
今JR渋谷駅と京王井の頭線渋谷駅を結ぶ連絡通路の壁面に飾られている。
凄い迫力だ。
縦5.5メートル、横30メートルというが、本当にでかい。
大空間の人の手の届かない高さに飾られていることもあって、
通路を通る人が小さく見える。
第五福竜丸が被爆した際の水爆の炸裂の瞬間をテーマにしているということもあって、
広島市も誘致しようとしたが、失敗した。
絵はアスベスト製のパネルにアクリル系塗料で描かれているというが、
壁に直接描かれているかのように見え、
何のカバーもされていない。
アスベスト製のパネルに描かれているということは、
Wikipediaにも書かれていることで、誰でも知っていることだと思うが、
誰もパネルがアスベスト製だから危険だといわない。
どうしてだろう?
一時期、体育館等の公共建築物にアスベストが使われているといって、大騒ぎになり、撤去したことがある。
アスベストは
耐久性、耐熱性、耐薬品性、電気絶縁性などの特性に非常に優れ、安価でもあるため、
パネルとして、吹き付け材として、大量に使われた。
しかし空中に飛散した石綿繊維を吸入すると、
肺癌や中皮腫の誘因となることが指摘され、
その後、
作業員が防塵マスクをつけても、リスクがあるといわれながら、撤去してきた。
そのアスベストのパネルががこんなに人通りの多いところに、
カバーもなく置かれているとは、
どうしてだろう。
東京は直下型地震もあり得るといわれている。
そんな時、この巨大なパネルが壊れ、
粉々になったらどうするんだろう。
何かきちんとした対策が講じられているのだろうか。
広島への誘致運動がされている頃、
「明日の神話」がアスベストのパネルに描かれているから心配だと議論にならなかったように記憶しているが・・
元安川
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