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2014年7月11日 (金)

想定外は免罪符?

「7月としては最大級」と言われた台風が通りすぎて行きました。

気象庁は「これまでに経験したことのない大雨」「重大な危機が迫った非常事態」とまで言っていましたが、個人的には、最大の被害は暑くなったことでしょうか。

それにしても、原発が爆発して以来「想定外」「記録的な」「観測史上初の」「過去に例の無い」「これまでに経験したことのない」という表現が多くなっていますが、どうも政府や行政の怠慢の免罪符に使われているような気がしてなりません。

そもそも、気象庁が使う「観測史上」が、アメダスで記録されている僅か2〜30年の範囲で、30代以上の世代なら経験していることであったり、「その町」のことで、隣町では経験していることであったり、と、言葉から受ける印象とは随分違う場合が少なくありません。

今に、7月前半としては最大級、7月第一週としては最大級、7月11日としては最大級となるのでしょうか。

あるいは、最近では250m単位で降雨量も分かりますから「◯◯町一丁目では経験したことのない大雨」とでもなるのかも知れません。

原発は十万年に1度の事故を想定して作られています。50基あれば2千年に一度の過酷事故が想定内です。それが僅か3〜40年で複数の原発が爆発したとなれば、想定外というより、想定=設計が間違っていたということです。

災害についても同様です。

今「かつて経験のない」と報じられているものの多くは、せいぜい数十年に1度レベルのものばかりです。

つまり、日本政府は数十年に1度の災害にも耐えられない国を作っているということなのでしょうか。

広島市でも1991年の台風19号でかなり大幅な水害・塩害対策が行われたものの、それまでは台風被害の復旧は「旧に復する」つまり、元に戻すだけで、同じ規模の台風が来る度に壊れ、復旧工事を繰り返している場所がいくつもありました。

まるで工事業者の仕事を確保するために、それ以上の復旧=災害対策は認められていないような、そういう印象すら持っていました。

いずれにしても、人類は「同じ過ちは繰り返さない」ことで進歩していくべきで、僅か数十年のことを「かつて経験のない」と済ませてはいけないと思うわけです。

ちなみに以下は気象庁のデータですが、台風が増えているようには見えません。

Photo

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個人の撮った動画をTVが取り上げることで、
何か凄いことが、台風の経路で起こっているという感じになります。
情報は嘘をつくということも、知る必要があるようですね。

投稿: 宇品灯台 | 2014年7月11日 (金) 09時48分


災害復旧事業は、原状回復事業なのですよね。
以前地滑りして水路が埋まってしまったところがあったのですが、
ほんの数メートルしか工事してもらえませんでした。
その両脇がまた崩れるのです。
地域全体から設計するということから始めないと、また同じことが繰り返されます。

投稿: ペア | 2014年7月12日 (土) 06時49分

宇品灯台さん
映像というのは本当にインパクトがあります。
ドライブレコーダーの普及で、多くの交通事故も撮影されていますし、皆がスマホ(=ハイビジョンビデオカメラ)を持つことで従来は見過ごされていた竜巻なども多く撮影されるようになりました。

マスコミはこれらの映像を組み合わせて、自由自在に「事実とは違う現実」を作り上げているように感じます。

投稿: 工場長 | 2014年7月12日 (土) 15時36分


ペアさん
書かれている通り災害復旧工事は、大震災などのように、本当に大きな被害が出ないと、原状回復を繰り返すばかりで土建屋さんが儲かるばかりに思えます。

そして、そう思われないために、政府やマスコミは、敢えて大袈裟な表現を使っているのではないかとさえ思います。

投稿: 工場長 | 2014年7月12日 (土) 15時38分


今朝ニュースで「猛雨」という言葉を聞いて吹き出しました。
どんどんエスカレートして、今にスーパー豪雨、ハイパー豪雨、ウルトラ豪雨、ミラクル豪雨、アルティメット豪雨となるのでしょうか(笑)

このところ東京での浸水被害などがやたら報じられますが、1980年代まで1年に5000件から7000件はあった東京都区部の床上浸水が、1980年代の後半からは100件程度と激減しています。これは主に「気候が穏やかになった」せいですが、それを真反対の印象を持つように報道する理由は単に責任逃れだけでもないように思います。

よほど隠したい事があるのでしょう。この異常な情報操作は、そうとしか思えません。

投稿: お天気オジサン | 2014年7月21日 (月) 09時47分


お天気オジサン
大雨、豪雨、猛雨、激雨、暴雨と色々な表現はありますが、学術的には雨量などに基づいた明確な定義はないようですから、いくらでも印象操作は出来そうです。

それにしても5000件から7000件が100件になったのであれば、治水の成果を自慢しても良さそうなものですが、敢えてそれをせずに大袈裟な報道を繰り返しているのは何故なのでしょうね。

やはり、そこまでして隠したい何かがあるのでしょうか。

投稿: 工場長 | 2014年7月22日 (火) 21時39分

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経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

個人の撮った動画をTVが取り上げることで、
何か凄いことが、台風の経路で起こっているという感じになります。
情報は嘘をつくということも、知る必要があるようですね。

災害復旧事業は、原状回復事業なのですよね。
以前地滑りして水路が埋まってしまったところがあったのですが、
ほんの数メートルしか工事してもらえませんでした。
その両脇がまた崩れるのです。
地域全体から設計するということから始めないと、また同じことが繰り返されます。

宇品灯台さん
映像というのは本当にインパクトがあります。
ドライブレコーダーの普及で、多くの交通事故も撮影されていますし、皆がスマホ(=ハイビジョンビデオカメラ)を持つことで従来は見過ごされていた竜巻なども多く撮影されるようになりました。

マスコミはこれらの映像を組み合わせて、自由自在に「事実とは違う現実」を作り上げているように感じます。

ペアさん
書かれている通り災害復旧工事は、大震災などのように、本当に大きな被害が出ないと、原状回復を繰り返すばかりで土建屋さんが儲かるばかりに思えます。

そして、そう思われないために、政府やマスコミは、敢えて大袈裟な表現を使っているのではないかとさえ思います。

今朝ニュースで「猛雨」という言葉を聞いて吹き出しました。
どんどんエスカレートして、今にスーパー豪雨、ハイパー豪雨、ウルトラ豪雨、ミラクル豪雨、アルティメット豪雨となるのでしょうか(笑)

このところ東京での浸水被害などがやたら報じられますが、1980年代まで1年に5000件から7000件はあった東京都区部の床上浸水が、1980年代の後半からは100件程度と激減しています。これは主に「気候が穏やかになった」せいですが、それを真反対の印象を持つように報道する理由は単に責任逃れだけでもないように思います。

よほど隠したい事があるのでしょう。この異常な情報操作は、そうとしか思えません。

お天気オジサン
大雨、豪雨、猛雨、激雨、暴雨と色々な表現はありますが、学術的には雨量などに基づいた明確な定義はないようですから、いくらでも印象操作は出来そうです。

それにしても5000件から7000件が100件になったのであれば、治水の成果を自慢しても良さそうなものですが、敢えてそれをせずに大袈裟な報道を繰り返しているのは何故なのでしょうね。

やはり、そこまでして隠したい何かがあるのでしょうか。

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