極普通に考えれば、日本では自衛隊の存在自体が憲法違反です。
私が学生の頃は、多くの憲法学者もそう考えており、法律の専門家で自衛隊を違憲だと考えないのは、政府と最高裁くらいのものでした。自民党内にも、そう考える議員は多くいます。だから憲法改正を掲げた自民党が出来たわけです。
今でも自衛隊の存在を認めるのは、せいぜい国民の生命と財産を守る個別的自衛権として認められているくらいで、集団的自衛権が認められていないのは明らかなことです。
それを「限定的」とか「必要最小限度」として行使してしまえば、どうなるでしょうか。
万が一、その結果として自衛隊が亡くなれば、違憲行為による国家賠償で訴訟が起き、その賠償額も通常の補償を遥かに上回ることでしょう。
あるいは、集団的自衛権の行使によって派兵される自衛官は、違憲を盾に出動命令を拒否できるでしょうし、現場の指揮官も攻撃命令を拒否できるでしょう。
それに、もし、集団的自衛権の行使による攻撃の報復で国民に被害が出た場合、それも政府の違憲行為による国家賠償で訴訟できます。
更に、新3要件により、益々いざという時の違法性は問いやすくなりました。
どうせ、その賠償費用の出処は国民の財布だとしても、それだけのリスクを負ってでも、政府の解釈だけで集団的自衛権を容認する意味はあるのでしょうか。
あるいは、最初から、そんなリスクを冒す気はなく、それにより関連企業が儲かれば良いということなのでしょうか。
2分でわかる!集団的自衛権「ほぼAtoZ」
https://www.youtube.com/watch?v=5d66mRUASZM
ちなみに、集団的自衛権の行使容認を巡り、政府に批判的な意見書を可決した地方議会が2014年6月27日現在で、139議会に上ることが、分かったということです。
広島市議会は議会開催中ですが、どうするのでしょうか。
◇集団的自衛権を巡り政府に批判的な意見書を可決した地方議会◇
<北海道>札幌市▽芦別市▽小樽市▽士別市▽留萌市▽奈井江町▽仁木町▽本別町▽斜里町▽上川町▽森町▽南幌町▽日高町▽八雲町▽広尾町▽江差町▽池田町▽洞爺湖町▽余市町▽津別町▽北竜町▽中川町▽新得町▽小清水町▽中札内村▽更別村▽占冠村▽音威子府村
<青森県>青森市
<岩手県>遠野市▽花巻市▽宮古市▽奥州市▽二戸市▽一関市▽軽米町
<福島県>南相馬市▽石川町▽三春町
<茨城県>取手市▽美浦村
<埼玉県>越谷市▽鳩山町▽宮代町▽ときがわ町
<東京都>小金井市
<神奈川県>藤沢市▽大和市▽座間市▽葉山町▽大磯町
<新潟県>五泉市▽阿賀野市▽湯沢町
<山梨県>甲府市▽市川三郷町
<長野県>県▽長野市▽佐久市▽中野市▽千曲市▽富士見町▽小布施町▽南木曽町▽飯綱町▽下諏訪町▽飯島町▽松川町▽上松町▽木曽町▽山ノ内町▽坂城町▽小海町▽長和町▽辰野町▽高森町▽泰阜村▽木祖村▽中川村▽大桑村▽生坂村▽山形村▽筑北村▽松川村▽野沢温泉村▽阿智村▽豊丘村▽南箕輪村▽青木村▽大鹿村▽喬木村▽宮田村▽下条村
<岐阜県>県▽山県市▽可児市▽関市▽羽島市▽瑞穂市▽本巣市▽白川町▽岐南町
<愛知県>大府市▽岩倉市▽扶桑町▽武豊町▽大口町
<三重県>桑名市▽川越町▽大台町
<滋賀県>大津市▽湖南市▽守山市▽米原市
<京都府>向日市▽長岡京市
<大阪府>吹田市
<兵庫県>加古川市▽香美町
<奈良県>川西町
<鳥取県>湯梨浜町
<広島県>庄原市
<高知県>土佐市▽香南市▽田野町▽本山町▽四万十町▽いの町
<福岡県>大牟田市▽太宰府市▽中間市▽苅田町▽宇美町
<佐賀県>大町町
<長崎県>長与町
<沖縄>那覇市▽名護市▽読谷村▽北中城村
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一昨日からRIMPAC始まりました。環太平洋に23か国25000人参加し、中国初参加で海軍4隻 1100人参加ですが、中国海軍にとっては画期的なことです。なにしろ主力艦艇は星条旗と五星旗掲げている訳ですから。
中国国内では「中米保持交流有助関係穏定」と報じています。
日本が膨大な国土を失った震災の復興を後回しに、有りもしない中国の脅威から国を守るためと称し、米国に対する集団的自衛権の行使ができるように無理なことを考えている最中、その中国と米国の最新鋭艦艇がかなりの期間にわたってハワイベース に太平洋で軍事演習繰り広げるということです。
一体、日本政府は何をしているのでしょうか。
そして、これを報じない日本のマスコミは、どうなっているのでしょうか。
投稿: 中国在住 | 2014年6月29日 (日) 07時33分
中国在住さん
確かに今年のリムパックは見事なまでに報道がありませんね。意外に事実を正確に報道する産経のネットニュースでは見ましたが、本当に小さな扱いでした。
それでも、米国が軍事演習に中国を招待したことは「中国の脅威」を訴える日本にとって非常に大きな出来事だと思いますが、そういうことには全く触れられていませんでした。
投稿: 工場長 | 2014年6月29日 (日) 18時10分
北朝鮮がミサイルを発射しました。中国は米国や日本に擦り寄る偽りの姿勢を見せながら、北朝鮮に日本を攻撃させるでしょう。史記や三国志の時代から、かの国は謀略を当然の手段とする信用のおけない国です。今こそ、日本は集団的自衛権を確立して普通の国になるべきです。国家の存続こそが国民の最優先される義務なのですから
投稿: 最後まで安倍総理支持 | 2014年6月29日 (日) 20時04分
最後まで安倍総理支持さん
現在行われている環太平洋合同演習に中国軍を招待したのは米国です。日本に対して再三「中国を刺激しないように」警告しているのも米国です。どう見ても、中国に擦り寄っているのは米国でしょう。
「国家の存続こそが国民の最優先される義務」こそが最も大きな間違いです。国家は国民のためにこそあるので、主権はあくまで国民にあるべきです。
私の母は終戦の時、勤労奉仕で兵器工場で働いていましたが、日本軍が「主権」を握っていた時より、連合国軍占領下の方が遥かにマシだったと行っていました。
多くの日本国民が、日本の政府より中国共産党政府の方がマシだと思うようなことにならないことを祈っています。
投稿: 工場長 | 2014年6月29日 (日) 20時45分
売国奴好きさんへ
横からですが…
もし北朝鮮が軍事行動に出れば、それこそ今環太平洋で合同軍事演習をしている連合軍にあった言う間に潰されるでしょう。
そうなれば、困るのは中国や韓国です。
そんなバカをするほど北朝鮮の指導者もアホではありませんよ。
安倍さんほどアホなら分かりませんけどね(笑)
投稿: ゴリ | 2014年6月29日 (日) 22時02分
「自衛」いう言葉に、多くの人は惑わされいて、国民に本質隠していますね。
国守るためのそれなりの力は必要だと思います。これを否定するのは、家の戸締まりや防犯。警察。海上保安さえも、否定せざるおえないと思います。
先の日本の戦争は、アメリカの圧力等により、日本へ石油の輸入を遮断したのも、開戦の理由だったと思います。
それは、日本の存続の危機でああり、国民生活を危険に陥れてしまうからという理由で、戦争を拡大しました。自衛のための戦争です。
安倍総理等自民党は、同じ理由で戦争ができるようにしています。
また友好国の戦争に加担するということは、その敵対国にたいして「宣戦布告」をすることです。
集団的自衛権では色々なことを想定していますが、現実は色々な要素が複雑に絡み合って起こる事の方が多く、想定外になることの方が多いでしょう。
原発もそうですが、都合の良い想定ばかりを並べて、肝心なことを隠したりうやむやにして、いかにも全てに対応できるように国民を欺いてきました。
安倍政府と自民党が言っているのは交戦権の復活で、どんなに解釈を変えようとも、沢山の想定をしようとも、明らかな憲法違反ですね。
また、政府自民党は、日本国憲法より、国際法を優先していると思います。
これって、日本国民を愚弄していませんか。
国際貢献は、多くの国が日本に望むのは、平和的であり、その国の発展に寄与することではないでしょうか。
日本に武力行使を望んでいるのは、アメリカであり、それはアメリカに属する軍隊として自衛隊を所属させることせようね。
また、アメリカの大企業が儲けるための戦争に、アメリカの税金と若者の命を沢山失うと、国内からの反発が強くなるのは、今までのアメリカの利権戦争で証明されています。
ですから、アメリカ軍の変わりに、日本の税金と若者の命でアメリカの企業が儲かる戦争をさせればいいのです。
それと、公明党は、創価学会の集会に出席し、学会の若い人達、自衛隊に入隊し戦争に備えて欲しいと、また父母には、貴方達の子供を戦争で死なせる道を選びましたから、進んで子供を出兵させ、「万歳」と送り出して下さいというべきですね。
それよりも、創価学会は、戦争を反対して生まれて組織でもあったはずですから、公明党を切るべきですね。若者命より、自分たちの政治利権を優先している党なんですから。
投稿: やんじ | 2014年6月30日 (月) 10時54分
ゴリさん
今、我が国の首相はアジアを不安定化させる「アジアで最も危険な人物」というレッテルを貼られていますから、北朝鮮の指導者以上ですね。
投稿: 工場長 | 2014年6月30日 (月) 21時12分
やんじさん
最後は「集団的自衛権」という言葉も外すかも知れない、ということですが、与党の議論は本当に言葉遊びですね。
投稿: 工場長 | 2014年6月30日 (月) 21時13分
こんばんは。
>極普通に考えれば、日本では自衛隊の存在自体が憲法違反です。
私が学生の頃は、多くの憲法学者もそう考えており、法律の専門家で自衛隊を違憲だと考えないのは、政府と最高裁くらいのものでした。
全く同感です。
文理解釈として自衛隊が憲法違反であることは明らかです。
それを認めよというのなら,解釈改憲ではなく堂々と憲法を改正すればよいのですし,それをやれるだけの絶対安定多数があるのになぜしないのでしょうか。
やはり良心の呵責があるのですかね?
投稿: もみじ日記 | 2014年7月 1日 (火) 00時39分
広島市議会は「憲法解釈の変更による集団的自衛権行使を容認しないことを求める意見書案」を否決しました。地元メディアは、これをトップで扱い批判すべきですが、小さく事実を伝えるのみ。国際平和都市が呆れます。
投稿: 通りすがり | 2014年7月 4日 (金) 14時20分
もみじ日記さん
なにしろ違憲判決の出ている選挙で選ばれた議会が動かしている国ですが、もっと根本から議論が必要ですね。
いずれにしてもなし崩し的な変更が最も問題だと思います。
投稿: 工場長 | 2014年7月 4日 (金) 19時48分
通りすがりさん
広島市議会の議決は本当に残念で情けないですね。
平和宣言でも集団的自衛権について触れるかどうか検討されているようですが、同じ結論でしょうね。マスコミも機能していないように感じます。
投稿: 工場長 | 2014年7月 4日 (金) 19時49分
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