妊婦に貼り薬禁止
厚生労働省は一昨日(2014年4月30日)外用消炎鎮痛剤「モーラステープ」を使った妊娠中の女性の胎児が、心臓から肺に血液を送る肺動脈の血圧が高くなる「肺高血圧症」になるなどの副作用があるとの報告が続いているので、妊娠後期の女性への使用を禁じ、妊娠中期の女性には必要最小限の使用とするよう指示したということです。
以前、ある医師に聞いたところ、初診の問診票でも、目薬や貼り薬などの外用薬は書かない人が多いそうです。
つまり、内服薬や注射のように、明らかに体の中に入れるものでなければ、体の内部には影響がないと考えている人が多いということです。
殺虫剤を作っているメーカーの社長は「殺虫剤がまさにそうだが、これからは人間の薬も内服薬や注射ではなく、より負担の少ないスプレーや貼り薬が主流になる」と言っていました。
アメリカではインフルエンザワクチンもスプレー式のものが普及していますし、日本でも京都薬科大などが「痛くない貼るワクチン」を開発中のようです。
これからは注射のように痛かったり、内服薬のように面倒なものから、より手軽な貼り薬に変わっていくものも多いと思いますが、その前に、貼り薬や目薬も体内に吸収されるもので、良くも悪くも全身的な影響があるという認識が必要だと思います。
ちなみにモーラステープやボルタレンテープは剥がした後も薬剤が残るので、紫外線で光線過敏症(光接触性皮膚炎)を起こすことがあります。原則、日光の当たる場所は避けた方が良いものですが、そうした注意もしない医師・薬剤師が多いように思います。
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日光に当たらないようにという注意は受けたことがありますが、胎児に影響するというのはビックリです。
近所に沢山あるからと他人にあげている人がいますが、やはり医師が処方する薬というのはそれだけ危険もあるので、素人が勝手に使ってはいけませんね。
投稿: アコ | 2014年5月 2日 (金) 10時20分
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日光に当たらないようにという注意は受けたことがありますが、胎児に影響するというのはビックリです。
近所に沢山あるからと他人にあげている人がいますが、やはり医師が処方する薬というのはそれだけ危険もあるので、素人が勝手に使ってはいけませんね。
投稿: アコ | 2014年5月 2日 (金) 10時20分