アップルの新技術ー次は自動車
アップル社は、パソコン、音楽プレーヤー、スマホと次々に新しいカテゴリーに革新的な製品を投入して、世界を変えてきましたが、次は自動車なのでしょうか。
アップルは今年の3月にカープレイという自動車向けのシステムを公表していますが、その時の提携自動車メーカーは、イタリアのフェラーリ、ドイツのメルセデス・ベンツとBMWグループ、米フォード・モーター、米ゼネラル・モーターズ(GM)、スウェーデンのボルボ、英ジャガー・ランドローバー、フランスのプジョーシトロエングループ、韓国の現代自動車などが並び、日本のメーカーでは、トヨタ自動車、ホンダ、日産自動車、三菱自動車、富士重工業、スズキなどがカープレイを採用すると発表しています。
2014 Mercedes C-Class - Apple CarPlay demo
https://www.youtube.com/watch?v=WCH0rdvnUh4
この動画にあることは、既にiPhoneやiPadを車に持ち込むだけで今すぐにでも出来ることばかりです。5年前に買ったプリウスでもBluetoothでカーナビとも繋がりますから、マイク付きのイヤホンなど使わなくてもハンドルのボタンを押すだけでSiriと会話できます。
Apple Siri日本語版
https://www.youtube.com/watch?v=4K9F6enKR2E
しかも、この動画より、今はもっと進化しています。
7年前にカーナビ付きの車に乗るまで「カーナビなんて必要ない」と思っていましたが、今やカーナビなしの車には乗れません。目的地までのナビゲートはもちろん、渋滞の回避から、到着予想時刻は当然として、エンジンをかければ今日の日付と相応しい挨拶(朝なら「おはようございます」、クリスマスなら「メリークリスマス」)とスケジュールの表示、ECTカード挿入のチェックまで行ってくれます。おまけにコスプレ付きです。
エコ運転をしようと思えば、リアルタイムな燃費が表示されますので、それを見ていれば自然にエコ運転になります。Bluetooth対応の携帯であれば、携帯に触れることなくハンズフリーの通話ができますし、縦列駐車や車庫入れの誘導のバックモニターもナビの仕事です。外が暑いのは寒いのか、外気温も窓を開けなくても分かります。
時速50キロ以上で走る時には、レーダークルーズでアクセルもブレーキもクルマにお任せです。
これらの技術は既に十年以上前からあるものばかりです。
アップルがこれまで作ってきたものは全く新しいものではありません。
ジョブズはそれを「再発明」と言いましたが、既存技術のブラッシュアップで全く新しい世界を創りだしてきました。
そうしたことは日本の得意技だったはずですが、携帯音楽プレーヤーも携帯電話も、日本の得意分野を、日本の得意なやり方で奪われてしまいました。
アップルの新技術には期待しながらも、日本のメーカーの活躍にも期待したいものです。
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たわけさん
また記事に書きますが、3Dプリンターの遅れも気になるところです。
投稿: 工場長 | 2014年5月11日 (日) 11時07分
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モノづくり日本も終わった感がありますね。
投稿: たわけ | 2014年5月10日 (土) 15時04分
たわけさん
また記事に書きますが、3Dプリンターの遅れも気になるところです。
投稿: 工場長 | 2014年5月11日 (日) 11時07分