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2014年4月18日 (金)

論文は仮説

「効果が怪しい」そう思われる商品の広告に必ずと言って良いほど登場するのが「特許出願中」あるいは「特許取得」あるいは権威のある博士や雑誌の学術論文などの紹介です。

そうした「権威付け」により、その商品の持つ性能や効果を証明しようとするものですが、実際には何の意味もありません。

その商品の価値と特許出願には何の関係もありませんし、仮に特許出願中(正確には「特許出願済み」ですが)が「特許取得」になったところで「単に他の人より先に思いついた」ということの証明でしかなく、それが有用なものか、効果のあるものか、という根拠にはなりません。

学術論文も「自分はこう考える」というだけのことで、例えネイチャーの論文でも間違ったことはいくらでもあり、地球温暖化、その人為説など相反する結論を示す論文はいくらでもあります。タバコで肺がんになるということさえ否定する論文は沢山あります。

ある栄養食品などについて、その効果を示す論文が一つもなければ、その効果も疑わしいとは思いますが、論文があったから効果があるとは言えません。

論文はあくまで仮説であり、それが定説になるには時間がかかりますし、その定説もまた覆されることがあります。

STAP論文の笹井氏の会見について報道した番組で「一旦、仮説に戻す」というような解説がありましたが、論文しかも最先端科学に関する論文ですから、最初から仮説なのは当たり前のことです。

そのモノそのものが確認できなくても、そのモノがなければ説明が付かないので、そのモノの存在を論文にすることも普通のことです。

「20世紀最大の発見」と言われるDNA構造の発見でノーベル生理学・医学賞を受賞したのは、ネイチャーに掲載されたワトソン・クリックの論文ですが、全体で2ページ(900語)しかなく、実験データも自らのものは殆どなく、写真どころか詳細な説明すらない、というものでした。

論文とは、そうしたもので、それを実証し、世の中に役立てるには、多くの学者の研究と長い期間が必要です。

そして、多くの研究や論文はその過程で淘汰されますが、だからそれらの研究や論文が無意味というのも違います。研究とはそうしたものだからです。

因みに、STAP細胞については、ハーバード大学のバカンティ教授のチームが「生物の成体に小さなサイズの細胞が眠った状態の多能性細胞が存在するのではないか」という仮説を提唱し、小保方氏の論文はこの仮説を検証する過程で「細胞が刺激により多能性細胞に変化する」という新たな仮説を立て、実験を繰り返し研究し、その結果が以下の論文としてネイチャーに投稿され、ネイチャーの査読を通って掲載されたものです。

もし、まだ小保方氏のネイチャー論文を読まずに批判だけしている人がいれば、無料で公開されているので、是非一度読むべきだと思います。70枚に及ぶ画像や動画の僅か2枚の写真が仮に不適切であったとしても、一体どれほどの影響があるものか…

Stimulus-triggered fate conversion of somatic cells into pluripotency
http://www.nature.com/nature/journal/v505/n7485/pdf/nature12968.pdf

Bidirectional developmental potential in reprogrammed cells with acquired pluripotency
http://www.nature.com/nature/journal/v505/n7485/pdf/nature12969.pdf

STAP細胞論文の共著者・笹井芳樹氏が会見
https://www.youtube.com/watch?v=xu-XUie-Hbc

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全ての研究、ビジネスは仮説からスタートします。
その典型がベンチャービジネスでしょう。
その殆どは失敗しますが、
中にはビル ゲイツ、スティーブ ジョブズのように成功するケースもあります。
STAP細胞説は最高に夢のある仮説です。
よってたかって壊してしまうのでなく、
よってたかって
応援したいですね。

投稿: 宇品灯台 | 2014年4月18日 (金) 09時45分


ぼくも論文を書いていますが、コピペもあり得ないし、研究ノートが数冊もあり得ない。
そんなのは研究とは言いませんが。

投稿: 研究生 | 2014年4月18日 (金) 09時57分


宇品灯台さん
官僚の世界は減点主義ですが、ビジネスでも研究でも、それでは新しいものは何も生まれないと思います。

既にアメリカでは応用に成功していると報じられているのに、日本では「あるのかないのか」という議論に終始していることが、とても不思議です。

投稿: 工場長 | 2014年4月18日 (金) 10時02分


研究生さん
あなたにコピペが許されていないのは、勉強中の身であり、コメントからも分かりますが、文章も未熟だからでしょう。文字の書けない子がパソコンで作文を書こうとすれば、まず手書きで書くように言われるでしょう。

ただ、その段階が過ぎていると指導者が思えば、著作権のない事実の記述などをコピペするのは何の問題もないはずです。

研究ノートについては、研究を公知ではなく、個人や組織の権利=利益にしようと思えば重要になることもあるので、これも勉強しておいた方が良いでしょうね。

プロの小説家がワープロを使っても問題ありませんし、作曲でもコピペは使います。以前、自分が作ったリズム・セクションを新しい曲にコピペしても何の問題もありません。デジタルデータしか残さない研究も、楽譜を書かない作曲も「あり得ない」ことではありません。

投稿: 工場長 | 2014年4月18日 (金) 10時06分


コメントは論文ではないので。
実験系論文なら再現性がなければ科学的価値はないのでは。

投稿: 研究生 | 2014年4月18日 (金) 10時32分


研究生さん
最終的には再現性がなければ社会貢献も金儲けもできませんが、失敗したという実績は同じ誤ちを防ぐという意味で無価値ではありません。

ただ、再現するまでに何十年もかかるということも珍しいことではありません。

更に、STAP細胞については、既にハーバード大学・バカンティ教授の研究チームが「小保方氏らと開発したSTAP細胞作製法を使って、人間(新生児)の皮膚線維芽細胞からSTAP細胞とよく似た球状の塊をつくることに成功した」とか「STAP細胞で、脊髄損傷のサルを治療し驚くべき成果を出している」と公表しています。

投稿: 工場長 | 2014年4月18日 (金) 10時40分


しかし世界中の研究所で論文通りにしてもSTAP細胞が出来てない。
レシピとかコツとか言っているが、料理じゃあるまいし、結局、論文に書けるような原理解明が出来てない、少なくとも再現条件がわかっていないということであり、未完成な論文ということで「知見」になってない。「中学生でも出来る」は大嘘だった。

投稿: 研究生 | 2014年4月18日 (金) 12時34分


研究生さん
研究生さんが実験科学の経験を積めば分かることですし、論理科学しか勉強されていないのであれば分からないことかも知れませんが、まさに料理のレシピと同じで、同じレシピで作っても同じ味にはならない、というのは科学の実験でも普通にあることです。

例えば、いくら同じように行っても環境が違うとか、本人は意識せずに当たり前に行っていることが他の人には出来なかったり、あるいは実験装置自体が手作りで全く同じものは使えないなどということもあります。

「中学生でも出来る」というのは、私もテレビで「科学に詳しいコメンテーター」が解説しているのを見たことがありますが、小保方氏はもちろん、流石の理研もそこまでは言っていません。

ただ、当初、理研は会見でも言っていたように、明らかにiPS細胞との比較で、STAP細胞の優位性として、がん化しないとか、簡単に作れるような表現をしており、これは後に取り消されましたが、この説明のせいで、世界中から再現できないことが問題にされたように思います。

投稿: 工場長 | 2014年4月18日 (金) 12時40分


横から失礼。
研究生さんに教えておいてあげよう。
コピペ=引用先も書かない無断使用されることほど学者冥利に尽きることはない。
それは、それが公知となっている証だからである。
アインシュタインの相対性理論でもマックスウェルの波動方程式やローレンツ変換そしてニュートンの運動方程式を使っているが、本人の承諾も得ていないし、引用であることも記していない。
それがコピペ元に対する最大限の敬意を表することになるからだ。
逆に引用元を書き引用であることを示せば、そのことが、まだ十分に公知となっていないことになる。無断でコピペすることこそ、原作者に対する最大の賛辞なのだ。

投稿: K | 2014年4月18日 (金) 18時54分


今回の問題は、理研が政治的な判断を間違ったと思います。
マスコミは、徹底的に叩いていますが、このことでこの研究から生まれる特許権で日本の経済が潤うことなど考えていないようですね。
佐村河内氏の時と同じように、全面謝罪を求めていますが、全く違うことを理解できていないようですね。
科学は、言われるように仮説の理論論文から、実証されて論文と、実用の論文とあると思います。
例えば、物質は、電子・陽子・中性子から成り立っているとなったのも、仮説からですし、中性子は電子などの後からの仮説が生まれたと思います。
それと、ニュートリノの発見も、仮説によって大規模な実験施設を作っての発見ですよね。
このニュートリノの発見も、最初は新聞やマスコミでは多きく取り上げなかったのは、佐村河内氏や小保方さんと違い、その学者の見た目ではなかったでしょうか?
その後にノーベル賞を得たことで、お祭り騒ぎになったようですね。
今回のことは、マスコミは、理研という大本営の発表だけを鵜呑みにして、自らは何も検証していないと思います。
また、色々な学者のコメントも発表されていますが、学者によっては、自分の考え以外は認めない人もいれば、今回のことを否定しないと自分が成功者になり損なう人もいれば、理研からの援助を失うこと恐れる人もいるでしょうから、科学に国内の利権がからむ学者の意見は聞くべきではないですね。
科学雑誌の評論家も。

投稿: やんじ | 2014年4月20日 (日) 07時54分


やんじさん
一般的にあのような組織では身内を庇うものですが「研究室を渡り歩いてきた」小保方氏は「身内」ではないのでしょうね。

それにしても自分の利益のために発言している「専門家」があまりに多いように感じますし、本来は中立であるべき人たちの発言を聞いても、既に無料で公開されているネイチャーの論文どころか、日本語で書かれた「研究論文の疑義に関する調査報告書」すら読んでいないと思われる意見があまりに多くて呆れます。

今朝の報道番組でも、この問題を中心にコピペ(無断引用)が良いか悪いかのような議論をしていましたが、調査委員会では論文のコピペとされた部分については、どこでも行われている一般的な事柄であり不正ではない、としているにも関わらず、中学生時代の作文まで持ち出して、まるで犯罪でも犯したような扱いです。

その作文についても、盗作されたと言われている松本零士本人も盗作疑惑を完全否定し「これは小保方さんの独自の創作ですね」と言い「(STAP細胞の研究は)素晴らしい研究だと思うので、どうか成果を挙げてください。」とコメントしています。

にも関わらずバッシングを続けるマスコミは何が目的なのか理解できません。

投稿: 工場長 | 2014年4月20日 (日) 15時38分

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コメント

全ての研究、ビジネスは仮説からスタートします。
その典型がベンチャービジネスでしょう。
その殆どは失敗しますが、
中にはビル ゲイツ、スティーブ ジョブズのように成功するケースもあります。
STAP細胞説は最高に夢のある仮説です。
よってたかって壊してしまうのでなく、
よってたかって
応援したいですね。

ぼくも論文を書いていますが、コピペもあり得ないし、研究ノートが数冊もあり得ない。
そんなのは研究とは言いませんが。

宇品灯台さん
官僚の世界は減点主義ですが、ビジネスでも研究でも、それでは新しいものは何も生まれないと思います。

既にアメリカでは応用に成功していると報じられているのに、日本では「あるのかないのか」という議論に終始していることが、とても不思議です。

研究生さん
あなたにコピペが許されていないのは、勉強中の身であり、コメントからも分かりますが、文章も未熟だからでしょう。文字の書けない子がパソコンで作文を書こうとすれば、まず手書きで書くように言われるでしょう。

ただ、その段階が過ぎていると指導者が思えば、著作権のない事実の記述などをコピペするのは何の問題もないはずです。

研究ノートについては、研究を公知ではなく、個人や組織の権利=利益にしようと思えば重要になることもあるので、これも勉強しておいた方が良いでしょうね。

プロの小説家がワープロを使っても問題ありませんし、作曲でもコピペは使います。以前、自分が作ったリズム・セクションを新しい曲にコピペしても何の問題もありません。デジタルデータしか残さない研究も、楽譜を書かない作曲も「あり得ない」ことではありません。

コメントは論文ではないので。
実験系論文なら再現性がなければ科学的価値はないのでは。

研究生さん
最終的には再現性がなければ社会貢献も金儲けもできませんが、失敗したという実績は同じ誤ちを防ぐという意味で無価値ではありません。

ただ、再現するまでに何十年もかかるということも珍しいことではありません。

更に、STAP細胞については、既にハーバード大学・バカンティ教授の研究チームが「小保方氏らと開発したSTAP細胞作製法を使って、人間(新生児)の皮膚線維芽細胞からSTAP細胞とよく似た球状の塊をつくることに成功した」とか「STAP細胞で、脊髄損傷のサルを治療し驚くべき成果を出している」と公表しています。

しかし世界中の研究所で論文通りにしてもSTAP細胞が出来てない。
レシピとかコツとか言っているが、料理じゃあるまいし、結局、論文に書けるような原理解明が出来てない、少なくとも再現条件がわかっていないということであり、未完成な論文ということで「知見」になってない。「中学生でも出来る」は大嘘だった。

研究生さん
研究生さんが実験科学の経験を積めば分かることですし、論理科学しか勉強されていないのであれば分からないことかも知れませんが、まさに料理のレシピと同じで、同じレシピで作っても同じ味にはならない、というのは科学の実験でも普通にあることです。

例えば、いくら同じように行っても環境が違うとか、本人は意識せずに当たり前に行っていることが他の人には出来なかったり、あるいは実験装置自体が手作りで全く同じものは使えないなどということもあります。

「中学生でも出来る」というのは、私もテレビで「科学に詳しいコメンテーター」が解説しているのを見たことがありますが、小保方氏はもちろん、流石の理研もそこまでは言っていません。

ただ、当初、理研は会見でも言っていたように、明らかにiPS細胞との比較で、STAP細胞の優位性として、がん化しないとか、簡単に作れるような表現をしており、これは後に取り消されましたが、この説明のせいで、世界中から再現できないことが問題にされたように思います。

横から失礼。
研究生さんに教えておいてあげよう。
コピペ=引用先も書かない無断使用されることほど学者冥利に尽きることはない。
それは、それが公知となっている証だからである。
アインシュタインの相対性理論でもマックスウェルの波動方程式やローレンツ変換そしてニュートンの運動方程式を使っているが、本人の承諾も得ていないし、引用であることも記していない。
それがコピペ元に対する最大限の敬意を表することになるからだ。
逆に引用元を書き引用であることを示せば、そのことが、まだ十分に公知となっていないことになる。無断でコピペすることこそ、原作者に対する最大の賛辞なのだ。

今回の問題は、理研が政治的な判断を間違ったと思います。
マスコミは、徹底的に叩いていますが、このことでこの研究から生まれる特許権で日本の経済が潤うことなど考えていないようですね。
佐村河内氏の時と同じように、全面謝罪を求めていますが、全く違うことを理解できていないようですね。
科学は、言われるように仮説の理論論文から、実証されて論文と、実用の論文とあると思います。
例えば、物質は、電子・陽子・中性子から成り立っているとなったのも、仮説からですし、中性子は電子などの後からの仮説が生まれたと思います。
それと、ニュートリノの発見も、仮説によって大規模な実験施設を作っての発見ですよね。
このニュートリノの発見も、最初は新聞やマスコミでは多きく取り上げなかったのは、佐村河内氏や小保方さんと違い、その学者の見た目ではなかったでしょうか?
その後にノーベル賞を得たことで、お祭り騒ぎになったようですね。
今回のことは、マスコミは、理研という大本営の発表だけを鵜呑みにして、自らは何も検証していないと思います。
また、色々な学者のコメントも発表されていますが、学者によっては、自分の考え以外は認めない人もいれば、今回のことを否定しないと自分が成功者になり損なう人もいれば、理研からの援助を失うこと恐れる人もいるでしょうから、科学に国内の利権がからむ学者の意見は聞くべきではないですね。
科学雑誌の評論家も。

やんじさん
一般的にあのような組織では身内を庇うものですが「研究室を渡り歩いてきた」小保方氏は「身内」ではないのでしょうね。

それにしても自分の利益のために発言している「専門家」があまりに多いように感じますし、本来は中立であるべき人たちの発言を聞いても、既に無料で公開されているネイチャーの論文どころか、日本語で書かれた「研究論文の疑義に関する調査報告書」すら読んでいないと思われる意見があまりに多くて呆れます。

今朝の報道番組でも、この問題を中心にコピペ(無断引用)が良いか悪いかのような議論をしていましたが、調査委員会では論文のコピペとされた部分については、どこでも行われている一般的な事柄であり不正ではない、としているにも関わらず、中学生時代の作文まで持ち出して、まるで犯罪でも犯したような扱いです。

その作文についても、盗作されたと言われている松本零士本人も盗作疑惑を完全否定し「これは小保方さんの独自の創作ですね」と言い「(STAP細胞の研究は)素晴らしい研究だと思うので、どうか成果を挙げてください。」とコメントしています。

にも関わらずバッシングを続けるマスコミは何が目的なのか理解できません。

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