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2014年3月21日 (金)

救命ボートのない船

先日の国会では社民党の福島瑞穂議員や、みんなの党の松田公太議員が原発事故の際の避難について、質疑を行っていましたが、そこで明らかにされたことは、日本では国は原発の安全性=原子炉の安全性は審査しても、国民の安全については責任を持たないということでした。

アメリカでさえ、ニューヨークのロングアイランドに建設された原発は、燃料棒を入れるだけという段階であったにもかかわらず、事故が起きた時に、住民の避難経路が確保できない、という理由で廃炉に追い込まれました。

ロングアイランドは本土と橋一本で繋がれていますが、その橋では住民が一斉に避難するには十分ではなく、海側に大きな港を作って船で避難させるという案も、台風が来ていたら無理だということで、結局その原発は稼働できませんでした。

これが、原発を推進する国の常識ある判断です。

ところが、日本では、道路の陥没や雪や台風がなく、運良く交通網が正常な状態にあっても、住民が被曝を避けて避難することが困難な原発ばかりです。

つまり、原発はトイレのないマンションと揶揄されますが、日本においては、救命ボートもない船だということです。

既に何度か書いていることですが、今回の地震で、あらためて思いました。

そもそも総研 原発再稼働といっても事故?が起きたら即避難できるのだろうか
https://www.youtube.com/watch?v=-xJTtkDZPJk

https://www.youtube.com/watch?v=nf5-8bryGA0

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「救命ボートのない船」
とは 言い得て妙ですね。

投稿: ゲン | 2014年3月21日 (金) 11時20分


ゲンさん
沈没したタイタニック号は「絶対に沈まない」ということから、救命ボートの数が少なく最大でも乗客の半分しか乗れなかったことが被害を大きくしたと言われています。

まさに、安全神話で逃げることを考えられていない日本の原発の状況と同じですね。

投稿: 工場長 | 2014年3月21日 (金) 11時29分


先日の広島沖の釣り船の事故は,救命胴衣をつけていなかった,つけていれば助かったとも言われていますね。
日本という国は国民に救命胴衣を与えず出航させようとしていると思います。

投稿: もみじ日記 | 2014年3月21日 (金) 14時06分


はじめまして、鳥取県で梨を作っているペアと申します。
農業をしている者にとって避難訓練などナンセンスです。
田畑を持って逃げることができる避難などありませんもの。
今行われている除染などまやかしでしょうね。

投稿: ペア | 2014年3月21日 (金) 23時04分


もみじ日記さん
そうですね。
しかも国会でも原子力規制委員会の田中委員長が答弁したように「(日本は原発にとって)世界で最も厳しい条件」というわけですから、いくら基準を上げても世界一安全にはなりませんが、それが世界標準以下であれば、世界で最も危険な原発というわけです。

投稿: 工場長 | 2014年3月22日 (土) 09時22分


ペアさん
コメントありがとうございます。
梨と言えば、鳥取の二十世紀梨ですね。
確かに田畑を持っての避難はできませんし、福島原発の事故では静岡のお茶まで汚染されました。
福島では除染して空中線量が一時的に下がっても、またすぐに上がるそうですし、政府は線量の目標は設けないとか、従来の法律も無視する構えです。NHKの報道でも、作業員は「ただ時間過ごせばいいやという感じが実態。こんな作業をしていたのではきれいにならないと実感する。」と話していました。
「取り返しのつかない事態になる」という意味では、原爆も原発も同じで、ただ「廃絶することにしか意味はない」ものだと思います。

投稿: 工場長 | 2014年3月22日 (土) 09時24分


救命ボートの数が足りなかったタイタニックでは、女性や子どもの生存率は、アメリカ人とイギリス人の間で差はなかったのだそうですが、男性の生存率には、英米で有意の差がありました。女性や子どもに席を譲ったイギリスの男性の生存率は、アメリカの男性の生存率より低かったのだそうです。

でも、救命ボートがない状態では、このような「紳士的」な振る舞いも意味がありません。「紳士的」な人たちは、子どもや未来のことを慮って、またそうではない人たちも、自らの生命を大切にするという基本原則に立ち返って、「原発も(そして原爆も、核兵器も)廃絶」しか道がない、声を上げるしかないように思うのですが。

投稿: 半可通 | 2014年3月22日 (土) 11時29分


建築の避難計画が専門の東京の私の友人が、
「原発の話はあまりにも政治問題化してしまって、私としては誰を信じればいいのか分からない状態です。

避難計画だけをとれば検討不足です。現実味のある検討がなされている様子がありません。津波避難もそうですが机上の避難計画そのものは、どの地区の住民はどこに逃げる、責任者と連絡体制はカクカクシカジかと、役人がこと細かく決めているのですが、肝心の「それに従えば津波がくる前に逃げられるの? 助かるの?」という問いに答えられる自治体は、片手にも満たないかもしれません。時間感覚のない避難計画など絵に描いた餅です」
といっていました。

投稿: 宇品灯台 | 2014年3月22日 (土) 12時34分


半可通さん
原発事故では、紳士的どころか、男性の都合で放射線の影響を受け易い女性や子どもが犠牲になっているケースが多いようです。

いずれにしても「廃絶しか道はない」ですね。

投稿: 工場長 | 2014年3月22日 (土) 22時23分


宇品灯台さん
40年前から一貫して原発の危険性を訴えていた科学者がいる一方で、これまでは僅かな被曝でも避け、法律にある年間1mSvの被曝限度、あるいは医療被曝でも可能な限り被曝量を抑えてきた医師が、3年前を境に突如として「100mSvまでは安全、放射線は笑っていれば逃げる」などと言い始めました。酷い話です。

投稿: 工場長 | 2014年3月22日 (土) 22時26分

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コメント

「救命ボートのない船」
とは 言い得て妙ですね。

ゲンさん
沈没したタイタニック号は「絶対に沈まない」ということから、救命ボートの数が少なく最大でも乗客の半分しか乗れなかったことが被害を大きくしたと言われています。

まさに、安全神話で逃げることを考えられていない日本の原発の状況と同じですね。

先日の広島沖の釣り船の事故は,救命胴衣をつけていなかった,つけていれば助かったとも言われていますね。
日本という国は国民に救命胴衣を与えず出航させようとしていると思います。

はじめまして、鳥取県で梨を作っているペアと申します。
農業をしている者にとって避難訓練などナンセンスです。
田畑を持って逃げることができる避難などありませんもの。
今行われている除染などまやかしでしょうね。


もみじ日記さん
そうですね。
しかも国会でも原子力規制委員会の田中委員長が答弁したように「(日本は原発にとって)世界で最も厳しい条件」というわけですから、いくら基準を上げても世界一安全にはなりませんが、それが世界標準以下であれば、世界で最も危険な原発というわけです。

ペアさん
コメントありがとうございます。
梨と言えば、鳥取の二十世紀梨ですね。
確かに田畑を持っての避難はできませんし、福島原発の事故では静岡のお茶まで汚染されました。
福島では除染して空中線量が一時的に下がっても、またすぐに上がるそうですし、政府は線量の目標は設けないとか、従来の法律も無視する構えです。NHKの報道でも、作業員は「ただ時間過ごせばいいやという感じが実態。こんな作業をしていたのではきれいにならないと実感する。」と話していました。
「取り返しのつかない事態になる」という意味では、原爆も原発も同じで、ただ「廃絶することにしか意味はない」ものだと思います。

救命ボートの数が足りなかったタイタニックでは、女性や子どもの生存率は、アメリカ人とイギリス人の間で差はなかったのだそうですが、男性の生存率には、英米で有意の差がありました。女性や子どもに席を譲ったイギリスの男性の生存率は、アメリカの男性の生存率より低かったのだそうです。

でも、救命ボートがない状態では、このような「紳士的」な振る舞いも意味がありません。「紳士的」な人たちは、子どもや未来のことを慮って、またそうではない人たちも、自らの生命を大切にするという基本原則に立ち返って、「原発も(そして原爆も、核兵器も)廃絶」しか道がない、声を上げるしかないように思うのですが。

建築の避難計画が専門の東京の私の友人が、
「原発の話はあまりにも政治問題化してしまって、私としては誰を信じればいいのか分からない状態です。

避難計画だけをとれば検討不足です。現実味のある検討がなされている様子がありません。津波避難もそうですが机上の避難計画そのものは、どの地区の住民はどこに逃げる、責任者と連絡体制はカクカクシカジかと、役人がこと細かく決めているのですが、肝心の「それに従えば津波がくる前に逃げられるの? 助かるの?」という問いに答えられる自治体は、片手にも満たないかもしれません。時間感覚のない避難計画など絵に描いた餅です」
といっていました。

半可通さん
原発事故では、紳士的どころか、男性の都合で放射線の影響を受け易い女性や子どもが犠牲になっているケースが多いようです。

いずれにしても「廃絶しか道はない」ですね。

宇品灯台さん
40年前から一貫して原発の危険性を訴えていた科学者がいる一方で、これまでは僅かな被曝でも避け、法律にある年間1mSvの被曝限度、あるいは医療被曝でも可能な限り被曝量を抑えてきた医師が、3年前を境に突如として「100mSvまでは安全、放射線は笑っていれば逃げる」などと言い始めました。酷い話です。

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