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2014年2月19日 (水)

血小板減少症とピロリ菌

私は20年前から血小板が少なくなり、血小板減少症と診断されました。正常なら15万から35万あるはずの血小板が、1万とか2万になりました。人間ドックで10万を切っているから病院で受診するように言われてから、検査ごとに下がり続け、半年後には2万前後、そしてついには1万近くというところまで下がりました。

その間、いくつもの検査をし、何度か入院もしましたが、原因は不明のまま十年以上が過ぎました。

幸いだったのは、骨髄穿刺という激痛を伴う検査をされなかったことです。骨髄穿刺は「くぎのような針」を骨まで刺して、さらにそれを骨の髄まで!!貫通させ骨髄液を採取する検査です。病院で一緒になったプロレスラーのように屈強に見える男性が「骨髄穿刺だけは嫌だ。あの痛みは出産以上で、終わった時には枕が涙でぐっしょり濡れている」と言うのを聞いて以来、注射には慣れていた私も、いつかその日が来るのではないかとビクビクしていました。(後で「実際には、それほどでもない」という話も聞きました。見かけによらず痛みに弱い男性は多いようです)

幸いだったのは主治医が「治癒に繋がらない検査は行わない」という方針だったことです。実際には単に病名を付けるだけの検査は多く行われます。それで病名を特定したところで、アレでもコレでも、治療は同じ、ということも多いものです。そんな風に患者に痛みや負担をかけるだけの検査ならパスして、病名は適当につけて治療を行うという方針の医師でした。

結局8年前に行ったピロリ菌の除菌の結果、血小板は20万を超え、そのまま8年が過ぎます。

当時は、まだピロリ菌の除菌で血小板減少症が治るということに対して懐疑的な医師も多く、特に血液の専門家はそうでした。

ただ、世界的にも著名だった私の主治医は「無駄な検査はしない」代わりに「治るなら祈祷でも受け入れる」という人で、可能性があってリスクのないものは何でも試すという人でした。そして、試しにやってみて、見事に治りました。

その後、次々にそういう例が出て来たようですが、ピロリ菌の除菌が血小板減少症の治療として保険適用されるまでには数年かかりました。

もともとピロリ菌の除菌治療は、胃潰瘍や十二指腸潰瘍などの病気のみに健康保険が適用されていたものですが、昨年からは慢性胃炎に対しても保険が適用されるようになりました。

まだまだ医学で分かっていることは僅かです。特に疫学などはメカニズムが分からなくても統計学で処理されたことが正しいと認められるようです。

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いつの時代のことか知りませんが今は何処でも麻酔をして行いますから痛くありません。「骨髄穿刺という激痛を伴う検査」このように検査に対する恐怖心を植え付けるのは如何なものでしょうか。

投稿: 医学生 | 2014年2月19日 (水) 10時13分


医学生さん
私が脊髄穿刺のことを聞いたのは10年以上前ですが、いつかは覚悟しないといけないだろうと思い、同意書だけは見たことがあります。それによると「麻酔は使いますが、強い痛みがあります」というような文言がありました。

おそらく皮下から髄膜にかけて細い針で丁寧に麻酔をすれば、痛みはかなり軽減するとは思いますが、骨髄腔まで麻酔は届きませんし、髄膜は知覚神経が多い部位ですし、骨髄を吸引する時に陰圧になることによる痛みは結構あるだろうことは想像できます。

医師に聞いても「出産ほどは痛くないという人も多い」というくらいですから、単なる採血程度に考えるのは甘いと思います。

また医師は検査や処置による痛みは一過性のもので「神経が機能している証拠」と軽視する人もいますが、患者にとっては大問題だということも理解して頂きたいと思います。

投稿: 工場長 | 2014年2月19日 (水) 12時16分


いつもためになる記事をありがとうございます。
初めてコメントします。

>患者にとっては大問題だということも理解して頂きたいと思います。

まったく同感です。息子が小さい頃に、ルンバールを麻酔なしで行いましたが、我が子の泣き叫ぶ声を廊下で聞きながら待つのは本当に辛く、それ以来、息子を病院へ連れていくのは本当に大変になりました。

医師からは麻酔をしない理由を聞かされましたが、後で病院によってはちゃんと麻酔をして行っていることを知りました。いちいち患者の痛みが分かったら仕事にならないのかも知れませんが、せめて子供に対しては考えて欲しいと思います。

投稿: Kai | 2014年2月19日 (水) 13時34分


Kaiさん
ルンバール(脊髄穿刺)は経験あります。
局所麻酔は行いましたが、それでもかなり痛かったのを覚えていますから、麻酔なしと言われたら、今なら死んだ方がマシだと思うかも知れませんし、我が子がそんな目に遭うかと思うと、どれほど辛いことかと思います。

私は両方の経験者からマルク(骨髄穿刺)の方が痛いと聞いたこともあり余計にビビっていましたが、医師による差も大きいようで結局どっちもどっちのようです。

いずれにしても、痛いのがイヤで病院に行くのに、痛い目に遭わされるのは出来るだけ避けたいものですし、痛くも痒くもない病気の検査で痛い目に遭うのは勘弁ですね。

投稿: 工場長 | 2014年2月19日 (水) 14時02分


>「無駄な検査はしない」代わりに「治るなら祈祷でも受け入れる」という人で、可能性があってリスクのないものは何でも試すという人でした。そして、試しにやってみて、見事に治りました。

素晴らしいお考え。
そして快方に向かわれてよかったですね。
私の方は今,ピロリ菌除去に失敗して苦戦しております><;

投稿: もみじ日記 | 2014年2月19日 (水) 14時10分


もみじ日記さん
有能な医師ほど、医療がまだまだ未熟であるということを前提にしているように思います。
疫学ではメカニズムや経験より、統計が中心になっていますし、怪しげな民間療法やサプリメントはともかく、まだまだ試行錯誤の世界だと思います。

投稿: 工場長 | 2014年2月19日 (水) 14時38分


どんだけエライ先生か知りませんが、祈祷を勧めるように医師は、医師として失格ですよ。

投稿: 医学生 | 2014年2月19日 (水) 21時36分


医学生さん
「祈祷を勧める」のではなく「祈祷でも受け入れる」ということです。
医薬品の治験でも明らかなように、偽薬でもプラシーボ効果で効く場合があります。
精神科などでも偽薬は使われることがあります。

ツボに何十万円も払ったり、毎月何千円ものサプリメントを買ったりするのは無駄だと思いますが、常識の範囲で、その人の経済力に見合ったお賽銭や神頼みは悪いことではないと思います。

投稿: 工場長 | 2014年2月19日 (水) 21時52分


ヨーグルトのLG21でピロリ菌が除菌できると聞いたことがありますが、どうなのでしょうか。

投稿: 通りすがり | 2014年2月20日 (木) 15時09分


LG21は試験管の中ではピロリ菌を除菌しますが、胃酸すら届かないところにいる胃の中のピロリ菌には、完全な除菌ができるほどではないようです。ただし、他の乳酸菌に比べると酸に強いLG21は、ピロリ菌をある程度は抑えるようで、除菌する時に一緒に飲むと良いとも言われています。

ただ、ピロリ菌の検査では逆に陽性反応が出難くなるので、検査前は飲まない方が良いようです。

投稿: 工場長 | 2014年2月20日 (木) 17時10分

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コメント

いつの時代のことか知りませんが今は何処でも麻酔をして行いますから痛くありません。「骨髄穿刺という激痛を伴う検査」このように検査に対する恐怖心を植え付けるのは如何なものでしょうか。

医学生さん
私が脊髄穿刺のことを聞いたのは10年以上前ですが、いつかは覚悟しないといけないだろうと思い、同意書だけは見たことがあります。それによると「麻酔は使いますが、強い痛みがあります」というような文言がありました。

おそらく皮下から髄膜にかけて細い針で丁寧に麻酔をすれば、痛みはかなり軽減するとは思いますが、骨髄腔まで麻酔は届きませんし、髄膜は知覚神経が多い部位ですし、骨髄を吸引する時に陰圧になることによる痛みは結構あるだろうことは想像できます。

医師に聞いても「出産ほどは痛くないという人も多い」というくらいですから、単なる採血程度に考えるのは甘いと思います。

また医師は検査や処置による痛みは一過性のもので「神経が機能している証拠」と軽視する人もいますが、患者にとっては大問題だということも理解して頂きたいと思います。

いつもためになる記事をありがとうございます。
初めてコメントします。

>患者にとっては大問題だということも理解して頂きたいと思います。

まったく同感です。息子が小さい頃に、ルンバールを麻酔なしで行いましたが、我が子の泣き叫ぶ声を廊下で聞きながら待つのは本当に辛く、それ以来、息子を病院へ連れていくのは本当に大変になりました。

医師からは麻酔をしない理由を聞かされましたが、後で病院によってはちゃんと麻酔をして行っていることを知りました。いちいち患者の痛みが分かったら仕事にならないのかも知れませんが、せめて子供に対しては考えて欲しいと思います。

Kaiさん
ルンバール(脊髄穿刺)は経験あります。
局所麻酔は行いましたが、それでもかなり痛かったのを覚えていますから、麻酔なしと言われたら、今なら死んだ方がマシだと思うかも知れませんし、我が子がそんな目に遭うかと思うと、どれほど辛いことかと思います。

私は両方の経験者からマルク(骨髄穿刺)の方が痛いと聞いたこともあり余計にビビっていましたが、医師による差も大きいようで結局どっちもどっちのようです。

いずれにしても、痛いのがイヤで病院に行くのに、痛い目に遭わされるのは出来るだけ避けたいものですし、痛くも痒くもない病気の検査で痛い目に遭うのは勘弁ですね。

>「無駄な検査はしない」代わりに「治るなら祈祷でも受け入れる」という人で、可能性があってリスクのないものは何でも試すという人でした。そして、試しにやってみて、見事に治りました。

素晴らしいお考え。
そして快方に向かわれてよかったですね。
私の方は今,ピロリ菌除去に失敗して苦戦しております><;

もみじ日記さん
有能な医師ほど、医療がまだまだ未熟であるということを前提にしているように思います。
疫学ではメカニズムや経験より、統計が中心になっていますし、怪しげな民間療法やサプリメントはともかく、まだまだ試行錯誤の世界だと思います。

どんだけエライ先生か知りませんが、祈祷を勧めるように医師は、医師として失格ですよ。

医学生さん
「祈祷を勧める」のではなく「祈祷でも受け入れる」ということです。
医薬品の治験でも明らかなように、偽薬でもプラシーボ効果で効く場合があります。
精神科などでも偽薬は使われることがあります。

ツボに何十万円も払ったり、毎月何千円ものサプリメントを買ったりするのは無駄だと思いますが、常識の範囲で、その人の経済力に見合ったお賽銭や神頼みは悪いことではないと思います。

ヨーグルトのLG21でピロリ菌が除菌できると聞いたことがありますが、どうなのでしょうか。

LG21は試験管の中ではピロリ菌を除菌しますが、胃酸すら届かないところにいる胃の中のピロリ菌には、完全な除菌ができるほどではないようです。ただし、他の乳酸菌に比べると酸に強いLG21は、ピロリ菌をある程度は抑えるようで、除菌する時に一緒に飲むと良いとも言われています。

ただ、ピロリ菌の検査では逆に陽性反応が出難くなるので、検査前は飲まない方が良いようです。

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