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2013年9月22日 (日)

手も足も出ない

2020年の東京オリンピックが決まって2週間になります。

下村博文文部科学大臣がオリンピック招致に関連して「プレゼンでは、福島と東京は違う、福島は汚染されていても東京は安全だということが強調されていたが、今後起きる問題については『ないことにされる』のではないか」という指摘に、「強調したのは、福島の汚染水は福島原発の港湾内=0.3平方キロにブロックされており、その中の問題に過ぎないことを強調した」と敢えて汚染水だけの問題としました。

Osentank

汚染水の処理だけでも見通しは立っていませんが、原発事故の収束もままないばかりか、使用済み燃料プールの処理も、今まで以上の事故の可能性を抱えたままです。これで「安全」「安心」「保証」などが口にできる政府には呆れるばかりです。

また、いくら除染してもどうにもならない広大な国土、そして15万人もの避難生活を強いられている国民、そのために亡くなっている人が地震や津波による直接死者数に迫っていることは関係ないようです。

他の番組での、高村正彦自民党副総裁も「あくまで福島の汚染水で東京まで汚染されているかのような風評を防ぐため」と弁解していました。

それが嘘であれ、詭弁であれ、国民そして世界中の目を欺こうとしたことには違いありません。

海外の多くのメディアは福島原発の爆発で放射性プルームが関東を覆ったことを報道していますし、小さな子どものいる家庭で西日本に引っ越ししてきた人も少なくありません。

Osenpl

政府は福島原発の港湾内の汚染水のみを問題にし、その他の汚染水漏れも、飛散した放射性核種も、その再飛散も、汚染され除染できない国土も、15万人の原発被害者も解決する気はないのでしょうか。

それに加えて、全原発の廃炉、使用済み核燃料の最終処分について、納得できる回答は何一つありません。

こういう状態を、手に負えない、手も足も出ない、途方に暮れる、というわけで、どんなに偉い人でも今後の安全を「保証」できないことは、誰の目にも明らかです。

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小出先生は、原発事故の直後に「途方に暮れる」とおっしゃっていましたが、それが分かっている人の最も的確な表現だったのでしょうね。

投稿: アコ | 2013年9月22日 (日) 09時00分


原発が爆発した後、その後の数日間が内部被曝を避ける重要な期間だったのに「直ちに健康に影響はない」と、その影響を先送りし、除染にしても水や土に親和性の高いセシウムが土に深く染み込まない梅雨時期までが勝負だったのに熱心だったのはボランティアばかり、いやいや、その前に、使用済み核燃料をどうするのか目処もないまま50基以上の原発を作り続け、何もかも将来世代にツケを回してきた。

どれほど将来世代=未来から盗めば気が済むのだ、この世代の連中は!

投稿: モモンガ | 2013年9月22日 (日) 11時40分


元官僚の立場で想定問答を作ってみました。

Q:汚染水のコントロールは出来ていないと東電は言っているが。
A:問題なのは汚染水の影響であり、汚染水による影響はない。
Q:放射能で汚染された魚がカリフォルニア沖でも見つかっているが。
A:それは汚染水の影響ではなく、3.11の事故直後に放出された放射能によるもの。
Q:港湾外に汚染水が漏れていることは東電も認めているが。
A:基準値より低い放射能なので影響はない。

それにしても、日本のマスコミに想定問答集など必要なさそうです。

投稿: 元官僚 | 2013年9月22日 (日) 19時14分


そもそも、福島第一原発の爆発事故の処理は、国家プロジェクトであるべきでした。
それを、東電の株主(東京都や生命保険会社や銀行等)と原発利権と原子力ムラのために、存続させたのが大間違いです。
大企業といえども、この最悪の事故を収束させるだけの力なんてありません。
また、倒産させてはいけないから、事故処理費用には限度があります。
賠償費用等などもありますし、大赤字になれば銀行の融資も受けれないから、多額のお金は使えません。
山側から流れ込む地下水を防ぐために、幾重もの地下防水壁を建設し、原発建屋の周りもそれで囲えば、流入量は少なくなるでしょうが、地下水が建屋の真下からの流入なら無理かもしれません。
東電の今までの対策を見れば、真下からの流入と思えます。
そうであれば、これは建設当初からのものかもしれませんね。
また、沖合に防水シートを幾十にも埋め込んだ総延長数キロの護岸を作るべきです。
外洋と隔離すればいいのです。
こんなことは、大企業でも無理でしょうね.
一番上の写真に原発建屋の近くの地盤が軟弱と書かれていますが、そうであれば、原発の立地地盤も軟弱だった可能性がありますね。だから沢山の地下水が流入するのでしょうね。

投稿: やんじ | 2013年9月22日 (日) 23時30分


アコさん
40年間、反原発を訴え続けた小出先生には当初からことの重大さが分かっていたのですね。それにしても、さすがにここまでくれば原発の危険さが分かったはずの電力会社が未だに原発の再稼働を目指しているのは何なんでしょうか。


モモンガさん
すべてを「後の祭り」としてきた日本政府は、問題を先送りするのが得意な官僚に支配されていることがよく分かります。本当にどれほど未来を食い潰せばいいのでしょうか。
「今は未来からの借り物」と言うアメリカンネイティブの言い伝えは重いですね。


元官僚さん
流石ですね(笑)
首相は「汚染水の影響」と言い、漏れてないとも言っていないのに、国民が勝手に勘違いしたと言うわけですね。それも「直ちに影響がない」だけですが、今後の影響は「風評被害」だと言うのでしょうか。
それにしても、確かに今の日本のマスコミに想定問答集は不要ですね。そこまで突っ込むような記者もいません。


やんじさん
以前も書きましたが、東電を倒産させなかったことは政府の大きな過失の一つですね。結局はオリンピックが決まったことで「政府が全面に出る」と、いくらでも税金を投入し、東電や銀行を守るということになりましたね。

投稿: 工場長 | 2013年9月23日 (月) 15時12分

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電力問題」カテゴリの記事

コメント

小出先生は、原発事故の直後に「途方に暮れる」とおっしゃっていましたが、それが分かっている人の最も的確な表現だったのでしょうね。

安全は大好きだ。神話も好きだ。安全神話作りは得意で、すぐに信じられる。広めるのもたやすい。
我が国の国策は、安全神話と深く関係しているに違いない。
だが、最悪のシナリオを想定するのはひどく難しい。恣意(本音)の人ならそうなる。
これは、平和ボケのようなものか。

太平洋戦争初期に、フィリピンの米比軍はキング少将もジョーンズ少将も投降して、75000人以上の将兵の命を救った。
太平洋戦争後期に、日本軍は米空軍の飛来をゆるし、1945年3月10日未明、東京の下町の江東地区がB29約300機による空襲をうけ、死者10万をこす被害を出した。
日本人の指導者には、作戦の成否を予測する力はないのか。
人命の尊重はどのように考えられていたのであろうか。

それでも日本人は、原発の再稼働を選んだ。
一億総ざんげへの道。動き出したら止まらない。
この道は、いつか来た道。ああ、そうだよ、民族の歴史は繰り返す。

意思のあるところに方法はある。(Where there’s a will, there’s a way).
意思のないところに解決法はない。
意思は未来時制の内容であり、日本語には時制がない。
それで、日本人には意思がなく、解決法が見つけられない。
自然鎮火を待つのみか。成り行き次第。

不自由を常と思えば不足なし。
座して死を待つか、それとも腹切りするか。
私の父は、玉砕した。何のお役に立てたのかしら。
安らかに眠ってください。過ちは繰り返しますから、、、、

わかっている、わかっている。皆、わかっている。
ああしてこうすりゃこうなると、わかっていながらこうなった、、、、、
十二歳のメンタリィティには、知恵の深さが見られない。教養 (洞察力) がない。
わかっちゃいるけど やめられない。ア、ホレ、スイスイ、、、、

白く塗られた黒いオオカミの足を見破ることは難しい。
だます人は悪い人。だまされる人は善良な人。おとり捜査は難しい。
この調子では、人の命はいくつあっても足りるものではない。
我々は、自らは望むことなく危機に陥る民族なのか。

http://www11.ocn.ne.jp/~noga1213/
http://3379tera.blog.ocn.ne.jp/blog/


原発が爆発した後、その後の数日間が内部被曝を避ける重要な期間だったのに「直ちに健康に影響はない」と、その影響を先送りし、除染にしても水や土に親和性の高いセシウムが土に深く染み込まない梅雨時期までが勝負だったのに熱心だったのはボランティアばかり、いやいや、その前に、使用済み核燃料をどうするのか目処もないまま50基以上の原発を作り続け、何もかも将来世代にツケを回してきた。

どれほど将来世代=未来から盗めば気が済むのだ、この世代の連中は!

元官僚の立場で想定問答を作ってみました。

Q:汚染水のコントロールは出来ていないと東電は言っているが。
A:問題なのは汚染水の影響であり、汚染水による影響はない。
Q:放射能で汚染された魚がカリフォルニア沖でも見つかっているが。
A:それは汚染水の影響ではなく、3.11の事故直後に放出された放射能によるもの。
Q:港湾外に汚染水が漏れていることは東電も認めているが。
A:基準値より低い放射能なので影響はない。

それにしても、日本のマスコミに想定問答集など必要なさそうです。

そもそも、福島第一原発の爆発事故の処理は、国家プロジェクトであるべきでした。
それを、東電の株主(東京都や生命保険会社や銀行等)と原発利権と原子力ムラのために、存続させたのが大間違いです。
大企業といえども、この最悪の事故を収束させるだけの力なんてありません。
また、倒産させてはいけないから、事故処理費用には限度があります。
賠償費用等などもありますし、大赤字になれば銀行の融資も受けれないから、多額のお金は使えません。
山側から流れ込む地下水を防ぐために、幾重もの地下防水壁を建設し、原発建屋の周りもそれで囲えば、流入量は少なくなるでしょうが、地下水が建屋の真下からの流入なら無理かもしれません。
東電の今までの対策を見れば、真下からの流入と思えます。
そうであれば、これは建設当初からのものかもしれませんね。
また、沖合に防水シートを幾十にも埋め込んだ総延長数キロの護岸を作るべきです。
外洋と隔離すればいいのです。
こんなことは、大企業でも無理でしょうね.
一番上の写真に原発建屋の近くの地盤が軟弱と書かれていますが、そうであれば、原発の立地地盤も軟弱だった可能性がありますね。だから沢山の地下水が流入するのでしょうね。

アコさん
40年間、反原発を訴え続けた小出先生には当初からことの重大さが分かっていたのですね。それにしても、さすがにここまでくれば原発の危険さが分かったはずの電力会社が未だに原発の再稼働を目指しているのは何なんでしょうか。


モモンガさん
すべてを「後の祭り」としてきた日本政府は、問題を先送りするのが得意な官僚に支配されていることがよく分かります。本当にどれほど未来を食い潰せばいいのでしょうか。
「今は未来からの借り物」と言うアメリカンネイティブの言い伝えは重いですね。


元官僚さん
流石ですね(笑)
首相は「汚染水の影響」と言い、漏れてないとも言っていないのに、国民が勝手に勘違いしたと言うわけですね。それも「直ちに影響がない」だけですが、今後の影響は「風評被害」だと言うのでしょうか。
それにしても、確かに今の日本のマスコミに想定問答集は不要ですね。そこまで突っ込むような記者もいません。


やんじさん
以前も書きましたが、東電を倒産させなかったことは政府の大きな過失の一つですね。結局はオリンピックが決まったことで「政府が全面に出る」と、いくらでも税金を投入し、東電や銀行を守るということになりましたね。

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