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2013年9月 3日 (火)

ひろしま本通物語

福屋裏の胡通りのフタバ書店の店先に、「ひろしま本通物語」が平積みされていた。

近頃、本はKindleで読んだり、Amazonで注文するようになって、
書店では滅多に買わなくなっていたが、思わず手に取り、買ってしまった。


Image_2

本通り商店街の歴史的成り立ち、
今の商店街で起こっている現象等を、さらっとわかりやすくこの本は教えてくれた。

広島が築城された大阪夏の陣の頃に店を構え、いまだに現存しているのは「赤松薬局」だけのようだが、それにしても古い。
400年を越える。
その後浅野藩が広島に移って来た頃に、一緒に広島に来たといわれる老舗、
戦後すぐに開店したお店等、本通りには多くの老舗がある。

「てんぐ」、「永井紙店」、「とらや」、「みたや」、「傘のフクマ」、「長崎屋」、「下村時計店」、「ぺっぴん店」、「わかさ屋」・・・・等々

そうした老舗には、私たちの知らなかった物語がある。

「ひつじやサロン」はウールの生地が入らない戦後すぐの時代に「ひつじや」の名称に変えたという。
「久乃せ」、「メガネのタナカ」はどういう訳か出店するときはいつも隣り合わせになるという。
本通りのお店は、どれも間口が狭く奥に深い町屋形式の敷地にあるが、
二つの敷地を合わせることで、さらに高度な土地利用を可能にしたことで建ったという本通りヒルズ。
そこには多山氏と渡部氏の何代にもわたる極めて強い信頼関係があったことによるという。
被曝建物の旧帝国銀行を取得し、本通りに進出したアンデルセンのタカキベーカリーの挑戦的、戦略的な試み。

時々本通りで見かける赤いジャンパーをきた若い女性たちのグループは、
smsーショッピングモールシスターズの略だそうだが、
それはそもそも修道大の学生を中心にはじまり、今では広島県内の大学生にも広がっており、
いまではもう11代目になるという。

しかしそうした古い歴史を誇る老舗は、今では2階から上にどんどん押しやられ、
1階はナショナルチェーンのdocomo、au、ソフトバンク、ドトール、リーガル等カタカナのお店になっていっている。
本通りの賑やかさは維持されているが、何故か寂しい。

本通り商店街のそれぞれのお店には
長い歴史の中で積み重ねてきた多くのオーナー達の思い、物語がある。
それが本通りの魅力の根源になっている。
ソレイユやアルパーク、広島駅周辺にこれから続々建つであろう再開発ビルとは全く次元の違う魅力を作り出しているのだ。

そうした思い、物語が、もっと具体的に、もっと見える形に表現されれば、
さらに魅力的な商店街として成長するであろうことを、
この「ひろしま本通物語」は示唆してくれたように思う。

元安川

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本通は、単なる雨よけや日差しよけの通路になっているようですね。
本通のお店のオーナーの歴史の魅力を、本通の活性化に使うのは良いと思います。
が、本通の一番の問題は、このオーナーが自分たちのお店を2階以上において、通りに面した場所をテナントに貸して、その家賃で儲けているから、本業を疎かにしてるのではという問題もあるようです。
本通の魅力を失わせたのも、このオーナーかもしれませんね。

投稿: やんじ | 2013年9月 3日 (火) 11時09分


やんじ様

本通り商店街のお店は、どこも後継者問題に悩んでいるようです。
農業もそうですが、どこかで、個人所有形態を脱皮しないと、
この問題は解けそうにありませんね。

投稿: 元安川 | 2013年9月 3日 (火) 12時58分


ご紹介ありがとうございます。
そんな深い歴史があったのですね。
今度じっくり味わってきます。

投稿: もみじ日記 | 2013年9月 3日 (火) 15時34分


もみじ日記様

本通り商店街と大学のビジネススクール主催で、
「私のお店の歴史を語る会」
なんてのをシリーズでやったら、面白いかもしれませんね。

投稿: 元安川 | 2013年9月 3日 (火) 17時42分

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コメント

本通は、単なる雨よけや日差しよけの通路になっているようですね。
本通のお店のオーナーの歴史の魅力を、本通の活性化に使うのは良いと思います。
が、本通の一番の問題は、このオーナーが自分たちのお店を2階以上において、通りに面した場所をテナントに貸して、その家賃で儲けているから、本業を疎かにしてるのではという問題もあるようです。
本通の魅力を失わせたのも、このオーナーかもしれませんね。

やんじ様

本通り商店街のお店は、どこも後継者問題に悩んでいるようです。
農業もそうですが、どこかで、個人所有形態を脱皮しないと、
この問題は解けそうにありませんね。

ご紹介ありがとうございます。
そんな深い歴史があったのですね。
今度じっくり味わってきます。

もみじ日記様

本通り商店街と大学のビジネススクール主催で、
「私のお店の歴史を語る会」
なんてのをシリーズでやったら、面白いかもしれませんね。

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