瀬戸内国際芸術祭・柚木恵介
芸大デザイン科卒の従兄弟が、瀬戸内国際芸術祭に出品しているとのことで、
新幹線で岡山まで出て、フェリーを乗り継ぎ、小豆島まで見にいった。
作品番号69、瀬戸の島景
レンタカーを降りて、路地を入ると、
海を背景に、黒い鉄棒の先に大きなベージュ色のキノコのようなものがいくつも立ち並んでいる。
廃屋となった古い木造の建物の軒をくぐると、
薄暗い部屋の土間には、さらにたくさんのキノコ様の物が浮いている。
よくみれば、それぞれ形、大きさが皆違う。
暗い、小さな部屋には、1つだけ、キノコがぼーっと浮かび上がっている。
暗く細い通路の突き当りには、
小さな玉から、下に立つ太い幹の上に、ポトッ、ポトっと、水が下たりおちている。
幻想的な光景は、感動的だ。
後で、説明書を読めば、
瀬戸内海には外周100m以上の島は727あるそうだが、
そのうちの主だった200近くの島を、縮尺も忠実に、クスノキで再現しているという。
あのキノコのように見えたのは、実は瀬戸内海に浮かぶ島を象徴し、
太い幹の上に、水が下たりおちていた光景は、
古事記に書かれている国生みの神話にもとずいているとのだという。
伝説と暗闇の光景が重なり、
廃屋となった瓦工場に新しい息吹を吹き込んだようだ。
彼は、小豆島に通い始めて今年でもう5年目だというが、
今年は何ヶ月もの間、小豆島に住み、作品を作ったという。
今回は赤ちゃんが生まれるとのことで、彼にあうことは出来なかったが、
妻宛に、彼から送られた案内状には、
「何がきっかけで、芸大に進んだのですかとよく聞かれます。
進学先を決める時に、おばさんに好きなら頑張ったらといわれからです」
というようなことが書かれていた。
1人の人生を決める発言をしたことに、妻は責任を感じ、
これは見に行かねばということになったというわけだ。
http://shimaradio.seesaa.net/article/321875911.html
柚木恵介
http://yunoki.petit.cc/pineapple1/
人の出逢いの不思議さを改めて感じる。
元安川
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>人の出逢いの不思議さを改めて感じる。
まさにその通りだと思います。
私が今の道に進んだのも,私が高校の時の担任の先生が,当時はあまり行われていなかった進路適性検査を独自にやってくれた結果でした。
人には必ず人生を決めてくれる人がいるように思います。
投稿: もみじ日記 | 2013年9月13日 (金) 17時15分
もみじ日記様
そうですね、
そう言われて思い返してみると、私にとってもその都度、人生を決めた人がいましたね。
感謝してもしきれない人がいました。
投稿: 元安川 | 2013年9月13日 (金) 18時59分
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>人の出逢いの不思議さを改めて感じる。
まさにその通りだと思います。
私が今の道に進んだのも,私が高校の時の担任の先生が,当時はあまり行われていなかった進路適性検査を独自にやってくれた結果でした。
人には必ず人生を決めてくれる人がいるように思います。
投稿: もみじ日記 | 2013年9月13日 (金) 17時15分
もみじ日記様
そうですね、
そう言われて思い返してみると、私にとってもその都度、人生を決めた人がいましたね。
感謝してもしきれない人がいました。
投稿: 元安川 | 2013年9月13日 (金) 18時59分