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2013年8月11日 (日)

一万円で千円の儲け

千円儲けるために1万円投じるということは、株やギャンブルでは良くあることです。

アベノミクスで1500万円儲かったと喜んでいる知人も、リーマンショックの時は2000万円の損をしていましたし、パチンコで「買った」、宝くじに「当たった」と喜んでいる人も、それ以上の投資をしているものです。

それと同じようなことを医療でも感じます。

痛みが我慢できなくて病院に行くのに、治療でその何倍もの痛みを与えられるとか、確かに寿命は延びたが、それは長く苦しい闘病生活だけだったとか、そういうことは良くあることです。

今ベストセラーになっている多くの医療否定本の主な主張は医療によって得られるメリットより、失うものの方が遥かに大きいということです。

私個人について言えば、枚挙に暇がありませんが、今月になってリハビリを開始した膝関節についても当てはまるかも知れません。

ただ、治せば良いだけなら人工関節が一番早いのですが、片足の僅かな痛みを解消するのに、手術後の激痛とリハビリの苦痛を引き受ける気にはなりません。

大学病院の専門医も「(治療をするかどうかは)非常に悩むところです」と言いながら「先生ご自身ならどうされますか」という問いには躊躇なく「何もしません」と言います。

今、大腿四頭筋を鍛えるためにスポーツ・ジムに通っていますが、それも年間300時間ほど使います。毎年1ヶ月の人生を失うようなものですが、そこで費やす時間以上にメリットがあるのかどうかは疑問です。

永遠の命はありませんから、先が短くなると、病気を治す時間より、もっと有効な時間の使い途があるかも知れません。

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病院で病気にさせられることが多いですね。
感染症の流行っている時に病院でうつされることに始まり、痛くも痒くもないのに高血圧とか高脂血症とか病名を付けられて薬を飲まされる、現代医療は、まさにマッチポンプです。

投稿: 通りすがり | 2013年8月11日 (日) 08時30分


私は40代でいわゆる「50肩」になり、それもかなり重症で左手3年、右手3年計6年間苦しみましたが「時期が来れば治る」と信じて、一度も病院へ行かずに治りました。でも夜が苦痛で、寝ると痛くて3日3晩眠れず布団の上へ起きては朝を待ちました。仕事に行っていましたが、気が張っていたためか何とかもち、4日目にやっと眠ることができました。右手が痛いときは、レジや電卓も左手で打ったものです。少しでも現在苦しんでいる方の励ましになればと思います。病院へ行く時間もお金もなかったモノより

投稿: おおたき | 2013年8月11日 (日) 10時53分


難しいですね。
私も最近体力や健康に不安を抱えています。
いつまで生きられるか分からないだけに時間の有効活用をしたいものですが・・・。

投稿: もみじ日記 | 2013年8月11日 (日) 23時27分


これまでも「ガンの早期発見早期治療など何の意味もなく、治療して治るガンは何もしなくても治るし、治らないガンは治療しても治らないので治療は寿命を縮めるだけ、結局ガンは何もしないのが一番良い」というのが「患者よ、ガンと闘うな」の著者で有名な慶応の近藤医師らの主張ですが、iPS細胞の研究の進歩からも、ガンが最初の段階で転移するかどうか決まっていることが分かり、殆どの固形がんには早期発見早期治療は無駄であることが分かってきました。

高血圧、高脂血症なども全てが無意味な治療ではないにしても、あまりに無駄な「治療」が多く、そのために却って寿命を縮めている人が多いのは、医療は他人に丸投げではいけないということだと思います。

投稿: 灰猫 | 2013年8月12日 (月) 07時19分


18年前元気だった親父ですが頭部MRI検査で未破裂の
20mmの動脈瘤が見付かりました。
クリッピング手術の失敗リのスクは正確には忘れましたが
10%以下と説明されました。で動脈瘤が破裂したら生存
率は5%だったかな。ま、そおんなもんです。
頭はイヤだと言う親父を背説得してクリッピング手術を
施したのですが、1回も家に帰れず亡くなりました。残念
ま、手術の失敗じゃなく、院内感染ですけどね。

投稿: ⑦パパ | 2013年8月12日 (月) 10時31分


通りすがりさん
血中コレステロールでも、アメリカは基準値を低くして患者を倍に増やしたと言われています。

日本でも6年にわたって5万人を対象に大規模な臨床試験を行なった結果は、今の基準値では低すぎることが分かったものの「数値を変更すると現場が混乱する」(新聞報道)というまるで合理性のない理由で基準値は低いままと言いますから基準によって病人にされている人が多いということですね。

投稿: 工場長 | 2013年8月12日 (月) 11時37分


おおたきさん
私も40代の頃に50肩になりましたが、50肩は「40代以上の人が訴える肩の痛みで原因の分からないもの」ですから、病院に言っても特別な治療法があるわけではなく、ネットで拾う以上の情報はないものです。

それにしても片方3年で6年とは、かなり重症で、その間は大変だったと思いますが、それでも、時間が経てば治るということですね。

投稿: 工場長 | 2013年8月12日 (月) 11時39分


もみじ日記さん
人間ドックを受けると、日本人の10人のうち9人は異常=「病気」だそうです。特に中高年になれば、病気があって当たり前くらいですから、その治療に費やす時間と、治療せずに残された人生を楽しむ時間と、常に天秤にかける必要はあるように思います。

投稿: 工場長 | 2013年8月12日 (月) 11時41分


灰猫さん
最近ではQOLということも考慮されて、ただ生きていれば良いという考え方も変わってきつつあるようにも思いますが、どう生きるかは個人の問題なので、医師に決められることでもないと思います。

ただ、医師から得られる情報も、医師の立場からのものが多く、単に病気や臓器のことではなく、もっと患者の人生を考える上での情報が欲しいものですね。

投稿: 工場長 | 2013年8月12日 (月) 11時43分


⑦パパさん
歌舞伎俳優の中村勘三郎さんも「ガンの手術は成功したが、ARDSで亡くなった」というものでした。

ARDS(急性呼吸窮迫症候群)も感染症も手術のリスクですが、医師は手術は成功したが、患者が死亡したのは運が悪かったからだという言い方をします。

ガンは小さくなった=ガン治療は成功した、が、患者は亡くなったというのは本当によくあることです。

投稿: 工場長 | 2013年8月12日 (月) 11時44分


この1年で両親を看取りましたが、自分自身のことであればまだしも、親のことで判断を迫られるのは辛いものがありました。昔なら「お任せします」の一言で済んだのでしょうが、気管挿管から胃瘻まで判断は家族に委ねられました。

私自身は何より苦痛が嫌いなので、親にも楽に逝って欲しいと思いましたが、いざその場になると、少しでも生きていて欲しいという願いと、兄弟や親戚への体面や思惑など、どういう選択をしても後悔しかないという気になりました。

結果としては、二人とも安らかで穏やかな死を迎えることが出来ましたが、今でもあれで良かったのか自信がなくなることもあります。

投稿: コバ | 2013年8月12日 (月) 17時46分


コバさん
私の年代になると、そういう悩みを抱えている人は多くなります。
自分のことは決められても親のことは日頃から話し合っておかなければ難しいことですが、なかなか話題にし難いことでもありますし、それが必要になった時には尚更話題に出来ないことです。

ただ、人の体のことは医師でも100%分かることではありません。同じ病院の医師でも意見が異なる場合もあります。最後まで親のことを真剣に想い考えたということで十分なのではないでしょうか。

投稿: 工場長 | 2013年8月13日 (火) 11時30分

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コメント

病院で病気にさせられることが多いですね。
感染症の流行っている時に病院でうつされることに始まり、痛くも痒くもないのに高血圧とか高脂血症とか病名を付けられて薬を飲まされる、現代医療は、まさにマッチポンプです。

私は40代でいわゆる「50肩」になり、それもかなり重症で左手3年、右手3年計6年間苦しみましたが「時期が来れば治る」と信じて、一度も病院へ行かずに治りました。でも夜が苦痛で、寝ると痛くて3日3晩眠れず布団の上へ起きては朝を待ちました。仕事に行っていましたが、気が張っていたためか何とかもち、4日目にやっと眠ることができました。右手が痛いときは、レジや電卓も左手で打ったものです。少しでも現在苦しんでいる方の励ましになればと思います。病院へ行く時間もお金もなかったモノより

難しいですね。
私も最近体力や健康に不安を抱えています。
いつまで生きられるか分からないだけに時間の有効活用をしたいものですが・・・。

これまでも「ガンの早期発見早期治療など何の意味もなく、治療して治るガンは何もしなくても治るし、治らないガンは治療しても治らないので治療は寿命を縮めるだけ、結局ガンは何もしないのが一番良い」というのが「患者よ、ガンと闘うな」の著者で有名な慶応の近藤医師らの主張ですが、iPS細胞の研究の進歩からも、ガンが最初の段階で転移するかどうか決まっていることが分かり、殆どの固形がんには早期発見早期治療は無駄であることが分かってきました。

高血圧、高脂血症なども全てが無意味な治療ではないにしても、あまりに無駄な「治療」が多く、そのために却って寿命を縮めている人が多いのは、医療は他人に丸投げではいけないということだと思います。

18年前元気だった親父ですが頭部MRI検査で未破裂の
20mmの動脈瘤が見付かりました。
クリッピング手術の失敗リのスクは正確には忘れましたが
10%以下と説明されました。で動脈瘤が破裂したら生存
率は5%だったかな。ま、そおんなもんです。
頭はイヤだと言う親父を背説得してクリッピング手術を
施したのですが、1回も家に帰れず亡くなりました。残念
ま、手術の失敗じゃなく、院内感染ですけどね。

通りすがりさん
血中コレステロールでも、アメリカは基準値を低くして患者を倍に増やしたと言われています。

日本でも6年にわたって5万人を対象に大規模な臨床試験を行なった結果は、今の基準値では低すぎることが分かったものの「数値を変更すると現場が混乱する」(新聞報道)というまるで合理性のない理由で基準値は低いままと言いますから基準によって病人にされている人が多いということですね。

おおたきさん
私も40代の頃に50肩になりましたが、50肩は「40代以上の人が訴える肩の痛みで原因の分からないもの」ですから、病院に言っても特別な治療法があるわけではなく、ネットで拾う以上の情報はないものです。

それにしても片方3年で6年とは、かなり重症で、その間は大変だったと思いますが、それでも、時間が経てば治るということですね。

もみじ日記さん
人間ドックを受けると、日本人の10人のうち9人は異常=「病気」だそうです。特に中高年になれば、病気があって当たり前くらいですから、その治療に費やす時間と、治療せずに残された人生を楽しむ時間と、常に天秤にかける必要はあるように思います。

灰猫さん
最近ではQOLということも考慮されて、ただ生きていれば良いという考え方も変わってきつつあるようにも思いますが、どう生きるかは個人の問題なので、医師に決められることでもないと思います。

ただ、医師から得られる情報も、医師の立場からのものが多く、単に病気や臓器のことではなく、もっと患者の人生を考える上での情報が欲しいものですね。

⑦パパさん
歌舞伎俳優の中村勘三郎さんも「ガンの手術は成功したが、ARDSで亡くなった」というものでした。

ARDS(急性呼吸窮迫症候群)も感染症も手術のリスクですが、医師は手術は成功したが、患者が死亡したのは運が悪かったからだという言い方をします。

ガンは小さくなった=ガン治療は成功した、が、患者は亡くなったというのは本当によくあることです。

この1年で両親を看取りましたが、自分自身のことであればまだしも、親のことで判断を迫られるのは辛いものがありました。昔なら「お任せします」の一言で済んだのでしょうが、気管挿管から胃瘻まで判断は家族に委ねられました。

私自身は何より苦痛が嫌いなので、親にも楽に逝って欲しいと思いましたが、いざその場になると、少しでも生きていて欲しいという願いと、兄弟や親戚への体面や思惑など、どういう選択をしても後悔しかないという気になりました。

結果としては、二人とも安らかで穏やかな死を迎えることが出来ましたが、今でもあれで良かったのか自信がなくなることもあります。

コバさん
私の年代になると、そういう悩みを抱えている人は多くなります。
自分のことは決められても親のことは日頃から話し合っておかなければ難しいことですが、なかなか話題にし難いことでもありますし、それが必要になった時には尚更話題に出来ないことです。

ただ、人の体のことは医師でも100%分かることではありません。同じ病院の医師でも意見が異なる場合もあります。最後まで親のことを真剣に想い考えたということで十分なのではないでしょうか。

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