効かない特効薬
私は十数年間、原因不明の発熱に悩まされました。まるで女性の生理のように正確に一ヶ月周期で熱が出て、熱が出ると4ー5日寝込み、酷い時には入院するほどでした。
様々な病院に行き、様々な治療を試みましたが、効果はありませんでした。
そんな時「この薬なら絶対に効きます」とある特効薬を持ってきてくれた製薬会社の社長がいました。その薬は末期ガンの患者に使うもので、かなり高価なものでした。
それから、その薬を飲み始めて、少し経った頃、血液と感染症では日本ではトップクラスという医師に診てもらう機会がありました。
そして、初診の問診で、私の飲んでいるその薬を見て「その薬は効きませんよ」と言われました。何と、その薬は彼が開発したものだというのです。
彼によると、治験ではそれなりの成績を出したものの、認可後の成績では全く治療効果が認められない、というのです。それで「◯◯製薬の社長は絶対に効くとおっしゃってましたよ」というと、「ああ、それは◯◯社長の思い込みです」と一笑に付されました。
実はその薬が簡単に認可されたのは癌の治療に関わっていることが大きいようです。癌の治療薬の認可はかなり甘いのです。
例えば抗ガン剤の場合「腫瘍の縮小率が50%以上で、新しい病変の出現が4週間以上ない者が20%」あれば認可されることになっています。
つまりガンが治るわけでも何でもなく、ただ半分の大きさになって、4週間だけ移転がなければ良いということです。5人に4人は効かなくても良いし、効いた一人も5週間後に悪化しても構わないということです。
海外で認可された薬が、日本でなかなか認可されないことが多くある一方で、国内の製薬会社のものは、こんなに簡単に認可されるというわけです。
欧米の小話でこんなものがあります。「この薬を飲めば24時間で治ります。もし飲まなければ2日かかります」薬とは多くの場合、そういうものだそうです。
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へぇ~、しかしその先生、正直ですね(笑)
投稿: 通りすがり | 2013年5月19日 (日) 07時24分
十数年間もでは本当に大変ですね。でも日本の薬の認可の基準を知ってびっくりです。外国の薬には異常に厳しいというのに・・・でもこれで命よりも利益優先ということがよくわかります。もっとも我が家では病院も行かないし、薬も飲まないので関係ありませんが。両親ともそれで殺されたようなものなので信用していません。私たちもいつ死んでも悔いのない年になりましたし。
投稿: おおたき | 2013年5月19日 (日) 08時46分
「薬を飲めば24時間で治りますが、飲まなければ2日かかります」笑えますが、こういう現実もあるのでしょうね。
投稿: アコ | 2013年5月19日 (日) 09時06分
まったくデタラメな話ですね。
①原因不明の病気に抗がん剤を使うわけはない。
②感染症の専門医が抗ガン剤を発明するわけはない。
③仮にそうだとしても、地位のある医師が見ず知らずの患者に自分が開発した薬を効かないなどと言うわけはない。
もし本当なら、その薬の名称と医師の名前を書くべきでしょう。
投稿: 医師の卵 | 2013年5月19日 (日) 09時18分
通りすがりさん
一人ひとりの医師は真面目で正直で立派な方が多いように思います。
ただ組織の上の方になると嘘つきの割合が増えるような気もしますね。
投稿: 工場長 | 2013年5月19日 (日) 09時26分
おおたきさん
安倍首相も「日本の医薬品は20年遅れている」と言っていた通り、海外の医薬品の認可は異常に厳しく時間がかかりますね。
一方、国内の医薬品メーカーの人から「厚労省の役員の接待が大変だ」と聞いたことがあります。官民の利権構造があるのでしょうね。
投稿: 工場長 | 2013年5月19日 (日) 09時27分
アコさん
もちろん有効な薬も沢山ありますが、効きもしない薬や必要のない薬を飲まされて、副作用で更に病気を抱えたり、健康だったのに本当の病気になってしまうようなことは避けたいですね。
投稿: 工場長 | 2013年5月19日 (日) 09時30分
医師の卵さん
残念ながら事実です。
本当に医師を目指している人なら、卵から還る前に、もっと文章を読む力をつけるべきですね。
1)私は抗ガン剤とはどこにも書いていません。その薬は感染症予防の薬です。かなり高価な薬だからでしょうか、末期ガンの患者にしか保険適用でなかった薬です。
2)上記のように、感染症の専門家が感染症を予防する薬の開発に関わったということです。
3)私は見ず知らずの患者ではありませんでした。その医師は、私の治療のために、わざわざ東京から広島に2ヶ月も滞在して治療にあたりました。それだけ特別な患者だったわけです。
常識的に考えても、その薬や医師の名前が書けないことは分かると思います。
せめて、その程度の常識は身に付けてください。
投稿: 工場長 | 2013年5月19日 (日) 09時33分
勘違いを誘導しておいて「そんなことは、どこにも書いていません」と言うのは、よくある巧妙な詐欺の手口ですよ。
投稿: 医師の卵 | 2013年5月19日 (日) 10時06分
医師の卵さん
勘違いを誘導し、勝手な思い込みで騙す手口は、例えば「◯◯の気になる方に」というキャッチコピーで、◯◯の改善には何の科学的根拠のないものを売る、などに代表される広告手法ですね。
健康食品などの広告などに多様されるものです。
しかし、この記事に「感染症の予防薬を抗ガン剤だと思い込ませる」どんな誘導があったのでしょうか。そのことで、この記事を「まったくデタラメ」だと思い込ませて、どんな得があるのでしょうか。
投稿: 工場長 | 2013年5月19日 (日) 10時16分
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へぇ~、しかしその先生、正直ですね(笑)
投稿: 通りすがり | 2013年5月19日 (日) 07時24分
十数年間もでは本当に大変ですね。でも日本の薬の認可の基準を知ってびっくりです。外国の薬には異常に厳しいというのに・・・でもこれで命よりも利益優先ということがよくわかります。もっとも我が家では病院も行かないし、薬も飲まないので関係ありませんが。両親ともそれで殺されたようなものなので信用していません。私たちもいつ死んでも悔いのない年になりましたし。
投稿: おおたき | 2013年5月19日 (日) 08時46分
「薬を飲めば24時間で治りますが、飲まなければ2日かかります」笑えますが、こういう現実もあるのでしょうね。
投稿: アコ | 2013年5月19日 (日) 09時06分
まったくデタラメな話ですね。
①原因不明の病気に抗がん剤を使うわけはない。
②感染症の専門医が抗ガン剤を発明するわけはない。
③仮にそうだとしても、地位のある医師が見ず知らずの患者に自分が開発した薬を効かないなどと言うわけはない。
もし本当なら、その薬の名称と医師の名前を書くべきでしょう。
投稿: 医師の卵 | 2013年5月19日 (日) 09時18分
通りすがりさん
一人ひとりの医師は真面目で正直で立派な方が多いように思います。
ただ組織の上の方になると嘘つきの割合が増えるような気もしますね。
投稿: 工場長 | 2013年5月19日 (日) 09時26分
おおたきさん
安倍首相も「日本の医薬品は20年遅れている」と言っていた通り、海外の医薬品の認可は異常に厳しく時間がかかりますね。
一方、国内の医薬品メーカーの人から「厚労省の役員の接待が大変だ」と聞いたことがあります。官民の利権構造があるのでしょうね。
投稿: 工場長 | 2013年5月19日 (日) 09時27分
アコさん
もちろん有効な薬も沢山ありますが、効きもしない薬や必要のない薬を飲まされて、副作用で更に病気を抱えたり、健康だったのに本当の病気になってしまうようなことは避けたいですね。
投稿: 工場長 | 2013年5月19日 (日) 09時30分
医師の卵さん
残念ながら事実です。
本当に医師を目指している人なら、卵から還る前に、もっと文章を読む力をつけるべきですね。
1)私は抗ガン剤とはどこにも書いていません。その薬は感染症予防の薬です。かなり高価な薬だからでしょうか、末期ガンの患者にしか保険適用でなかった薬です。
2)上記のように、感染症の専門家が感染症を予防する薬の開発に関わったということです。
3)私は見ず知らずの患者ではありませんでした。その医師は、私の治療のために、わざわざ東京から広島に2ヶ月も滞在して治療にあたりました。それだけ特別な患者だったわけです。
常識的に考えても、その薬や医師の名前が書けないことは分かると思います。
せめて、その程度の常識は身に付けてください。
投稿: 工場長 | 2013年5月19日 (日) 09時33分
勘違いを誘導しておいて「そんなことは、どこにも書いていません」と言うのは、よくある巧妙な詐欺の手口ですよ。
投稿: 医師の卵 | 2013年5月19日 (日) 10時06分
医師の卵さん
勘違いを誘導し、勝手な思い込みで騙す手口は、例えば「◯◯の気になる方に」というキャッチコピーで、◯◯の改善には何の科学的根拠のないものを売る、などに代表される広告手法ですね。
健康食品などの広告などに多様されるものです。
しかし、この記事に「感染症の予防薬を抗ガン剤だと思い込ませる」どんな誘導があったのでしょうか。そのことで、この記事を「まったくデタラメ」だと思い込ませて、どんな得があるのでしょうか。
投稿: 工場長 | 2013年5月19日 (日) 10時16分