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2013年4月 3日 (水)

カネ次第の社会

妻が自分の顔写真を撮っているので、何かと思えば、コンサートのチケット購入に必要だと言います。

転売目的でチケットを入手し転売を行う行為はダフ行為として法律で禁止されていますが、ネットオークションの普及などで、そうしたダフ屋は増える一方です。

そのダフ行為を防ごうとする主催者は、チケットに写真や個人情報を記載するようにしたり、身分証明書の提示を求めるなど、まともな利用者は不便になる一方です。

そうしたことに対し、そもそもダフ屋を禁止することの方が資本主義の原則に反するという意見もあります。

事実、これに類したサービス(行列に並ばずにおカネでいい席をとる)は、この数年、増える一方です。

1)クレジット会社のコールセンターに電話した時、一般会員は「順番に対応しております」という録音を聞きながら待たされますが、ブラックと呼ばれるプレミアムカードの会員は待たされることはありません。

2)空港で預けた荷物が出てくる順番も、ファーストクラスやプレミアムシートの荷物が先に出てきます。

3)最近では手荷物検査でも、ファーストトラックと称して「カネ次第」で入出国の行列にも割り込めます。

4)更に、以前は平等であった遊園地でも「行列の先頭に出られるパス」が売り出され「カネ次第」で御行儀よく並ぶという道徳を学ぶ必要がなくなっています。

5)裁判や議会の傍聴するための行列にも代行業者が登場して「カネ次第」で並ぶことなく傍聴券を手に入れることができます。

このように、お金さえ払えば、待つこともなく、行列に並ぶこともなくなる、というサービスは広がる一方です。

これらの「行列に割り込む行為」だけでなく、公共施設の命名権、学校の成績や宿題がお金になったり、保険金を使い「人の命を対象とした賭博」が登場し、市民権なども含め、公共の場と考えていたものも次々と広告スペースとなるなど、従来お金にならかったものが次々と売られるようになっています。

現在の日本では性行為や内蔵、あるいは投票権を売ったり買ったりすることはできません。

しかし、生殖に関する産業、ED治療薬から、卵子のデザイン、精子の売買、妊娠・出産の代行、環境汚染権の売買は広がり、軍隊までアウトソーシングが進み、イラクやアフガニスタンでは国の軍人より軍事請負企業の方が活躍しています。

行列だけでなく、健康、教育、治安、安全保障、司法、宗教、道徳、環境、生殖までがカネ次第となりつつあります。

今や、おカネは市場経済の馴染まない分野にまで浸透してきています。
そして、国民が政府に求める第一は「景気を良くする」=「おカネ」です。

本当におカネはそんなに大事なものなのか、どこまでカネ次第の社会にすべきなのか、真剣に考える必要があるように思います。

特に、こんな動画を見ると。

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本当にいつの間にこんな世の中になったのでしょうか。
デタラメさんばかりではなく、普通の人からも日本人の良さがどんどん失われているように感じます。

投稿: アコ | 2013年4月 3日 (水) 08時51分


国民が「経済の豊かさ」を最優先だと考える以上、市場経済は命だろうが道徳だろうがカネにするしかないのではないでしょうか。
国家が全ての社会主義は崩壊しましたが、市場が全ての社会もまた限界が見えます。
そういう意味で、日本はバランスの良い社会でしたが、このところ大きくバランスを崩しているように感じます。
TPPも拝金主義を加速し格差社会を助長するのでしょうね。

投稿: 灰猫 | 2013年4月 3日 (水) 09時20分


 斑目委員長に対して批判的に書かれていますが「最後は結局お金でしょ」というのは現実であり、既に核廃棄物がある以上、それ以外の解決策はないというのは誰が考えても自明の理ではないでしょうか。
 交通事故でも、最後は結局お金でしか償うことは出来ません。それが現実の社会です。そして、最終的にはお金になるものは何であれお金にしていくことで経済は潤い豊かな社会になるのではないでしょうか。

投稿: 匿名 | 2013年4月 3日 (水) 12時42分


いやいや、何もかも「金」が物を言う時代になっても、日本という国は金の論理を超えた素晴らしい施策を展開しているではありませんか。

国土のどこでも米軍の基地として「タダ」で差し出し、いや間違えました、ただどころではなく、お金までつけて、つまり、その運営等の「金」も全て日本持ち、それどころか「思いやり予算」としてそれに上乗せして「金」を献上し、自国民が米兵の犯罪被害に遭っても、裁判権さえも差し出しています。これほど、謙譲の美徳に富み、己を空しゅうして相手への思いやりに満ち、「金」の論理、「拝金主義」を超越しているのが日本の政府です。

詳しくは、工場長さんも紹介してくれた『日米地位協定入門』をお読み下さい。

http://hiroshima.moe-nifty.com/blog/2013/03/post-82f3.html

投稿: 天邪鬼 | 2013年4月 3日 (水) 12時52分


アコさん
日本人は良くも悪くもおカネ以外の行動規範をいくつも持っていたように思います。
道徳心、恥(世間体)、和(集団主義)、そういったものです。
私も若い頃は、そうした規範には反発し、もっと合理的な価値基準である自由経済の方に魅力を感じたものです。
ただ、市場経済がここまで進んでくると、おカネという評価尺度には馴染まないものもあるように感じてきている今日この頃です。

投稿: 工場長 | 2013年4月 3日 (水) 12時53分


灰猫さん
市場原理主義の膨張はどこかで踏みとどまるラインが必要に思えてきますね。
政府の役割は景気浮揚ではなく、もっと別のものに思えます。

投稿: 工場長 | 2013年4月 3日 (水) 12時55分


匿名さん
やむを得ない事故の場合、確かにお金で補償するしかない場合もあると思いますが、核廃棄物は違います。核廃棄物はやむを得ないものではなく敢えて生産しているものです。他のどんな工場でも、無毒化できず処理の目処が立たないのに、操業が許可されるということはありません。

お金で償う、ということと、お金で済ませるということは大きく違います。

遅刻に関して罰金を課したところ、遅刻が増えたという事例があります。これは遅刻するということを罪ではなく、お金で済ませられるものだと思わせた結果だと分析されています。道徳までも買える社会というのは、やはり間違っていると思います。

投稿: 工場長 | 2013年4月 3日 (水) 12時58分


天邪鬼さん
この「思いやり」が経済的に貧しい国や、外交的に弱い国に対するものであれば、日本ほど素晴らしい国はありませんね。

投稿: 工場長 | 2013年4月 3日 (水) 13時04分


 お金になるものが多いということは、より平等な社会を実現すると考えられないでしょうか。お金になるものが限定されるほど、お金持ちは既得権に依存すると思います。
 日本では献血はタダですが、アメリカでは血液を売ることができます。そのことで貧困層は経済的に助かるのです。また臓器にしてもそうです。マンキューという経済学者は「機能する腎臓を一つも手に入れることができずに死んでいく人々がいる一方で、殆どの人は別に必要もない余分な臓器をもって生活している。これで公平といえるだろうか」と問いかけました。

 あらゆるものがお金になることで、より平等な社会が築かれるのではないでしょうか。

投稿: 匿名 | 2013年4月 3日 (水) 13時49分


匿名さん
誰も余分な臓器など持っていません。余分なのは、せいぜい皮下脂肪や内臓脂肪くらいでしょうか。

血液や臓器を市場に任せればどうなるかは、それをセックス=売春と置き換えればよく分かることでしょう。決して平等な社会を作ることはなく、むしろ逆にしか作用しません。

それは犯罪の温床となり、必要なセフティーネットの構築を妨げ、貧困層からお金より大切なものまで奪ってしまいます。

投稿: 工場長 | 2013年4月 3日 (水) 14時15分


 日本でも売春は行われています。
 臓器売買もそうです。
 アメリカの禁酒法が実証しているように、そういうものはなくなることはなく、規制することにより、ブラックマーケットを形成し、それこそ犯罪の温床になるだけです。
 むしろヨーロッパのように売春を合法化すれば、売春は正当な労働として不当なピンハネをされることもなく正当な労働対価と社会保障を受けることが出来、税金も払うようになり、政府による管理体制のため感染症も減ります。逆に日本のように売春を規制している国にエイズは増えているのです。
 中国や台湾でも世界の潮流である売春の合法化に同調する動きがありますし、韓国でも「日本やアメリカで圧倒的に多い売春婦の国籍」という汚名を返上するためにも合法化の動きがあります。

投稿: 匿名 | 2013年4月 3日 (水) 15時30分


匿名さん
現在の日本では、売春が禁止されていても、アメリカの禁酒法時代のような状況にはありません。また、ヨーロッパの一部の国や、中国や台湾のように、売春の合法化を検討すべき状態にもない、と思います。

日本人はそれを誇りに思っても良いのではないでしょうか。

売春を合法化している国は、ライセンス制度を設けたり、政府による管理体制を作るなど、いずれも政府による強い関与があります。決して市場に任せているわけではありません。ある意味で、性行為まで政府に管理させるようなものです。

韓国は、かつては売春が合法でしたが、違法になった国です。その結果として売春婦が日本やアメリカに流れただけで、原因と結果が逆です。

日本における性感染症の増加は、売春が違法であることが原因ではなく、性教育の不備によるものです。詳しくは河野美代子先生のブログで勉強してください。

投稿: 工場長 | 2013年4月 3日 (水) 15時45分

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コメント

本当にいつの間にこんな世の中になったのでしょうか。
デタラメさんばかりではなく、普通の人からも日本人の良さがどんどん失われているように感じます。

国民が「経済の豊かさ」を最優先だと考える以上、市場経済は命だろうが道徳だろうがカネにするしかないのではないでしょうか。
国家が全ての社会主義は崩壊しましたが、市場が全ての社会もまた限界が見えます。
そういう意味で、日本はバランスの良い社会でしたが、このところ大きくバランスを崩しているように感じます。
TPPも拝金主義を加速し格差社会を助長するのでしょうね。

 斑目委員長に対して批判的に書かれていますが「最後は結局お金でしょ」というのは現実であり、既に核廃棄物がある以上、それ以外の解決策はないというのは誰が考えても自明の理ではないでしょうか。
 交通事故でも、最後は結局お金でしか償うことは出来ません。それが現実の社会です。そして、最終的にはお金になるものは何であれお金にしていくことで経済は潤い豊かな社会になるのではないでしょうか。

いやいや、何もかも「金」が物を言う時代になっても、日本という国は金の論理を超えた素晴らしい施策を展開しているではありませんか。

国土のどこでも米軍の基地として「タダ」で差し出し、いや間違えました、ただどころではなく、お金までつけて、つまり、その運営等の「金」も全て日本持ち、それどころか「思いやり予算」としてそれに上乗せして「金」を献上し、自国民が米兵の犯罪被害に遭っても、裁判権さえも差し出しています。これほど、謙譲の美徳に富み、己を空しゅうして相手への思いやりに満ち、「金」の論理、「拝金主義」を超越しているのが日本の政府です。

詳しくは、工場長さんも紹介してくれた『日米地位協定入門』をお読み下さい。

http://hiroshima.moe-nifty.com/blog/2013/03/post-82f3.html

アコさん
日本人は良くも悪くもおカネ以外の行動規範をいくつも持っていたように思います。
道徳心、恥(世間体)、和(集団主義)、そういったものです。
私も若い頃は、そうした規範には反発し、もっと合理的な価値基準である自由経済の方に魅力を感じたものです。
ただ、市場経済がここまで進んでくると、おカネという評価尺度には馴染まないものもあるように感じてきている今日この頃です。

灰猫さん
市場原理主義の膨張はどこかで踏みとどまるラインが必要に思えてきますね。
政府の役割は景気浮揚ではなく、もっと別のものに思えます。

匿名さん
やむを得ない事故の場合、確かにお金で補償するしかない場合もあると思いますが、核廃棄物は違います。核廃棄物はやむを得ないものではなく敢えて生産しているものです。他のどんな工場でも、無毒化できず処理の目処が立たないのに、操業が許可されるということはありません。

お金で償う、ということと、お金で済ませるということは大きく違います。

遅刻に関して罰金を課したところ、遅刻が増えたという事例があります。これは遅刻するということを罪ではなく、お金で済ませられるものだと思わせた結果だと分析されています。道徳までも買える社会というのは、やはり間違っていると思います。

天邪鬼さん
この「思いやり」が経済的に貧しい国や、外交的に弱い国に対するものであれば、日本ほど素晴らしい国はありませんね。

 お金になるものが多いということは、より平等な社会を実現すると考えられないでしょうか。お金になるものが限定されるほど、お金持ちは既得権に依存すると思います。
 日本では献血はタダですが、アメリカでは血液を売ることができます。そのことで貧困層は経済的に助かるのです。また臓器にしてもそうです。マンキューという経済学者は「機能する腎臓を一つも手に入れることができずに死んでいく人々がいる一方で、殆どの人は別に必要もない余分な臓器をもって生活している。これで公平といえるだろうか」と問いかけました。

 あらゆるものがお金になることで、より平等な社会が築かれるのではないでしょうか。

匿名さん
誰も余分な臓器など持っていません。余分なのは、せいぜい皮下脂肪や内臓脂肪くらいでしょうか。

血液や臓器を市場に任せればどうなるかは、それをセックス=売春と置き換えればよく分かることでしょう。決して平等な社会を作ることはなく、むしろ逆にしか作用しません。

それは犯罪の温床となり、必要なセフティーネットの構築を妨げ、貧困層からお金より大切なものまで奪ってしまいます。

 日本でも売春は行われています。
 臓器売買もそうです。
 アメリカの禁酒法が実証しているように、そういうものはなくなることはなく、規制することにより、ブラックマーケットを形成し、それこそ犯罪の温床になるだけです。
 むしろヨーロッパのように売春を合法化すれば、売春は正当な労働として不当なピンハネをされることもなく正当な労働対価と社会保障を受けることが出来、税金も払うようになり、政府による管理体制のため感染症も減ります。逆に日本のように売春を規制している国にエイズは増えているのです。
 中国や台湾でも世界の潮流である売春の合法化に同調する動きがありますし、韓国でも「日本やアメリカで圧倒的に多い売春婦の国籍」という汚名を返上するためにも合法化の動きがあります。

匿名さん
現在の日本では、売春が禁止されていても、アメリカの禁酒法時代のような状況にはありません。また、ヨーロッパの一部の国や、中国や台湾のように、売春の合法化を検討すべき状態にもない、と思います。

日本人はそれを誇りに思っても良いのではないでしょうか。

売春を合法化している国は、ライセンス制度を設けたり、政府による管理体制を作るなど、いずれも政府による強い関与があります。決して市場に任せているわけではありません。ある意味で、性行為まで政府に管理させるようなものです。

韓国は、かつては売春が合法でしたが、違法になった国です。その結果として売春婦が日本やアメリカに流れただけで、原因と結果が逆です。

日本における性感染症の増加は、売春が違法であることが原因ではなく、性教育の不備によるものです。詳しくは河野美代子先生のブログで勉強してください。

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