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2013年3月 1日 (金)

総合知  原発をどうする?

ネット時代になり、人々は膨大な情報量の中にいる。
知りたいことがあれば、ネットで検索すれば即知ることができる。
しかし興味がなければ、スーッと流れていってしまう。
流れていったことすら知ることもないという状況にある。

こうした状況の中にあって、
各人がしっかりとした判断をするためには、経済、政治、科学、くらし、こころを総合的に知ることで、その人なりの座標軸を持つことが必要だろうということで、
朝日新聞と集英社と大学がコラボして各界の現代を代表する学者、ジャーナリスト10人による連続講演と質疑応答のシンポジウムの記録が「知の挑戦ー本と新聞の大学」として出版された。
 
講演は朝日新聞の一色清、東京大学の姜尚中、政治学者の杉田敦、宇宙物理学者の池内了、作家の落合恵子、エコノミストの浜矩子、生物学者の福岡伸一氏らだ。

Image_2


講演のはじめに、姜尚中氏は
「ドイツのメルケル首相は日本の3月31日月31日を受けて、ミュンヘン郊外のイザール原発の第1
基を即座に止め、「倫理委員会」を立ち上げた。
以前からあった「原子炉安全委員会」はいわゆる専門家の集まりです。
「倫理委員会」は政界、経済界、教会、労働組合の代表17名の全く専門外の人たちです。
全体状況を判断するには「総合知」が必要だと考えたからです。
原発そのものは専門家にしかわからない科学技術の世界の存在です。
しかし原発を取り巻く諸問題は社会全体にかかわり、国民の暮らしすべてに影響を及ぼすものです。
専門知のみで問題を考えて、そこにすべての責任を押しかぶせてはいけないのです」
といっている。


日本では、原発の存続するか否かについては、
原発の建設地の下に活断層が有るか否かによるという極めて限定された専門的問題に限定して結論を出そうとしている。

原発の存続云々はもっと多様な視点から検討されるべきだろうとはずっと感じていた。

このシンポジウムはそうしたことについて、極めて多面的な視点から検討することの必要性を改めて示してくれた。

同時に経済学や生物学、物理学のそれぞれの面白さも見せてくれた。
経済学者の浜氏は経済学を勉強するのは
「経済学者に騙されないためだ」といい、
「グローバル化が進むことに比例して、ローカルな活動が意味をもってくる」ともいう。

加藤千洋氏は
「中国はこのまま発展を続けるのでなく、いずれ中進国の罠に陥り、発展か滞るだろう」ともいう。

福島伸一氏は
「私たちの体は、新しい食べ物によって新しい細胞が作られ、入れ替わっていき、1年も経てば、物質レベルでは完全に別人になっています。毎日排泄するうんちの主成分は食べた物の残りかすでなく、自分自身の消化管の残骸が捨て去られているのです」
という。

広島でもこんな「総合知」をテーマにしてのシンポジウムを、大学と先見性のある地元メディアが提携してやって欲しい。

元安川

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福島原発の事故で、いかに専門家が嘘吐きなのか良く分かりましたが、原子力のように専門家=最大の利害関係者というような場合は、専門家以外の意見の方が重要になるのではないでしょうか。
投稿: アコ | 2013年3月 1日 (金) 09時26分


アコ様

「専門家というのは、それ以外のことは知らない」ということでもあります。
地震が起こるかどうか、使用済み核燃料をどうするのか、被爆の影響はどうかということはそれぞれ専門が全く違います。
地震の専門家に、原発の是か非かの判断を任せるのは、そもそもおかしいということだと思います。

投稿: 元安川 | 2013年3月 1日 (金) 11時12分


原発の安全性は、どんなに議論しようが、核反応を完全に制御できなければ無理な事です。
設備とか立地とかは、2次的な要素だと思います。
本質は、核の制御と、放射能の無害化ができることが、絶対条件だと思います。
原発の必要性と、原発の安全性は、同じ議論ではないと思います。
原発の必要性には、原発学者はまったく必要ないですね。というより役立たずですね。
そうでない人達の議論が必要でしょうね。

投稿: やんじ | 2013年3月 1日 (金) 16時18分


やんじ様

安全でなければ、いくら必要でも、あってはいけないのが原発でしょうね。
それが曖昧になってしまっているようですね。
そうしたことを含めて、原発については総合的に、多面的に議論する必要があるのでしょうね。

投稿: 元安川 | 2013年3月 1日 (金) 16時36分

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コメント

福島原発の事故で、いかに専門家が嘘吐きなのか良く分かりましたが、原子力のように専門家=最大の利害関係者というような場合は、専門家以外の意見の方が重要になるのではないでしょうか。

アコ様

「専門家というのは、それ以外のことは知らない」ということでもあります。
地震が起こるかどうか、使用済み核燃料をどうするのか、被爆の影響はどうかということはそれぞれ専門が全く違います。
地震の専門家に、原発の是か非かの判断を任せるのは、そもそもおかしいということだと思います。

原発の安全性は、どんなに議論しようが、核反応を完全に制御できなければ無理な事です。
設備とか立地とかは、2次的な要素だと思います。
本質は、核の制御と、放射能の無害化ができることが、絶対条件だと思います。
原発の必要性と、原発の安全性は、同じ議論ではないと思います。
原発の必要性には、原発学者はまったく必要ないですね。というより役立たずですね。
そうでない人達の議論が必要でしょうね。

やんじ様

安全でなければ、いくら必要でも、あってはいけないのが原発でしょうね。
それが曖昧になってしまっているようですね。
そうしたことを含めて、原発については総合的に、多面的に議論する必要があるのでしょうね。

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