新たな感動を呼ぶ「キャッツ」は必見
今、広島市中区の上野学園ホールで、劇団四季のミュージカル「キャッツ」が上演されている。開幕前日の昨年12月8日、報道関係者らにゲネプロが公開された。筆者は9年前にも広島公演を観たが、その時よりもまた新たな感動を覚えた。
ストーリーは「満月が青白く輝く夜、街の片隅のゴミ捨て場にジェリクルキャッツが集まる。自らの人生を謳歌(おうか)する強靭(きょうじん)な思想と無限の個性、行動力を持つ猫、それがジェリクルキャッツ。そしてこよいは、長老猫が最も純粋なジェリクルキャッツを選ぶ特別な舞踏会。やがて夜明けが近づき、ただ一匹の猫の名前が宣言される。その猫とは・・・」シンプルで分かりやすく、小さい子供まで楽しめるミュージカルだ。
「キャッツ」は1981年ロンドンでデビューし、ニューヨークのブロードウェイで大ヒット、世界各国で上演されているロングランの作品だ。日本でも上演回数は一番多い。四季の「キャッツ」は83年に初演以来、今までの上演回数約8300回、総入場者数830万人というからすごい。全国10ヶ所に専用劇場をを持ち、広島、静岡、仙台などの政令市では、公立ホールを利用してロングラン上演を続けている。上演に当たっては地元の行政や団体、報道関係の協力を得ている。
今回も県、市、商工会議所、経済同友会、中国新聞、中国放送などが協力し主催。ちなみに9年前の広島公演は115回上演、15万7000人の入場者があった。当時「広島にも専用劇場を」という声が上がったほどだ。
音楽はロックやバラードなど変化に富んだ曲。それに合わせて24匹の猫がタップやバレエ、モダン、ジャズダンスで歌って踊る姿は観る人を一体にさせる。メーキャップや衣装も素晴らしい。猫の目線で作られたゴミ捨て場や物体など舞台装置も大いに楽しませてくれる。今回はゴミの中に「もみじ饅頭」や「カープ帽子」「カキ」「おたふくソース容器」など広島に関連する品が隠されており、探してみるのも楽しみの一つだ。
猫たちの強烈な個性は、観る人の歩んできた人生と重なって、それぞれの猫を通して人が生きる意味を感じさせてくれる。何年か先に「キャッツ」広島公演があれば、元気だったら足を運びたいと思っている。
広島公演は3月24日月24日まで。ついでながら、先日亡くなった「はだしのゲン」のミュージカルも観たいものだ。
上村和博
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キャッツ観に行きました♪
感動しました。
投稿: ぽけっとラッキーママ | 2013年2月 3日 (日) 06時11分
ぼけっとラッキーママ様
いつ見ても新たな感動を受けますね。
私も終演までにもう一度行きます。
投稿: 上村和博 | 2013年2月 3日 (日) 16時24分
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ぼけっとラッキーママ様
いつ見ても新たな感動を受けますね。
私も終演までにもう一度行きます。
投稿: 上村和博 | 2013年2月 3日 (日) 16時24分