稲生神社
稲生神社は、
「稲生」の書いて「いなり」と読む。
電停、バス停の名称は稲荷町となっている。
稲荷神社と書くのが普通だと思うけど。
ネットで調べてみると、
「広島市南区稲荷町の稲生神社は、豊受大神や大國主命と併せて稲生武太夫を御祭神として祭っている。町名と違う理由は諸説あり定かでない。17世紀初頭に浅野公が入府の際創建されたが原爆で全て焼け、再建された。五穀豊穣、商売繁盛、厄除け、火災除けの神様として崇敬されている」
と書かれている。
神殿に上がる階段の途中に、いくつもの赤い鳥居があるので良く目立つ。
1階が駐車場、2階が社務所になっている。
狭い土地の有効利用ということだろうが、これはこれで理屈に適っている?
古代の出雲大社は、高さ48mの高床式の木造建築で、
参拝のために登る階段が、延々と神殿まで付いていたという研究もある。
それに倣ってか、グランドプリンスホテル広島の車回し脇の木立の中にある小さな小さな白い神社は5mくらいの高い位置につくられてい、そこに登る階段が設けられている。
神殿の両脇には、
被爆に耐えて残ったという石の狐がおかれている。
私は神社の前を通りかかると、
その都度、お賽銭をあげて、
「いいことがありますように」とお願いする。
神社にお詣りすれば、
神社が何か私にいいことをしてくれるわけではないだろうが、
でもお詣りすると、なんとなくいいことがありそうに感じるから、
可笑しい。
広島市内には、あちこちに大小様々の沢山の神社がある。
周辺の建物が、鉄とコンクリートとガラスの建物になり、どんどん高層化する中にあって、
神社は、ひっそりと時代に取り残されたかのように建っている。
その古臭さと資本主義の論理と全く次元の違う世界にあることで、
フッと癒される空間になっている。
街の豊かさ、潤いと深みを創りだしてもいる。
神社はなんとも不思議な空間だ。
欧米の都市で、こんなに多くの宗教的施設が散在している街は見たことがない。
元安川
*お願い
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息子が小さい頃に妖怪話にはまり、
親子で稲生物怪録の虜になりました。
その時に稲生家ゆかりの神社と聞いておりますが、
どうなのでしょう。
実名をあげ、藩をあげて守った妖怪物語ですから、
稲生平太郎と言う人はさぞ偉丈夫だったと想像します。
投稿: nancy | 2013年1月30日 (水) 10時56分
nancy様
稲生物怪録は荒俣宏や水木しげるら沢山の作家、漫画家をひきつけるほどの話のようですね。
そんな奇々怪々な話が伝えられているというのも、
神社の面白いところですね。
投稿: 元安川 | 2013年1月30日 (水) 12時04分
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その時に稲生家ゆかりの神社と聞いておりますが、
どうなのでしょう。
実名をあげ、藩をあげて守った妖怪物語ですから、
稲生平太郎と言う人はさぞ偉丈夫だったと想像します。
投稿: nancy | 2013年1月30日 (水) 10時56分
nancy様
稲生物怪録は荒俣宏や水木しげるら沢山の作家、漫画家をひきつけるほどの話のようですね。
そんな奇々怪々な話が伝えられているというのも、
神社の面白いところですね。
投稿: 元安川 | 2013年1月30日 (水) 12時04分