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2013年1月25日 (金)

アベノミクス

私にとって経済というのは苦手な分野です。自分の財布ですら把握していないくらいですから、国の経済など分かるわけがありません。

アベノミクスとは安倍首相が掲げる経済政策を指す造語で、「徹底した金融緩和と大胆な財政出動で、結果としてGDPを2%上げ、雇用を60万人増やそう」というものだそうです。

そして、ノーベル経済学賞受賞者でもあるプリンストン大のクルーグマン教授も「結果的に正しい」と評価したと報道されました。

ただ、内容をよく読むと、「普通に経済が分かっている人達では、怖くてとても出来ないような実験だ」とか「安倍(首相)はナショナリストで経済政策への関心は乏しく、それ故に正統派の理論を無視しているのだろう」とか「金融市場はひとまず好感しているものの、金融緩和の副作用などに深い洞察を欠いたままの政策運営」と、必ずしも手放しで褒めているわけでもなさそうです。

また、これまで口を開けば「円高」と「デフレ」を不況の元凶としてきた人達は、当面の円安を大歓迎していて、これから来るであろうインフレにも期待を寄せているということです。

ここで経済オンチの私としては、円安が良いとか、インフレが良いという基本的なことから理解できないのです。

現在、日本の輸出産業は産業全体の十数%しかなく、食料や燃料はもちろん工業製品でさえ輸入が増えており、貿易収支は恒常的に赤字になっています。

消費者としては円は高い方が良いはずです。

デフレにしても、私にとって、モノが安くなって不都合なことは何もありません。

逆に、好景気でインフレが続いていた頃、私の母親が「大学4年間の学資として貯めた預金も、インフレで自転車しか買えなかった」と言っていたのを今でも覚えています。

経済学者は「風が吹けば桶屋が儲かる」というような説明をしますが、どうも経済オンチの私には理解が出来ないのです。

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経済学なんて占いに近いものだと思っていますが、政策としては誰に得をさせて誰に損をさせるかというとなのでしょうね。
インフレは借金をしている国や企業が得をして、預金をしている国民が損をするということで、
デフレはその逆、だから国=政府や官僚そして大企業は「デフレ脱却」の大合唱となるのでしょう。

投稿: 灰猫 | 2013年1月25日 (金) 11時58分


どんな報道をご覧になっても分かる通り、デフレ脱却、円高解消は国の目標です。
ただ物価が安くなって何が悪い? という庶民感覚も分かりますので、説明したいと思います。

経済がデフレというのは、商品が余っている状態です。ですから商品価格を下げるわけです。
ところが商品価格を下げるには、人件費も下げる必要があるので、賃金が安くしたり従業員を解雇します。
そうすると商品を買えない人が増えて、ますます売れなくなり、ますます賃金は下がり失業者が増えることになります。
これがデフレ・スパイラルです。

今の社会は貨幣経済ですから、お金がなければ生きていけません。
そのお金が減り続けるのがデフレです。

逆にお金が増えていくのがインフレです。
ただし極端なインフレは致命的な結果をもたらします。
だから政府がいくらインフレにしようと思っても銀行は積極的に動きません。
それが今回やっと重い腰を上げたのですが、今回表明したインフレターゲットの2%というのが、経済学的にも最も安全で良いとされているものです。

それを発表した途端に円は下がり、株価は上がったことを見ても、それがいかに正しいことか分かります。

投稿: 経済通 | 2013年1月25日 (金) 12時23分


灰猫さん
私も経済学は占いの一種ではないかと思うことが多いです。
アメリカのように優秀な学者が束になって、政府が強い権力を持つ国ですら、ギャンブルのようなことの繰り返しです。

結局、誰かが得をすれば誰かが損をするということだけのようにしか思えません。

投稿: 工場長 | 2013年1月25日 (金) 13時30分


経済通さん
コメントと解説、ありがとうございます。

報道などで見る限り、デフレになると物価が下がるので給料も下がる、インフレになると物価が上がるので給料もあがる、と、あくまで物価変動が先で、給料の変動がついていくという説明なので、タイムラグがある分、実質的にはデフレの方が有利に思えました。

いくらスパイラルと言ってもゼロにはならないでしょうから、どこかでバランスが取れるのではないでしょうか。

また、貨幣経済とはいえ、その貨幣はモノを買ったりサービスを受けるための手段です。モノやサービスが同じ量であれば、相対的に貨幣価値が上下しても、実質は変わらないように思えますが、どうでしょうか。

また、円が下がれば、収入には関係なく食料品も燃料費も上がるわけで、庶民に良いことはないように思えます。

デフレ脱却、円安が良いという人達は、それで得をする人で、決して国民全体ではないように思えるのですが、どうでしょうか。

投稿: 工場長 | 2013年1月25日 (金) 13時32分


円が上がろうが下がろうが庶民には関係ないように思います。
子供の頃は円は360年で、若い頃は180円で「円高」でした。
当時、円が百何十円かになると日本経済は壊滅するようなことを言われていましたが、百円を切っても大丈夫でした。
経済学なんて本当に眉唾なものだと思います。

投稿: 通りすがり | 2013年1月25日 (金) 14時26分


成長=インフレ
衰退=デフレ
だから、インフレの方がいいんだ、という思い込みがあるようです。
衰退もいいと思えば、
デフレも良しです。
格差の修正、より安全な国にすべきだというのはわかりますが、
それは成長とは違うことでしょう。
こんなに豊かな国になって、
これ以上なにが必要なのでしょうか。

投稿: 宇品灯台 | 2013年1月25日 (金) 15時20分


自明の理ということを説明するのは、なかなか大変ですね(笑)

まぁ「地球は本当に丸いのか、太陽の周りを回っているのか、私には平らに思える、太陽が回っているとしか感じない」と言われても、それは知らないというだけで批難することではありません。

さて、物価でも為替でも、それぞれの個人、家庭、企業、産業で、損した得したり影響はそれぞれでしょう。しかし、国の経済という大きな視点で見ると、影響ははっきりしています。

公務員、年金生活者、正規雇用の人は、すぐに収入は落ちませんから、物価が下がる方が先になり、一見、得するように思えるかも知れません。しかし増え続けている非正規労働者はすぐに失業し、失業保険や生活保護など社会保障費が増大します。ところが、それを支えるGDP=国民総生産はデフレでは減り続けています。

円高も同じようなことで、日本という国は輸出産業が支えています。ですから円高になれば、輸入業者など有利な産業もありますが、多くの輸出産業が不利になります。その結果、国という単位でみれば、日本は円安がいいのです。

ただしインフレにしても円安にしても急激な変化はよくありません。それで日銀なども、どうしても保守的になり、スーパーインフレを恐れて、なかなか金融緩和に踏み切れないのです。

今回は2%というインフレターゲットを政府と日銀で発表し、それに合わせて円安、株高が進行しているので、理屈はどうあれ、正解であったことは間違いないでしょう。

投稿: 経済通 | 2013年1月25日 (金) 15時26分


通りすがりさん
私の知人はドルが180円の時に「これ以上、円が上がることはない」とドルでかなりの預金をしました。それが今や倍以上、価値は半分以下です。そういう人は円に下がって欲しいのかも知れませんが、それにしても180円に戻ることはないでしょうね。

私は円の預金もドルの預金もありませんが、食料も使うものも海外のものが多く、日本製でも原料は輸入というものが多いので、円高の方が嬉しいですね。

投稿: 工場長 | 2013年1月25日 (金) 16時12分


宇品灯台さん
1ドル360円だった頃、庶民の家にはなかったテレビ、エアコン、自家用車などが、100円を切っている現在では一家に1台どころか一人1台あります。180円だった頃には想像もしなかったパソコンや携帯電話も、100円を切る今は子どもまでが一人1台持っています。そしてコンビニは街に溢れ、スーパーも本屋も24時間営業、デパートも元旦から営業するなどモノもサービスも溢れています。

そして人口は減少しています。

こんな状況で更なる経済成長が必要だ、というのがどうも分かりませんね。

投稿: 工場長 | 2013年1月25日 (金) 16時14分


経済通さん
地球が丸いことや自転・公転については、実感できる部分もありますし、知らなくても説明のできることですが、経済、特にマクロ経済については、どうでしょうか。

まず、個人でも企業でも、国の利益より自己の利益を優先して行動します。国さえよければ自分はどうでも良いというような人は、珍しいでしょう。

その国の統計では、2011年の労働者4918万人のうち,非正規労働者は1733万人です。それに年金生活者もいるわけですから、デフレによって当面「得」をする人の方が「損」をする人より圧倒的に多いように思われます。

また、デフレ=失業ということが「自明の理」のように書かれていますが、人口は減少しているわけですし、それに合わせて経済が縮小したとしても、すぐに失業者が増えるということにはならないと思いますし、加えてデフレであれば、社会保障に必要なお金も少なくて済むわけですから、その分GDPが減少しても問題ないようにも思えます。

さらに、「日本は輸出産業が支えている」ということですが、財務省が日発表した2012年の貿易統計によると、輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は6兆9273億円の赤字となっています。つまり売るより買っている方が多いわけで、それなら国全体としては円高の方が有利に思えますが、どうでしょうか。

投稿: 工場長 | 2013年1月25日 (金) 16時18分


コピペですが、こんな意見も
ノーベル経済学賞受賞者のジョセフ・スティグリッツ米コロンビア大教授は24日、「円高を是正して景気を刺激し、本格的なデフレ対策を打つという意図は正しい」と述べ、大胆な金融緩和や財政出動を柱とする安倍政権の経済政策を評価した。

 世界経済フォーラムの年次総会(ダボス会議)で日本経済新聞の取材に答えた…

投稿: プティコション | 2013年1月26日 (土) 19時02分


プティコションさん
情報ありがとうございます。

スティグリッツ教授は、クルーグマン教授に続いてアベノミクスを評価した2人目のノーベル賞受賞者として報道されているようですが、クルーグマン教授が半分は皮肉交じりであったことに対し、クルーグマン教授の最も主張したい点はグローバリズムへの批判だというように感じました。

ダボス会議でのスティグリッツ教授の発言は世界経済における様々な長期的問題を指摘する中で、先進国で起きている一向に解消されない不平等と構造改革の必要性、あるいは地球規模では温暖化の問題と格差社会や貧困問題の解決策として、「市場に任せていただけでは何ら解決されない」とし、「政府の出番だ」としたわけです。

その中で、世界でも飛び抜けて大きな財政赤字を抱えながらも、なお莫大な財政出動をする日本政府を評価したわけですが、全体の文脈としては、アベノミクスへの評価というより、アメリカやヨーロッパへの批判のように感じました。

今、経済に弱い私としては、おそらく「自明の理」であるデフレの経済効果が理解できないという段階です。

それが例えばノーベル物理学賞を受賞した二人の物理学者が評価したものであれば、もう少し盲目的に信じることも出来ますが、経済学者というのは、ノーベル賞受賞者でも企業破綻させた学者もいるくらいで、イマイチ信用できないのです。

投稿: 工場長 | 2013年1月26日 (土) 19時32分


地球が丸いことや自転や公転についてもコメントで説明するのは難しいように、マクロ経済を語るにはコメントでは難しいものです。どんなに自明の理であってもです。

>デフレによって当面「得」をする人の方が「損」をする人より圧倒的に多い

それこそが問題なのですよ。シワ寄せが、その圧倒的に少ない人=弱い人に集中する、ということは、下手をすると生きていけなくなるということです。

>デフレ=失業ということが「自明の理」のように書かれていますが

デフレは経済の縮小で、企業の収益も落ちますから、当然の結果として失業者が増えます。

>その分GDPが減少しても問題ないようにも思えます。

それ以上に費用がかかってくるのがデフレなのです。

>売るより買っている方が多いわけで、それなら国全体としては円高の方が有利に思えますが、

売るのは利益ですが、買うのは消費です。それとこれは一緒にできません。買うものは減少しても問題ありませんが、稼ぎが少なくなったら困るでしょう。

投稿: 経済通 | 2013年1月26日 (土) 20時06分


経済通さん

>地球が丸いことや自転や公転についてもコメントで説明するのは難しい

そうですね。
ただ、地球の自転や公転については、ネットで検索すれば納得のいく説明もすぐに見つかりますし、それをリンクで示すことも可能ですが、デフレ脱却は「当たり前」「自明の理」「基本中の基本」「常識」なのでしょうね。なかなか納得できる解説が見つかりません。

もし分かり易いサイトがあれば、紹介頂ければ幸いです。

>シワ寄せが、その圧倒的に少ない人=弱い人に集中する

それでは逆に損する人が多くて、得する人が少ない政策が良いということでしょうか?
インフレ政策は損する人が多くて、得する人が少ないのでしょうか。
ますます謎です(^_^;)

>デフレは経済の縮小で、企業の収益も落ちますから

デフレ経済下でも収益を伸ばしている企業は沢山ありますし、インフレ経済化でも倒産する企業は沢山あります。その違いは何なのでしょうか。

あるいは絶対金額が落ちても物価も人件費も落ちているのであれば何の問題もないと思えますし、それこそ海外にモノを売っている企業にはモノが安くできることになり有利なのではないでしょうか。

>売るのは利益ですが、買うのは消費です

そうとも限らないのではないでしょうか。
日本には資源がないとされていますから、多くの輸出企業の商品の原料や燃料も輸入です。それらの原価が安くなるわけですから、悪いことばかりでもないように思えますが、違いますでしょうか。
また電力問題でも節電も発電と捉えられる考え方があるように、消費に関する費用の減少も収入=利益だと置き換えられないでしょうか。

投稿: 工場長 | 2013年1月27日 (日) 10時18分


いわゆる「経済学」の専門家たちは、ブルのときにはしゃしゃり出てきますよね。ベアになると、何故か沈黙。それでも学問なのですね。

でも、今からの日本経済の行方は、増税にもっと大きく左右されると言っている人もいます。例えば橋本内閣のときのように。となると、今の状態は一時、ユーフォリアかもしれません。増税の結果、経済がどんな風に変わるのかも是非教えて頂きたいですね。

投稿: 熊さん | 2013年1月27日 (日) 21時55分


熊さん
地震学者にも似たような印象を持ちます。
現在のマクロ経済は信用創造によるギャンブル性が強く、なかなか政府の思惑通りには動かないものだと思います。

投稿: 工場長 | 2013年1月29日 (火) 17時32分

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経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

経済学なんて占いに近いものだと思っていますが、政策としては誰に得をさせて誰に損をさせるかというとなのでしょうね。
インフレは借金をしている国や企業が得をして、預金をしている国民が損をするということで、
デフレはその逆、だから国=政府や官僚そして大企業は「デフレ脱却」の大合唱となるのでしょう。

どんな報道をご覧になっても分かる通り、デフレ脱却、円高解消は国の目標です。
ただ物価が安くなって何が悪い? という庶民感覚も分かりますので、説明したいと思います。

経済がデフレというのは、商品が余っている状態です。ですから商品価格を下げるわけです。
ところが商品価格を下げるには、人件費も下げる必要があるので、賃金が安くしたり従業員を解雇します。
そうすると商品を買えない人が増えて、ますます売れなくなり、ますます賃金は下がり失業者が増えることになります。
これがデフレ・スパイラルです。

今の社会は貨幣経済ですから、お金がなければ生きていけません。
そのお金が減り続けるのがデフレです。

逆にお金が増えていくのがインフレです。
ただし極端なインフレは致命的な結果をもたらします。
だから政府がいくらインフレにしようと思っても銀行は積極的に動きません。
それが今回やっと重い腰を上げたのですが、今回表明したインフレターゲットの2%というのが、経済学的にも最も安全で良いとされているものです。

それを発表した途端に円は下がり、株価は上がったことを見ても、それがいかに正しいことか分かります。

灰猫さん
私も経済学は占いの一種ではないかと思うことが多いです。
アメリカのように優秀な学者が束になって、政府が強い権力を持つ国ですら、ギャンブルのようなことの繰り返しです。

結局、誰かが得をすれば誰かが損をするということだけのようにしか思えません。

経済通さん
コメントと解説、ありがとうございます。

報道などで見る限り、デフレになると物価が下がるので給料も下がる、インフレになると物価が上がるので給料もあがる、と、あくまで物価変動が先で、給料の変動がついていくという説明なので、タイムラグがある分、実質的にはデフレの方が有利に思えました。

いくらスパイラルと言ってもゼロにはならないでしょうから、どこかでバランスが取れるのではないでしょうか。

また、貨幣経済とはいえ、その貨幣はモノを買ったりサービスを受けるための手段です。モノやサービスが同じ量であれば、相対的に貨幣価値が上下しても、実質は変わらないように思えますが、どうでしょうか。

また、円が下がれば、収入には関係なく食料品も燃料費も上がるわけで、庶民に良いことはないように思えます。

デフレ脱却、円安が良いという人達は、それで得をする人で、決して国民全体ではないように思えるのですが、どうでしょうか。

円が上がろうが下がろうが庶民には関係ないように思います。
子供の頃は円は360年で、若い頃は180円で「円高」でした。
当時、円が百何十円かになると日本経済は壊滅するようなことを言われていましたが、百円を切っても大丈夫でした。
経済学なんて本当に眉唾なものだと思います。

成長=インフレ
衰退=デフレ
だから、インフレの方がいいんだ、という思い込みがあるようです。
衰退もいいと思えば、
デフレも良しです。
格差の修正、より安全な国にすべきだというのはわかりますが、
それは成長とは違うことでしょう。
こんなに豊かな国になって、
これ以上なにが必要なのでしょうか。

自明の理ということを説明するのは、なかなか大変ですね(笑)

まぁ「地球は本当に丸いのか、太陽の周りを回っているのか、私には平らに思える、太陽が回っているとしか感じない」と言われても、それは知らないというだけで批難することではありません。

さて、物価でも為替でも、それぞれの個人、家庭、企業、産業で、損した得したり影響はそれぞれでしょう。しかし、国の経済という大きな視点で見ると、影響ははっきりしています。

公務員、年金生活者、正規雇用の人は、すぐに収入は落ちませんから、物価が下がる方が先になり、一見、得するように思えるかも知れません。しかし増え続けている非正規労働者はすぐに失業し、失業保険や生活保護など社会保障費が増大します。ところが、それを支えるGDP=国民総生産はデフレでは減り続けています。

円高も同じようなことで、日本という国は輸出産業が支えています。ですから円高になれば、輸入業者など有利な産業もありますが、多くの輸出産業が不利になります。その結果、国という単位でみれば、日本は円安がいいのです。

ただしインフレにしても円安にしても急激な変化はよくありません。それで日銀なども、どうしても保守的になり、スーパーインフレを恐れて、なかなか金融緩和に踏み切れないのです。

今回は2%というインフレターゲットを政府と日銀で発表し、それに合わせて円安、株高が進行しているので、理屈はどうあれ、正解であったことは間違いないでしょう。

通りすがりさん
私の知人はドルが180円の時に「これ以上、円が上がることはない」とドルでかなりの預金をしました。それが今や倍以上、価値は半分以下です。そういう人は円に下がって欲しいのかも知れませんが、それにしても180円に戻ることはないでしょうね。

私は円の預金もドルの預金もありませんが、食料も使うものも海外のものが多く、日本製でも原料は輸入というものが多いので、円高の方が嬉しいですね。

宇品灯台さん
1ドル360円だった頃、庶民の家にはなかったテレビ、エアコン、自家用車などが、100円を切っている現在では一家に1台どころか一人1台あります。180円だった頃には想像もしなかったパソコンや携帯電話も、100円を切る今は子どもまでが一人1台持っています。そしてコンビニは街に溢れ、スーパーも本屋も24時間営業、デパートも元旦から営業するなどモノもサービスも溢れています。

そして人口は減少しています。

こんな状況で更なる経済成長が必要だ、というのがどうも分かりませんね。

経済通さん
地球が丸いことや自転・公転については、実感できる部分もありますし、知らなくても説明のできることですが、経済、特にマクロ経済については、どうでしょうか。

まず、個人でも企業でも、国の利益より自己の利益を優先して行動します。国さえよければ自分はどうでも良いというような人は、珍しいでしょう。

その国の統計では、2011年の労働者4918万人のうち,非正規労働者は1733万人です。それに年金生活者もいるわけですから、デフレによって当面「得」をする人の方が「損」をする人より圧倒的に多いように思われます。

また、デフレ=失業ということが「自明の理」のように書かれていますが、人口は減少しているわけですし、それに合わせて経済が縮小したとしても、すぐに失業者が増えるということにはならないと思いますし、加えてデフレであれば、社会保障に必要なお金も少なくて済むわけですから、その分GDPが減少しても問題ないようにも思えます。

さらに、「日本は輸出産業が支えている」ということですが、財務省が日発表した2012年の貿易統計によると、輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は6兆9273億円の赤字となっています。つまり売るより買っている方が多いわけで、それなら国全体としては円高の方が有利に思えますが、どうでしょうか。

コピペですが、こんな意見も
ノーベル経済学賞受賞者のジョセフ・スティグリッツ米コロンビア大教授は24日、「円高を是正して景気を刺激し、本格的なデフレ対策を打つという意図は正しい」と述べ、大胆な金融緩和や財政出動を柱とする安倍政権の経済政策を評価した。

 世界経済フォーラムの年次総会(ダボス会議)で日本経済新聞の取材に答えた…

プティコションさん
情報ありがとうございます。

スティグリッツ教授は、クルーグマン教授に続いてアベノミクスを評価した2人目のノーベル賞受賞者として報道されているようですが、クルーグマン教授が半分は皮肉交じりであったことに対し、クルーグマン教授の最も主張したい点はグローバリズムへの批判だというように感じました。

ダボス会議でのスティグリッツ教授の発言は世界経済における様々な長期的問題を指摘する中で、先進国で起きている一向に解消されない不平等と構造改革の必要性、あるいは地球規模では温暖化の問題と格差社会や貧困問題の解決策として、「市場に任せていただけでは何ら解決されない」とし、「政府の出番だ」としたわけです。

その中で、世界でも飛び抜けて大きな財政赤字を抱えながらも、なお莫大な財政出動をする日本政府を評価したわけですが、全体の文脈としては、アベノミクスへの評価というより、アメリカやヨーロッパへの批判のように感じました。

今、経済に弱い私としては、おそらく「自明の理」であるデフレの経済効果が理解できないという段階です。

それが例えばノーベル物理学賞を受賞した二人の物理学者が評価したものであれば、もう少し盲目的に信じることも出来ますが、経済学者というのは、ノーベル賞受賞者でも企業破綻させた学者もいるくらいで、イマイチ信用できないのです。

地球が丸いことや自転や公転についてもコメントで説明するのは難しいように、マクロ経済を語るにはコメントでは難しいものです。どんなに自明の理であってもです。

>デフレによって当面「得」をする人の方が「損」をする人より圧倒的に多い

それこそが問題なのですよ。シワ寄せが、その圧倒的に少ない人=弱い人に集中する、ということは、下手をすると生きていけなくなるということです。

>デフレ=失業ということが「自明の理」のように書かれていますが

デフレは経済の縮小で、企業の収益も落ちますから、当然の結果として失業者が増えます。

>その分GDPが減少しても問題ないようにも思えます。

それ以上に費用がかかってくるのがデフレなのです。

>売るより買っている方が多いわけで、それなら国全体としては円高の方が有利に思えますが、

売るのは利益ですが、買うのは消費です。それとこれは一緒にできません。買うものは減少しても問題ありませんが、稼ぎが少なくなったら困るでしょう。

経済通さん

>地球が丸いことや自転や公転についてもコメントで説明するのは難しい

そうですね。
ただ、地球の自転や公転については、ネットで検索すれば納得のいく説明もすぐに見つかりますし、それをリンクで示すことも可能ですが、デフレ脱却は「当たり前」「自明の理」「基本中の基本」「常識」なのでしょうね。なかなか納得できる解説が見つかりません。

もし分かり易いサイトがあれば、紹介頂ければ幸いです。

>シワ寄せが、その圧倒的に少ない人=弱い人に集中する

それでは逆に損する人が多くて、得する人が少ない政策が良いということでしょうか?
インフレ政策は損する人が多くて、得する人が少ないのでしょうか。
ますます謎です(^_^;)

>デフレは経済の縮小で、企業の収益も落ちますから

デフレ経済下でも収益を伸ばしている企業は沢山ありますし、インフレ経済化でも倒産する企業は沢山あります。その違いは何なのでしょうか。

あるいは絶対金額が落ちても物価も人件費も落ちているのであれば何の問題もないと思えますし、それこそ海外にモノを売っている企業にはモノが安くできることになり有利なのではないでしょうか。

>売るのは利益ですが、買うのは消費です

そうとも限らないのではないでしょうか。
日本には資源がないとされていますから、多くの輸出企業の商品の原料や燃料も輸入です。それらの原価が安くなるわけですから、悪いことばかりでもないように思えますが、違いますでしょうか。
また電力問題でも節電も発電と捉えられる考え方があるように、消費に関する費用の減少も収入=利益だと置き換えられないでしょうか。

いわゆる「経済学」の専門家たちは、ブルのときにはしゃしゃり出てきますよね。ベアになると、何故か沈黙。それでも学問なのですね。

でも、今からの日本経済の行方は、増税にもっと大きく左右されると言っている人もいます。例えば橋本内閣のときのように。となると、今の状態は一時、ユーフォリアかもしれません。増税の結果、経済がどんな風に変わるのかも是非教えて頂きたいですね。

熊さん
地震学者にも似たような印象を持ちます。
現在のマクロ経済は信用創造によるギャンブル性が強く、なかなか政府の思惑通りには動かないものだと思います。

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