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2012年12月 7日 (金)

広島駅周辺のポテンシャル

広島駅の周辺が急に騒がしくなってきた。

二葉の里ではイズミの本社屋の工事が始まり、
Bブロック、Cブロックの開発計画も発表された。
近々工事も始まりそうだ。


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自民党の安倍総裁は国土強靱化計画を進めるともっともらしい理屈をつけて公共工事を大幅に増やすと言ってる。
しかしそれは道路、防波堤等の土木系の都市インフラ工事が主体のものだろうとおもわれる。

日本国内どこの都市にあってもそうだが、
広島市でも御多分にもれず、
建築系の住宅、事務所ビルは余っている。
さらに人口の減少が予想されるとあって、新たな建築系工事はこれからあまり期待できそうにない。

しかし広島駅周辺だけはいささか様子が違っている。

こうした特異な現象が起こるのは、
それはどうも新球場建設効果故のように思われる。

球場の集客力はたかだか100万人程度であり、それほど多くはない。
そごう、パセーラ、本通り商店街の集積した中心市街地にあっては、それぞれの集客力は軽く数千万人を越えているから、集客力としての市民球場の果たしていた役割りはそれほど大きくはなかった。

しかし新球場の作られた貨物ヤード跡地あたりは、それまでほとんど人が行かなかったところであったこともあり、年間65日程度ではあるが、
1日何万人という人が来るようになったことの影響はかなり大きかったようだ。
寂れていた南口の友愛広場も、沢山の人が通るようになったことで、すっかり元気になった。

新球場建設の「相対的な経済効果「は極めて大きかったといえる。

それは同時に、新球場ができたことで人々に与える精神的、気分的効果は、さらに大きかったようだ。

広島市民球場は基町に作られた時、戦後復興のシンボルとなった。
今また新球場の建設は、
B、Cブロックの開発計画の推進、二葉の里地区へのイズミの本社ビルの着工というように、新球場の建設は駅周辺のポテンシャルを高めただけでなく、そのポテンシャルに火をつけたようだ。

新球場の移転は成功だったといえるだろう。

これからの問題は、この火を消さないためにはどうしたらいいのか、
それをさらにつぎの広島市の発展につなげるにはどうしたらいいのかといったより高度な戦略が求められている。

広島駅北口、南口のペデストリアンデッキによる連結の仕方をどうするのか、
広電の路面電車の二葉の里への乗り入れをどうするのか、
二葉の里は医療、介護系の施設を中心にしての開発がされるべきともいわれているが、
どんな施設を核に持ってくるのがいいのか、
等について早急に答えを出す必要があるようだ。

それは同時に、
その立案を行政に任せっ放しにするのでなく、
市民皆で考えて行く仕組みをいかに作るかということも問われている。


元安川

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