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2012年11月 6日 (火)

痛切に平和訴える「チンチン電車と女学生」

 広島電鉄(以下広電)はこのたび電車開業100周年を迎えた。その記念事業として「ちんちん電車と女学生」という音楽劇を9月下旬に上演した。史実に基づいた同名の物語を劇化したので、大阪の「劇団往来」が公演した。
 昭和18年、広電の男性乗務員の多くが戦争のため招集された。代わって市民の足を守る女子乗務員を育てようと、広島市南区皆実町に「広島電鉄家政女学校」 (現在の鈴峯女子短大、女子中・高校の姉妹校)を設立。その生徒たちの物語だ。
 生徒たちはそれぞれの家庭の事情、厳しい食糧事情を抱えながら、夢と誇りを持って日々の厳しい演習や実務をこなしていた。その中で戦争のない世の中、自由へのあこがれが芽生えた。
 しかし8月6日、原爆が投下された。舞台は、生き残った生徒が「いつか私がお母さんになったら、子供にきちんと話して聞かせたい。戦争は人を不幸にすると、大事な命を奪うものだと」と叫ぶように歌って、幕を閉じた。
 原爆により校舎は消失し、教師1人、製品30人が亡くなった。 生き残った生徒は前出の姉妹校へ避難。その学校が救助所になったため、生徒も負傷者の看護にあたった。
 広電は懸命な復旧作業で、原爆投下から3日後には己斐から西天満町まで運転を再開。その1番電車の車掌が、生き残った生徒だった。
 しかし校舎復旧のめどは立たず、男性運転手が復員したこともあり、昭和20年に入って間もなく廃校となった。避難していた生徒はそれを知り「椰子の実」の歌を歌って泣き崩れたという。被爆死された方の慰霊碑は、現在の広電本社内と広島平和記念公園内にある。
 広電の越智秀信社長は、公演パンフレットの中で『この女学生達の記憶は、後世へ伝えるべき「広島の記憶」である(中略)平和の尊さについて再考する機会としていただければ幸堪に存じます』と述べている。
 路面電車の歴史を知るには、10月20日から広島市郷土資料館(南区宇品御幸)で開かれる特別展「広島の路面電車100年」 (12月16日まで)に足を運んでみてはどうだろう。11月11日には「路面電車見学体験ツアー」が同資料館と広電千田車庫である。
 現在、広電はLRT化を進め、JR広島駅と広島市南区稲荷町を結ぶ新路線「駅前大橋線」や、市内と宮島線の料金均一化などを検討している。環境にやさしい市民の足として、路面電車は重要であり、市民の期待も大きい。

 上村和博

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9月に鑑賞会があり、娘たちの高校みんなで見に行ったそうです。
広島に住んでいるならば、ちゃんと知っておかなければならないことを学校で取り組んでいただけてとてもよかったと思います。

投稿: チェリー | 2012年11月 6日 (火) 19時14分


チェリーさん
コメントありがとうございます。その高校の取り組みは素晴らしいですね。

私も「ヒロシマ・アキバ塾」などを受講すると、広島市民として知っておくべきこと、子供達に伝えておきべきことが、まだまだ沢山あることを改めて認識します。

投稿: 工場長 | 2012年11月 9日 (金) 12時53分

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平和問題」カテゴリの記事

コメント

9月に鑑賞会があり、娘たちの高校みんなで見に行ったそうです。
広島に住んでいるならば、ちゃんと知っておかなければならないことを学校で取り組んでいただけてとてもよかったと思います。

チェリーさん
コメントありがとうございます。その高校の取り組みは素晴らしいですね。

私も「ヒロシマ・アキバ塾」などを受講すると、広島市民として知っておくべきこと、子供達に伝えておきべきことが、まだまだ沢山あることを改めて認識します。

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