広島ブログランキング

  • 広島ブログ
無料ブログはココログ

« PCを乗っ取られる責任 | トップページ | 原発は百年早かった »

2012年10月22日 (月)

広島の街を輸出する

東急が「東急の進める街づくり」をまるごとベトナムに売るという。

昨年春、ベトナム、ホーチミン市の北30キロにあるビンズン省の幹部が来日し、田園都市線に試乗し、
たまプラーザ駅(横浜市青葉区)周辺の街並みなどを視察したあと、
「ベトナムでもこんな街づくりをしてみたい。協力してもらえないか」
ということになったのだという。
 
確かに、東急沿線に住むことは東京の人々にとって、ある種のステイタスになっているくらい素晴らしい沿線開発を東急は進めてきた。
なんとなく、東急に乗っている人は、誰でもが皆裕福で、オシャレで、知的であるかのように見えるから、可笑しい。

海外にも評価されるような環境を作ってきたのは、
五島慶太氏の進めた田園調布の街であり、
成城大学等の学校の誘致であり、
その後のたまプラーザの街づくりであり、
そうしたことを背景にして、沿線住民が作り出した自由が丘駅、二子玉川駅周辺の街、代官山の街である。
それらの街は、沿線の人々と企業と行政の長い時間をかけての街づくりの集積でもある。

しかしこれらの東急沿線の街は、ヨーロッパの石造りの街のように、数百年もかかって出来たわけではない。

どの街も戦後の街だ。
100年も経っていない。

これから街づくりをしようとする国にとっては、
そっくりそのまま写すことも可能かも知れないと思える街なのだろう。

日本は明治以降、
まず生糸を輸出し、
次に繊維製品を輸出し、
戦後は、テレビを代表とする電化製品、船、自動車と続き、
そして今は新幹線、アニメを輸出するというように、
時代の経過と共に、輸出するモノを変えてきた。

それが今度は「街」という巨大なシステムが輸出対象になったというわけだ。

いままでも建築設計事務所等が、中国等のアジア各国で設計活動をすることは多いし、
ゼネコンはかなり以前から、海外での工事を受注している。
それが今度は、その思考までをも含めたもっとトータルなシステムの街づくりをしている企業に声がかかったというところが面白い。

原発の輸出よりマシなことは確かだ。

それならここで、
「広島の街を世界に輸出する」ということについて、考えてみたらどうだろうか。

「広島の街は、歩いて行けるマチナカの範囲にデパート、市役所、野球場、美術館が揃い、
路面電車とバスの公共交通機関が充実し、
病院、介護施設、大学もある。
野球のカープ、サッカーのサンフレッチェもある。
コンパクトで美しく、住みやすい都市である。

マツダの工場もあり、
第1次産業、第2次産業、第3次産業のバランスもまあまあ取れ、システムとして、それなりに纏まった街になっている。」

広島は被爆したことで、街の全てを失ったが、
それから67年間で今の街を作りあげた。

希望を失わなうことなく、努力してきたことに、
海外人々は、驚きと共に羨望すら感じているとも聞く。

広島市は人口が約100万人で、東京、大阪という大都会から離れていることもあり、自立した都市となっている。
アジアには、100万人程度の規模の都市は40~50ヶ所はあるだろう、
この広島の街をそっくりそのまま、それらの都市に輸出する可能性だって充分にありそうだ。

また、広島市の主導する「平和市長会議」には5,400を超える世界の都市が加盟している。

広島市前市長秋葉忠利氏の提唱した「世界のモデル都市・広島」には、
これからの時代の都市のあり方を示す都市として、
この「平和への思いとと共に、世界の都市に輸出する」という思いもあったのだろう。

聞けば、
すでに、病院の運営、行政のノウハウを売ることなどは始めていたようだ。

「広島の街を、世界に輸出する」ということの意味と価値は大きい。
期待したい。

元安川


*お願い
この文章の下にある《広島Blog》というバナー(画像)を クリックしてください。


何度も都を移したり、幕府が作られたり、城下町が沢山作られたり、
日本はこの小さなの国土の中で、幾多もの街作をしてきたようですね。
そのなかで得られて知識や経験でのインフラ整備。
街の輸出は、クリエイティブをともなった高度な技術を輸出することになるのですから、他の国ではなかなか真似ができにくいかもしれませんね。
そいえば、水道事業の輸出は先行していたと思います。

投稿: やんじ | 2012年10月22日 (月) 08時11分


やんじ様

街はそれぞれに違うからいいともいえます。
しかし、共通する部分も沢山あります。
そうしたことを考慮して、
オーダーメイドの街造りに協力するということが、
必要であり、可能な時代になったということなのだろうと思います。

投稿: 元安川 | 2012年10月22日 (月) 10時15分
 

« PCを乗っ取られる責任 | トップページ | 原発は百年早かった »

経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

何度も都を移したり、幕府が作られたり、城下町が沢山作られたり、
日本はこの小さなの国土の中で、幾多もの街作をしてきたようですね。
そのなかで得られて知識や経験でのインフラ整備。
街の輸出は、クリエイティブをともなった高度な技術を輸出することになるのですから、他の国ではなかなか真似ができにくいかもしれませんね。
そいえば、水道事業の輸出は先行していたと思います。

やんじ様

街はそれぞれに違うからいいともいえます。
しかし、共通する部分も沢山あります。
そうしたことを考慮して、
オーダーメイドの街造りに協力するということが、
必要であり、可能な時代になったということなのだろうと思います。

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/211008/55895821

この記事へのトラックバック一覧です: 広島の街を輸出する:

« PCを乗っ取られる責任 | トップページ | 原発は百年早かった »

関連書籍

  • サイフもココロもハッピーに!ちょびリッチ
2018年12月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31