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2012年10月 4日 (木)

けじめー東京電力

2012年9月、JALが法的整理をしてから2年8ヶ月の異例のスピードで再上場した。

JAL再建を主導してきた官民ファンド、企業再生支援機構は保有するJAL株をすべて売却し、出資した公的資金(3500億円)を回収し、3000億円からの売却益を得た。

再建計画は大成功だったというわけだが、
それは倒産させるという「けじめ」をつけたからだと思う。


JALは2010年、会社更正法の適用を受けた。
政府はJALを倒産させたのだ。

その頃のJALは、ANAに比べ、乗り心地も悪く、サービスも悪く、
そのくせどこか傲慢だった。
格安料金を売りにするLCCも続々登場するし、
こんなことでは、JALはもう駄目だろうと思っていた。

しかし、国は3800億円の公的支援をし、金融機関は5,200億円の債権放棄をし、
JALは12,000人リストラを進め、様々の経費削減策を進めた。
路線毎の収支計画を、1便毎の収支計画に変更し、
500人乗りのジャンボを売却し、効率を考慮した小型の機種に変更する等に細かく管理するようにしたという。


私は、
赤字に陥って、再起不能だろうと思われていたにも関わらず、
倒産はあんまりにも惨い、なんとか再建させる術があるはずだと、色々策を練り、
生き延びさせたが、
結局は倒産させざるを得なくなってしまったことがある。

赤字になったのはそれなりの理由があったわけだが、
生き延ばさせたことで、
結局は、しばらくの時間稼ぎをしただけで、余計な費用と時間をかけただったというわけだ。

赤字に陥った会社を、即倒産させたこともある。
倒産したことで、関係者の意識も変わり、きちんと整理も進み、
新たな再出発が容易になったこともある。

今回、東京電力の扱い方をみていると、
倒産させずに、公的資金を投入し、生き延ばさせたのは、どうも私の経験したケースに類似しているような感じがする。

どんな倒産でも、どうしても関係する人はきわめて強烈な痛みをせざるを得なくなるから、
倒産させないための理由を色々並べ、生き延しを図ろうとする。
当然といえば当然のことだ。
しかし、そうであればあるほど、
企業がおかしくなった真の理由は追求されることもなく、削除されることなく、
全ての問題が曖昧なまま、蓋がされ、温存されてしまうことになる。

今回の東京電力のケースはどうもそんな感じがする。

発電、売電の自由化も、発送電分離も、脱原発の議論も殆どされることなく、
全て曖昧になってしまい、現状のまま継続するという感じだ。。

結果として、東京電力の再生はより難しくなってしまったように思う。
それは、
国民がその不利益を負担しなければならなくなっただけでなく、
東京電力にとっても不幸な結果になるように思う。

原発事故だって、全ては「想定内」であったように思われる。
でも、
見たくないものは「見ざる」
言いたくないものは「いわざる」
聞きたくないものは「聞かざる」
ということで、済ましてしまっているようだ。

そしてことここに至っても、
やりたくないものは「やらざる」
ということのようだ。

そして全ての都合の悪いことは「想定外」として、
蓋をしてしまったようだ。

そう「せざる」を得ないというのは、
なんとも不幸なことだ。

元安川

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本当に東電には倒産して欲しかったです。
そうしたら、原発再稼働なんて言わずに、もっと正しい判断の出来る企業に生まれ変われたのではないでしょうか。
投稿: アコ | 2012年10月 4日 (木) 07時46分


東電は、事実上は国有化されたなんて言ってますが、おおでたらめではないでしょうか。
バブルが崩壊し、大手銀行に公的資金が注入されましたが、銀行の国有化なんて言っていたでしょうか?私の記憶にはありません。
国有化という言葉を使うのは、東電のために税金を使いやすくするためでしょうね。
東電をつぶさないのは、東電の株が紙切れになると都合の悪い人が多いのでしょう。
それに、甘くて美味しい東電は、どんなに費用(税金)がかかろうとも、大事に保管する必要があるのでしょう。東電にとっても都合の良いことなんでしょうね。
電力会社が、原発を選択した時点で、電気エネルギーの破綻が決まっていたのを隠すためにも、原発の再稼働と東電の存続は必要ですね。
廃炉や使用済み核燃料の莫大な処理費は、誰が負担するのでしょうか?
それは、何時か、誰かで、いまの人達には関係ないことなんでしょうから。

投稿: やんじ | 2012年10月 4日 (木) 13時18分


アコ様

東電は倒産させるべきでしたね。
その勇気のある人がいなかったというのは、残念なことですね。

投稿: 元安川 | 2012年10月 4日 (木) 13時29分


やんじ様

国有化するにしても、
倒産させてから、
国有化すべきでしたね。
再生したら、
国の所有する株券を売ればいいのですから。

大間原発の工事継続の決定にしても、
全てが曖昧なまま、既成事実になって行きます。

段々滅入ってきますね。

投稿: 元安川 | 2012年10月 4日 (木) 13時39分


乗り心地だけは関係ないです。それはイメージと気持ちの問題ですよ。

投稿: 2x | 2012年10月 4日 (木) 20時51分


2x様

乗り心地のよし悪しは、確かにイメージでしょうね。
あのころ、CAまでANAの方が綺麗に見えました。
可笑しいですね。

投稿: 元安川 | 2012年10月 4日 (木) 21時55分


それでも日本人は、原発の再稼働を選んだ。
一億総ざんげへの道。動き出したら止まらない。
この道は、いつか来た道。ああ、そうだよ、民族の歴史は繰り返す。

意思のあるところに方法はある。(Where there’s a will, there’s a way).
意思のないところに解決法はない。
意思は未来時制の内容であり、日本語には時制がない。
それで、日本人には意思がなく、解決法が見つけられない。
自然鎮火を待つのみか。

耐え難きを耐え、忍び難きを忍んで、もって万世のために太平を開かんと欲す。
不自由を常と思えば不足なし。
座して死を待つか、それとも腹切りするか。
私の父は、玉砕した。何のお役に立てたのかしら。
安らかに眠ってください。過ちは繰り返しますから、、、、

わかっている、わかっている。皆、わかっている。
ああしてこうすりゃこうなると、わかっていながらこうなった、、、、、
十二歳のメンタリィティには、知恵の深さが見られない。教養がない。
わかっちゃいるけど やめられない。ア、ホレ、スイスイ、、、、

白く塗られた黒いオオカミの足を見破ることは難しい。
だます人は悪い人。だまされる人は善良な人。おとり捜査は難しい。
この調子では、人の命はいくつあっても足りるものではない。
自らは望むことなく危機に陥る民族なのか。

http://www11.ocn.ne.jp/~noga1213/
http://3379tera.blog.ocn.ne.jp/blog/

投稿: noga | 2012年10月 7日 (日) 03時54分


noga様

見て、
考えて、
行動する。

何を見て、
どう考えて、
いかに行動するか、

難しいですね。

投稿: 元安川 | 2012年10月 7日 (日) 06時47分

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経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

本当に東電には倒産して欲しかったです。
そうしたら、原発再稼働なんて言わずに、もっと正しい判断の出来る企業に生まれ変われたのではないでしょうか。

東電は、事実上は国有化されたなんて言ってますが、おおでたらめではないでしょうか。
バブルが崩壊し、大手銀行に公的資金が注入されましたが、銀行の国有化なんて言っていたでしょうか?私の記憶にはありません。
国有化という言葉を使うのは、東電のために税金を使いやすくするためでしょうね。
東電をつぶさないのは、東電の株が紙切れになると都合の悪い人が多いのでしょう。
それに、甘くて美味しい東電は、どんなに費用(税金)がかかろうとも、大事に保管する必要があるのでしょう。東電にとっても都合の良いことなんでしょうね。
電力会社が、原発を選択した時点で、電気エネルギーの破綻が決まっていたのを隠すためにも、原発の再稼働と東電の存続は必要ですね。
廃炉や使用済み核燃料の莫大な処理費は、誰が負担するのでしょうか?
それは、何時か、誰かで、いまの人達には関係ないことなんでしょうから。

アコ様

東電は倒産させるべきでしたね。
その勇気のある人がいなかったというのは、残念なことですね。

やんじ様

国有化するにしても、
倒産させてから、
国有化すべきでしたね。
再生したら、
国の所有する株券を売ればいいのですから。

大間原発の工事継続の決定にしても、
全てが曖昧なまま、既成事実になって行きます。

段々滅入ってきますね。

乗り心地だけは関係ないです。それはイメージと気持ちの問題ですよ。

2x様

乗り心地のよし悪しは、確かにイメージでしょうね。
あのころ、CAまでANAの方が綺麗に見えました。
可笑しいですね。

それでも日本人は、原発の再稼働を選んだ。
一億総ざんげへの道。動き出したら止まらない。
この道は、いつか来た道。ああ、そうだよ、民族の歴史は繰り返す。

意思のあるところに方法はある。(Where there’s a will, there’s a way).
意思のないところに解決法はない。
意思は未来時制の内容であり、日本語には時制がない。
それで、日本人には意思がなく、解決法が見つけられない。
自然鎮火を待つのみか。

耐え難きを耐え、忍び難きを忍んで、もって万世のために太平を開かんと欲す。
不自由を常と思えば不足なし。
座して死を待つか、それとも腹切りするか。
私の父は、玉砕した。何のお役に立てたのかしら。
安らかに眠ってください。過ちは繰り返しますから、、、、

わかっている、わかっている。皆、わかっている。
ああしてこうすりゃこうなると、わかっていながらこうなった、、、、、
十二歳のメンタリィティには、知恵の深さが見られない。教養がない。
わかっちゃいるけど やめられない。ア、ホレ、スイスイ、、、、

白く塗られた黒いオオカミの足を見破ることは難しい。
だます人は悪い人。だまされる人は善良な人。おとり捜査は難しい。
この調子では、人の命はいくつあっても足りるものではない。
自らは望むことなく危機に陥る民族なのか。

http://www11.ocn.ne.jp/~noga1213/
http://3379tera.blog.ocn.ne.jp/blog/

noga様

見て、
考えて、
行動する。

何を見て、
どう考えて、
いかに行動するか、

難しいですね。

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