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2012年10月 8日 (月)

空中権の売買ー東京駅

2012年10月1日、東京駅が改装オーブンした。

東京駅の竣工は大正3年、1914年というからほぼ100年前の建物ということになる。
元々の設計は辰野金吾。
その元々の図面は関東大震災、第2次世界大戦を経た間に全て消失していると思うが、
復元するには相当の苦労があったと思う。
復元されたレンガ造の古色蒼然とした建物は、随分と豪華だが、見慣れた建物のせいか何処か親しみを感じる。

すぐ目の前に建つ、鉄とコンクリートの建物の丸ビル等と比べると、
改めて時代の変化を感じる。


Image_2


それにしても、100年も前によくもこんなばかでかい建物を作ろうと思ったもんだ。
日清、日露戦争に勝って、かなり浮かれていたのと、計画を立案したのがあの後藤新平だというから、さもありなんとは思うが。
建設当時の延べ床面積は9545m2というから大きいことも大きいが、
驚くのはその長さだ。
長さはなんと330mもある。
こんなに長い建物はちょっと例がない。
少なくとも国内にはない。

スカイツリーは634mの高さとなって世界一というが、
そんな高い建物を作るのも大変だが、長い建物を作るのもそれなりに大変なはずだ。

東京駅周辺はその昔は海辺の湿地帯だったという。
そんな地盤の悪い所に長い建物を作れば、あっちとこっちで相当に沈み方の違いが出てくる。
傾くだけでなく、下手をすると真ん中で折れてしまうなんてこともある。
そうならないために、1万本以上の松杭を打ったという。
松杭?
その松杭でマグニチュード7.9の関東大震災にも耐えたいうのだから凄い。
今回免震構造に切り替える工事に伴い、松杭を取り出したが、殆ど腐っていなかったようだ。
先人の技術の確かさに驚く。
今、その松杭は丸ビルに展示されているという。

そうした技術は至るところに施されているようだが、
今回もうひとつ驚いたというか、不思議な感じになったのは、
この復元、改修工事にかかった費用の500億円全てを、
東京駅の空中権を売却して捻出したというのだ。
全く目に見えない虚の権利を売買している。

東京駅の目の前に建つ新丸の内ビルを建てる際、
特例容積率適用区域ということで、新丸の内ビルは365%の割り増しを受け、
1760%の容積率にし、38階建て、198mの建物を作ったという。
元々の容積率は1300%だったそうだ。
新丸の内ビルの敷地は10021m2だから、その3.65倍とすると、36,576m2の建築可能面積を三菱地所は500億円で買ったということになる。

JR東日本は、東京駅の敷地117,000m2の内、特例敷地部分として提供したのは24,600m2という。
ほんの一部だ。
東京駅として必要のない土地をm2当たり203万円で売ったということになる。
広島で1番高い地価が164万円だから、さすが東京だ。

500億円が高いか安いかは色々議論があるところだろうが、
三菱地所が、新丸の内ビルの土地を持っていて、丁度建て替えの時期になっていたことと、
国鉄が民営化され、独自の判断ができるようになったから、
実現したことだといえる。

しかし容積率は行政的に設定されたものだ。
その容積率という全く目に見えない、形のない権利を売買するというのも、
何とも不思議なことだ。

平和公園の周辺の建物の高さを低くしようとするとどうしても既得の容積率をせざるをえなくなる。
そんな時、その既得権を売却できるようにするというのも一つのでだろう。

私の家の土地を1000%にしてもらえば、
そのうち900%分は売って、、、、
そうすれば、私は当分遊んでくらせる?

そんな良からぬことを考える奴もでてくる?

元安川


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 先日、TVニュースで聞きました。
ところで容積率の根拠ってなんなんでしょうか。
スカイツリーなんて、十分にオーバーしていそうですが、鉄塔だから適用外なのでしょうね。
容積率の売買は、まるでco2の取引みたいですね。
これがまかり通ると、自治体や国の借金なって直ぐに無くなるかもしれませんね。ホールや球技場や公園の上空は、お金の山になりますからね。
投稿: やんじ | 2012年10月 8日 (月) 09時56分


やんじ様

公園の容積率の売買なんて手もありそうですね。
道路の上、川の上、
考えれば色々ありそうです。
それを売れば、市の借金、国の借金はすぐゼロにできそうですね。

それをマニフェストに書いて、
つぎの衆議院選挙に立候補しようかな?

投稿: 元安川 | 2012年10月 8日 (月) 15時01分

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経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

先日、TVニュースで聞きました。
ところで容積率の根拠ってなんなんでしょうか。
スカイツリーなんて、十分にオーバーしていそうですが、鉄塔だから適用外なのでしょうね。
容積率の売買は、まるでco2の取引みたいですね。
これがまかり通ると、自治体や国の借金なって直ぐに無くなるかもしれませんね。ホールや球技場や公園の上空は、お金の山になりますからね。

やんじ様

公園の容積率の売買なんて手もありそうですね。
道路の上、川の上、
考えれば色々ありそうです。
それを売れば、市の借金、国の借金はすぐゼロにできそうですね。

それをマニフェストに書いて、
つぎの衆議院選挙に立候補しようかな?

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