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2012年8月18日 (土)

米国も原発建設を停止

ウォール・ストリート・ジャーナル(The Wall Street Journal)によると、NRC(米原子力規制委員会)は、最近の連邦控訴裁判所の判決で提起された使用済み核燃料政策の問題への対応ができるまで、原子力発電所建設の認可手続きを停止すると発表したということです。

3mile

要するに「トイレのないマンションは作ってはいけない」ということです。

しかし、実は、それ以前にアメリカでは30年間も原発は作られていませんし、原発ではトップ企業であるGEのCEO(最高経営責任者)ですら「原子力発電を経済的に擁護するのは非常に難しく、大半の国はガスと再生可能エネルギーの組み合わせに移行している」と言い出しています。

彼らは長い間「原子力発電所が生み出す電力はこの先何十年も天然ガスや風力発電所、太陽光パネルの電力よりも安いか同程度」としていました。

しかし、それは完全に昔話です。

ソーラーパネルの市場価格は下がり続け、風力タービンの価格も下がっている上に、膨大な量のシェールガスの発見で急落しているガス価格は、世界中に広がると見られています。

一方で、欧州では20年ぶりの原子炉新設となるフィンランドのオルキルオト3号機とフランスのフラマンビルの建設は大幅に遅れており、原子炉建設コストの予算は膨らむ一方であったところに、福島での原発事故が一段とコストを上昇させています。

日本には既に130万本の核廃棄物がありますが、2兆2千億円が投じられ日本原燃は未だにガラス固化体の技術を完成させておらず、使用済み核燃料の再処理はもとより、高レベル廃液も処理できず、最終処分問題を含め混迷が深まるばかりです。

そして日本は人材で原発を爆発させ、世界中に放射能汚染を広げている当事国です。
原発ゼロ%以外に、一体どんな選択肢があるのでしょうか。


以下、元記事です。

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The U.S. Nuclear Regulatory Commission said it would stop issuing licenses for nuclear plants until it addresses problems with its nuclear-waste policy raised by a federal appeals court decision.

  Rebecca Smith、Ryan Tracy

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ちょうど昨日の報道番組でみました。
何故か日本では報じられていないということでした。
こちらの説明で更は報道以上によく分かりました。

投稿: アコ | 2012年8月18日 (土) 07時38分


130万本の使用済み核燃料廃棄物!
凄い量ですね。

都市が被災した時、1番大変なのは、トイレだそうです。

核燃料廃棄物の処理方法も決まっていないというのは、
トイレのないマンションを作るというようなもんだ、
というのは上手い比喩ですね。

しかし、トイレなら、まだくさい臭いを我慢すればいいのでしょうが、
核燃料廃棄物は放射線を出し続けるというのが、厄介ですね。

投稿: 宇品灯台 | 2012年8月18日 (土) 12時10分


私も昨夜の報道ステーションを見ましたが、古舘さんが「他の報道でどうしてこれを取り上げないのか分からない」と言っていました。

アメリカでもどちらかと言えば共和党寄りで原発推進寄りのウォール・ストリート・ジャーナルでさえ問題意識を持って報道していますが、日本では読売新聞は「NCRがより安全な空冷式の検討をしている」ということに加え軽く「建設が一時停止されている」と触れているだけで、朝日新聞などは「福島第1原子力発電所の事故を受けてもなお、世界の原発への関心は高く約30カ国が原発の導入を検討もしくは計画している」という記事を書いています。どこの国が原発事故を起こし、なお被害は拡大しているのか、日本の報道機関は分かっているのでしょうか。

投稿: 星野 | 2012年8月18日 (土) 12時17分


アコさん
ウォール・ストリート・ジャーナルが報道したのが8月8日ですから、日本では一週間以上経ってやっと一社が報道した、という感じですね。一年前に比べれば、マシになっているような気もしますが、まだまだ海外メディアに頼らざるをえないところもあります。

投稿: 工場長 | 2012年8月19日 (日) 23時40分


宇品灯台さん
「トイレのないマンション」という表現は、以前から原発の在り方に疑問を投げ続けている自民党の河野太郎のブログで見たのが初めてでしたが、今では原発問題の報道でも良くみかけるようになりました。
それにしても、これだけ危険なものを見切り発車で行なっているというのは、他に例がないように思います。

投稿: 工場長 | 2012年8月19日 (日) 23時42分


星野さん
ウォール・ストリート・ジャーナルは確かに共和党寄りですが、それでも結構リベラルな記事もあったりと、その辺りが如何にもアメリカ的で、本物のジャーナリズムを感じます。

日本の報道機関も、例えば社説などには独自の色があってもいいのですが、個々の記事については、もっと広い見識で事実を報道して欲しいものです。

特に原発関連記事については、朝日新聞にもガッカリさせられることが多いように思います。

投稿: 工場長 | 2012年8月19日 (日) 23時44分

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コメント

ちょうど昨日の報道番組でみました。
何故か日本では報じられていないということでした。
こちらの説明で更は報道以上によく分かりました。

130万本の使用済み核燃料廃棄物!
凄い量ですね。

都市が被災した時、1番大変なのは、トイレだそうです。

核燃料廃棄物の処理方法も決まっていないというのは、
トイレのないマンションを作るというようなもんだ、
というのは上手い比喩ですね。

しかし、トイレなら、まだくさい臭いを我慢すればいいのでしょうが、
核燃料廃棄物は放射線を出し続けるというのが、厄介ですね。

私も昨夜の報道ステーションを見ましたが、古舘さんが「他の報道でどうしてこれを取り上げないのか分からない」と言っていました。

アメリカでもどちらかと言えば共和党寄りで原発推進寄りのウォール・ストリート・ジャーナルでさえ問題意識を持って報道していますが、日本では読売新聞は「NCRがより安全な空冷式の検討をしている」ということに加え軽く「建設が一時停止されている」と触れているだけで、朝日新聞などは「福島第1原子力発電所の事故を受けてもなお、世界の原発への関心は高く約30カ国が原発の導入を検討もしくは計画している」という記事を書いています。どこの国が原発事故を起こし、なお被害は拡大しているのか、日本の報道機関は分かっているのでしょうか。

アコさん
ウォール・ストリート・ジャーナルが報道したのが8月8日ですから、日本では一週間以上経ってやっと一社が報道した、という感じですね。一年前に比べれば、マシになっているような気もしますが、まだまだ海外メディアに頼らざるをえないところもあります。

宇品灯台さん
「トイレのないマンション」という表現は、以前から原発の在り方に疑問を投げ続けている自民党の河野太郎のブログで見たのが初めてでしたが、今では原発問題の報道でも良くみかけるようになりました。
それにしても、これだけ危険なものを見切り発車で行なっているというのは、他に例がないように思います。

星野さん
ウォール・ストリート・ジャーナルは確かに共和党寄りですが、それでも結構リベラルな記事もあったりと、その辺りが如何にもアメリカ的で、本物のジャーナリズムを感じます。

日本の報道機関も、例えば社説などには独自の色があってもいいのですが、個々の記事については、もっと広い見識で事実を報道して欲しいものです。

特に原発関連記事については、朝日新聞にもガッカリさせられることが多いように思います。

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