塩田跡地のメガソーラー発電
岡山市の東、20kmくらい行ったところに、瀬戸内市の所有する総面積約500ヘクタールの塩田跡地がある。
500haという土地がどれだけ広いかは想像しにくいと思うが、
2.5km×2km、
紙屋町から広島駅までが2km弱だから、
広島の中心市街地がすっぽり収まるほどの広さだ。
広島西飛行場が50haだから、その10倍の広さであり、
ゴルフ場が6つくらい入る広さでもある。
瀬戸内市は、今回そのうちの80haを使って、総発電量5万kwの発電所を建設するとして、事業公募を始めた。
人口4万人の市の電力を賄える規模だという。
塩田跡地全体の500万ha全体を使えば、
5万kw×6.25倍→31.25万kwの発電が可能ということになる。
原発の3分の1基分になる。
この塩田跡地をどうするかについては、個人的に色々関わって来たので、私にとっては、それなりに思い入れがある土地である。
ここは、塩の販売が専売公社の独占事業となっていた時代、1962年に、瀬戸内海の干潟となっていた入江を仕切って、塩田が作られた。
しかし製塩事業が、海水から濾過方式で可能になったことや、海外から安い塩が大量に輸入されるようになり、膨大な広さの塩田も必要なくなり、1972年に塩田は廃止された。
さらにその後、塩の製造販売が自由化され、専売公社が購入してくれることもなくなったことで、とうとう事業主体である錦海塩業株式会社も倒産してしまった。
その敷地を、昨年瀬戸内市が購入したという。
いくらで購入したか知らないが、相当な価格だったろうことが想像できる。
凄い決断をしたと感心する。
倒産するまでの間、実に様々な利用の仕方が検討されてきた。
空港にする計画もあった。
勿論ゴルフ場とする計画もあった。
トマトの農園とする計画もあった。
色々あったが、あまりに広すぎることと、あまりに色々な思惑がこんがらかって、
使い方が決断されることなく、時が経過し、とうとうその土地を所有する企業が倒産してしまったということのようだ。
しかし、今になって、これまで想像したこともないメガソーラー発電という利用方法が現れたことを契機に、
この500haの土地が大きく動き出そうとしている。
面白い時代になったもんだ。
電力不足をいうなら、中電はすでに原発がなくともやっていけるだけの状況にある。
500ha全てをメガソーラー発電所とする方法もあるが、
ここは一つ、これからの時代のあり方を示すような、
エネルギー、食料が自給できる都市、そして職、住、遊の全てを備えた新しい概念の「自立した都市モデル」を創ることを、瀬戸内市は是非考えて欲しい。
期待したい。
広島は、すでに充分そうした能力を備えている。
あとはきちんと方向を定めて、中身を充実していけばいい。
元安川
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日本中、特に瀬戸内には日照条件の良い未利用地が沢山ありそうですね。
そして、早く日本も海外のように、電力を選べるにようにして欲しいです。
投稿: アコ | 2012年7月30日 (月) 07時34分
電力先進国のドイツでは太陽光発電の買取制度は破綻してますよ。
国にとって重要な電力をお日様任せにしてどうするのでしょうか。
こんな狭い国土の日本で、こんな高コストで効率の悪い電源を増やせば経済は破綻します。
今回もハゲチョンに騙されて儲けるのは孫ばかり、日本人は損するばかり。
投稿: 脱・太陽光発電 | 2012年7月30日 (月) 07時52分
ソーラーパネルを作るのに、ソーラーで発電する電気よりずっと多くの電力を使うって知っていますか?
投稿: 反ソーラー | 2012年7月30日 (月) 08時34分
中国電力はただでさえ電力消費の落ち込みに対して苦労している会社で、昨年は他の電力会社に電気を売って儲けましたが、これ以上、民間で電力を作って買えと言われても困るでしょう。
原発どころか、かなりの火力発電も停めざるを得なくなるでしょうし、そうなると買い取らない理由も色々つけるでしょうから、電力会社を介さない利用も考える必要があるでしょうね。
投稿: 星野 | 2012年7月30日 (月) 08時47分
アコ様
安定的に電力を確保するためにも、
電力の多様化、そして自由化は必要でしょうね。
投稿: 元安川 | 2012年7月30日 (月) 11時09分
脱 太陽光発電様
買い取り価格も今は国が決めていますが、
できるだけ早く、電力を自由化し、利用者が電力を選べるようにするといいですね。
高くてもいいという人が太陽光発電等の再生エネルギーによる電力を買うようにしたらどうでしょうか。
投稿: 元安川 | 2012年7月30日 (月) 11時15分
星野様
そのためにはまず発送電の分離、
そして、
発電、販売の自由化が必要でしょうね。
それだけで、経済は随分と活性化するのではないでしょうか。
投稿: 元安川 | 2012年7月30日 (月) 11時21分
1980年代だったと思いますが、エネルギー収支という点、つまり、ソーラーパネルを作るために必要なエネルギーと、そのパネルが作り出すエネルギーの量ですが、それはもう解決済みだと書いてありました。
後は、経済ベースでの収支ですが、それも、近頃では問題にならなくなったということでしょう。
投稿: 日経ファン | 2012年7月30日 (月) 12時11分
太陽光発電の研究施設や会社を誘致して、この土地を実験で無料で使えるようにしたら、街に新たな産業でき、雇用も生まれて、街の活性化に繫がりますね。
それに蓄電研究も。
投稿: やんじ | 2012年7月30日 (月) 17時03分
日経ファン様
貴重な情報、ありがとうございます。
1980年代にエネルギー収支が解決しているとあれば、
それから随分と技術進歩をしているでしょうね。
ソーラーパネルを自宅屋根に設置した友人は、
各種補助金がなくとも、充分採算があうと言っていました。
そんな状況になっているんですね。
投稿: 元安川 | 2012年7月30日 (月) 17時18分
やんじ様
瀬戸内市が、
エネルギーで自立するだけでなく、それに関連した企業を誘致出来れば面白いですね。
そうしたことで、街つくりの可能性がありえるというのは、
これまでは思いもつかないことでした。
時代はどんどん変わっているということですね。
投稿: 元安川 | 2012年7月30日 (月) 17時28分
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日本中、特に瀬戸内には日照条件の良い未利用地が沢山ありそうですね。
そして、早く日本も海外のように、電力を選べるにようにして欲しいです。
投稿: アコ | 2012年7月30日 (月) 07時34分
電力先進国のドイツでは太陽光発電の買取制度は破綻してますよ。
国にとって重要な電力をお日様任せにしてどうするのでしょうか。
こんな狭い国土の日本で、こんな高コストで効率の悪い電源を増やせば経済は破綻します。
今回もハゲチョンに騙されて儲けるのは孫ばかり、日本人は損するばかり。
投稿: 脱・太陽光発電 | 2012年7月30日 (月) 07時52分
ソーラーパネルを作るのに、ソーラーで発電する電気よりずっと多くの電力を使うって知っていますか?
投稿: 反ソーラー | 2012年7月30日 (月) 08時34分
中国電力はただでさえ電力消費の落ち込みに対して苦労している会社で、昨年は他の電力会社に電気を売って儲けましたが、これ以上、民間で電力を作って買えと言われても困るでしょう。
原発どころか、かなりの火力発電も停めざるを得なくなるでしょうし、そうなると買い取らない理由も色々つけるでしょうから、電力会社を介さない利用も考える必要があるでしょうね。
投稿: 星野 | 2012年7月30日 (月) 08時47分
アコ様
安定的に電力を確保するためにも、
電力の多様化、そして自由化は必要でしょうね。
投稿: 元安川 | 2012年7月30日 (月) 11時09分
脱 太陽光発電様
買い取り価格も今は国が決めていますが、
できるだけ早く、電力を自由化し、利用者が電力を選べるようにするといいですね。
高くてもいいという人が太陽光発電等の再生エネルギーによる電力を買うようにしたらどうでしょうか。
投稿: 元安川 | 2012年7月30日 (月) 11時15分
星野様
そのためにはまず発送電の分離、
そして、
発電、販売の自由化が必要でしょうね。
それだけで、経済は随分と活性化するのではないでしょうか。
投稿: 元安川 | 2012年7月30日 (月) 11時21分
1980年代だったと思いますが、エネルギー収支という点、つまり、ソーラーパネルを作るために必要なエネルギーと、そのパネルが作り出すエネルギーの量ですが、それはもう解決済みだと書いてありました。
後は、経済ベースでの収支ですが、それも、近頃では問題にならなくなったということでしょう。
投稿: 日経ファン | 2012年7月30日 (月) 12時11分
太陽光発電の研究施設や会社を誘致して、この土地を実験で無料で使えるようにしたら、街に新たな産業でき、雇用も生まれて、街の活性化に繫がりますね。
それに蓄電研究も。
投稿: やんじ | 2012年7月30日 (月) 17時03分
日経ファン様
貴重な情報、ありがとうございます。
1980年代にエネルギー収支が解決しているとあれば、
それから随分と技術進歩をしているでしょうね。
ソーラーパネルを自宅屋根に設置した友人は、
各種補助金がなくとも、充分採算があうと言っていました。
そんな状況になっているんですね。
投稿: 元安川 | 2012年7月30日 (月) 17時18分
やんじ様
瀬戸内市が、
エネルギーで自立するだけでなく、それに関連した企業を誘致出来れば面白いですね。
そうしたことで、街つくりの可能性がありえるというのは、
これまでは思いもつかないことでした。
時代はどんどん変わっているということですね。
投稿: 元安川 | 2012年7月30日 (月) 17時28分