広島ブログランキング

  • 広島ブログ
無料ブログはココログ

« 広島は世界一の観光都市です | トップページ | 東京電力の標準家庭はDINKS(double income no kids)? »

2012年5月21日 (月)

石州瓦屋根の民家

広島の郊外の民家は殆どが赤い屋根だ。
白い漆喰の壁とマッチして、
瀬戸内の明るい景観を作り出している。

この中国地方独特の景観を作っている赤い瓦は、島根県石見の国、石州地方で作られていることで石州瓦といわれているが、
それは同じ島根県出雲地方で産出される含鉄土石「来待石」を釉薬に使用しているから、赤くなっているのだという。
それを1300度の高温で焼くので、寒さにも強いのだという。

湯来町に住む友人の住む家は、東の家は赤い屋根だが、
西半分は黒い屋根の家になっている。

これは石州瓦ではないの?

Image002_3

と聞けば、
「石州瓦には赤も黒もあります。
石州瓦の特徴は柚薬を使うのが特徴です。
茶の屋根のほうは120年くらい前、黒い屋根のほうは80年くらい前の建築です。
黒い屋根の家を作った当時は、黒い色がモダンだと思って作ったのでしょう」
と言っていた。

梁に、「紅梁」という太い杉丸太を梁に使っているのも、広島の民家の特徴だと教えてくれた。
「紅梁」がどれだけ立派であるかが、豊かさの象徴でもあるようだ。

広島の民家は、また軒先に動物や魚をモチーフにした飾りがついているのも特徴だ。
お城などでは棟の鬼瓦の上に、鯱などの棟飾りをつけるが、そんな感じで、家の屋根の四方に飾りがついている。その飾りのモチーフが、それぞれの家によって違う。

魔よけのような縁起物としての役割があるのだろうが、よくわからない。
誰か詳しい人がいたら教えてほしい。


しかしこの美しい景観を作り出している石州瓦の民家も、
新建材やRC造のマンションに押され、どんどん減ってきている。
限界集落の象徴とすらなりつつある。

「赤い屋根の集落」を瀬戸内の文化財として、
きちんと保存する仕組みが必要な時代になってきたようだ。


元安川


*お願い
この文章の下にある《広島Blog》というバナー(画像)を クリックしてください。


私も、赤い瓦屋根の家並みが美しいと感じている者の一人です。
是非、残したい風景だと思います。

投稿: 大工くりき | 2012年5月21日 (月) 06時12分


広島地区で、なぜ石州瓦が使われているのか?

小縮尺の地図で流域図を見ると、広島県の大半は江の川流域になっています。
江の川は、江津市で日本海に注ぐ川です。
瓦を陸路で運ぶとは思えませんから、
石州瓦の販路はこうして内陸部まで広がっていたのでしょう。

ちなみに、赤瓦の分布図と流域図とを重ねあわせてみた文献を見た記憶がありま
すが、見事に重複していました。
江の川と太田川との分水嶺は、ちょうど広島市と安芸高田市との境界、可部の上
の上根峠まできています。

投稿: 湯来の里 | 2012年5月21日 (月) 07時09分


湯来の里様

赤瓦の分布図と江の川流域図を重ね合わせた人がいるのですか。
それも凄いですね。

広島県で赤瓦が多いというのは、江の川から太田川に移して、運んだということでしょうか。

そうした分析を通して、古い時代の物流の様子を知ることが出来るというのは面白いですね。

投稿: 元安川 | 2012年5月21日 (月) 07時20分


大工くりき様

赤瓦の屋根は美しいですよね。

広島県の人は、それが当然のことと思っていますが、
きちんと残すということをしないと、消えてしまうという危機にあるということを感じていないようです。

石州は島根県ですが、石州瓦は広島県独特の景観を作っています。
島根県と一緒になって、
お好み焼き、牡蠣と同様、県もその美しさをPRすることを考えたらいいですね。

投稿: 元安川 | 2012年5月21日 (月) 07時33分


赤瓦と言えば、沖縄のものだと思っていました。
広島もそうなんですね。
あまり意識して見たことがなかったので、今度ちゃんと見てみようと思います。

投稿: アコ | 2012年5月21日 (月) 07時40分


アコ様

そうですね。
言われてみれば、赤瓦といえば、沖縄の建物を思い浮かべますね。

改めて調べてみると、
沖縄では赤瓦は、手間隙かけて焼く必要もなかったので、大量に作られたこともあり、当初は格好悪いものと思われていたようです。
沖縄の赤瓦は
「赤瓦の赤は酸化鉄の色だと思います。鉄分の多い赤土を酸素の多い環境で酸化焼成すると赤っぽくなります。
 酸素を少なく蒸し焼きにしますと、酸素の少ないより鉄の本来の色に近い灰黒色になります」
ということです。

沖縄の瓦の作り方は、石州瓦とは随分違っているようです。

石州瓦も広島地区の景観として、きちんと取り上げる必要がありそうですね。

投稿: 元安川 | 2012年5月21日 (月) 08時15分


先日、奈良に行った時、興福寺向かえに平成30年完成予定で中金堂再建をしていましたが、そこに使われる瓦にご浄財千円で名前など好きな事を書けるというイベント(資金集め?)を行なっていました。子供からお年寄りまで沢山の人が集まって皆さまざまなことを書いていました。
で、ふと思ったのですが、管理費用込みで折り鶴を送ると、永久保存してもらえるとか、出来ませんかね。

投稿: マサ | 2012年5月23日 (水) 08時52分


マサ様

送られた折り鶴を保管するのはもちろん、きちんと後始末をすることにもそれなりの費用がかかるはずです。
折り鶴をにお金を付けて送るというのはエチケットだといっていいと思います。

折り鶴には色々な思いが書き込まれていますから、その奈良のお寺の瓦と同様、折り鶴を半永久的に残し、伝えるためにも、折り鶴と一緒に基金を送るようにするというのは素晴らしいアイデアだとおもいます。

投稿: 元安川 | 2012年5月23日 (水) 15時01分

« 広島は世界一の観光都市です | トップページ | 東京電力の標準家庭はDINKS(double income no kids)? »

住まい・インテリア」カテゴリの記事

コメント

私も、赤い瓦屋根の家並みが美しいと感じている者の一人です。
是非、残したい風景だと思います。

広島地区で、なぜ石州瓦が使われているのか?

小縮尺の地図で流域図を見ると、広島県の大半は江の川流域になっています。
江の川は、江津市で日本海に注ぐ川です。
瓦を陸路で運ぶとは思えませんから、
石州瓦の販路はこうして内陸部まで広がっていたのでしょう。

ちなみに、赤瓦の分布図と流域図とを重ねあわせてみた文献を見た記憶がありま
すが、見事に重複していました。
江の川と太田川との分水嶺は、ちょうど広島市と安芸高田市との境界、可部の上
の上根峠まできています。

湯来の里様

赤瓦の分布図と江の川流域図を重ね合わせた人がいるのですか。
それも凄いですね。

広島県で赤瓦が多いというのは、江の川から太田川に移して、運んだということでしょうか。

そうした分析を通して、古い時代の物流の様子を知ることが出来るというのは面白いですね。

大工くりき様

赤瓦の屋根は美しいですよね。

広島県の人は、それが当然のことと思っていますが、
きちんと残すということをしないと、消えてしまうという危機にあるということを感じていないようです。

石州は島根県ですが、石州瓦は広島県独特の景観を作っています。
島根県と一緒になって、
お好み焼き、牡蠣と同様、県もその美しさをPRすることを考えたらいいですね。

赤瓦と言えば、沖縄のものだと思っていました。
広島もそうなんですね。
あまり意識して見たことがなかったので、今度ちゃんと見てみようと思います。

アコ様

そうですね。
言われてみれば、赤瓦といえば、沖縄の建物を思い浮かべますね。

改めて調べてみると、
沖縄では赤瓦は、手間隙かけて焼く必要もなかったので、大量に作られたこともあり、当初は格好悪いものと思われていたようです。
沖縄の赤瓦は
「赤瓦の赤は酸化鉄の色だと思います。鉄分の多い赤土を酸素の多い環境で酸化焼成すると赤っぽくなります。
 酸素を少なく蒸し焼きにしますと、酸素の少ないより鉄の本来の色に近い灰黒色になります」
ということです。

沖縄の瓦の作り方は、石州瓦とは随分違っているようです。

石州瓦も広島地区の景観として、きちんと取り上げる必要がありそうですね。

先日、奈良に行った時、興福寺向かえに平成30年完成予定で中金堂再建をしていましたが、そこに使われる瓦にご浄財千円で名前など好きな事を書けるというイベント(資金集め?)を行なっていました。子供からお年寄りまで沢山の人が集まって皆さまざまなことを書いていました。
で、ふと思ったのですが、管理費用込みで折り鶴を送ると、永久保存してもらえるとか、出来ませんかね。

マサ様

送られた折り鶴を保管するのはもちろん、きちんと後始末をすることにもそれなりの費用がかかるはずです。
折り鶴をにお金を付けて送るというのはエチケットだといっていいと思います。

折り鶴には色々な思いが書き込まれていますから、その奈良のお寺の瓦と同様、折り鶴を半永久的に残し、伝えるためにも、折り鶴と一緒に基金を送るようにするというのは素晴らしいアイデアだとおもいます。

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/211008/54676700

この記事へのトラックバック一覧です: 石州瓦屋根の民家:

« 広島は世界一の観光都市です | トップページ | 東京電力の標準家庭はDINKS(double income no kids)? »

関連書籍

  • サイフもココロもハッピーに!ちょびリッチ
2018年9月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30