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2012年4月 1日 (日)

RYOTEI-桜下亭

桜下亭、
「洒落たレストランがありますよ」と友人に教えてもらった。

「分かりにくいところだよ」と言われてはいたが、それにしても分かりにくかった。

タクシーの運転手さんも、行ったことがないという。
タクシーについているカーナビで探したが、載っていない。

iPadの「マップ」には載っていたので、私が案内した。
流石―ッ。

白い漆喰の塀の門の奥にある古民家が桜下亭だ。
門の脇の寒桜は満開だった。

ここは、オーナーの岡本氏の実家だという。
10年くらい使われていなかったが、
庭が素晴らしいので、壊してしまうのは勿体無いと、レストランとして改装したという。

Image002

近代の作庭家を代表する重森三玲が作ったという庭は、
「力強い石組みとモダンな苔の地割りで構成される枯山水庭園が特徴的である」
とされているが確かに、素晴らしい。
重森三玲が若い頃に作ったのであろうか、何処か若々しさを感じさせる作りでもある。

庭の松は、盆栽が大きくなったよう枝ぶりだが、どこか自然に生えているような感じである。
上手く手入れがされている。

4本あるという古木のソメイヨシノはまだ咲いていなかったが、
4本が一斉に咲けば、それは綺麗だろうと思われる。

建物は、市街地からかなり離れていたこともあって、被爆を免れたというが、広島では貴重な古民家だ。
木製サッシのガラス扉もうまく使われている。
天井に埋め込まれたエアコンの吹き出し口は黒く塗られ、古民家の雰囲気と上手くあっている。

畳の部屋と廊下にはベージュのカーペットが敷かれ、
桜の花をモチーフにしたテーブルと透明の椅子が置かれている。
改装にあたってもかなり神経を使ったことがうかがえる。

フランス製のベルマーレの白いお皿の料理は美味い。


広島の古い料亭の佐々木はもう大分以前に取り壊された。
三滝茶屋もその昔の面影はない。
羽田別荘を贔屓にした社用族はもういない。
官官接待もなくなった。

料亭文化を支えてきたスポンサーが代わって、こうした古い料亭建築もどんどん消えつつある。

オーナーに聞けば、ここは1年半前にオープンしたという。
ここ桜下亭のお客は、中年の女性のグループや、家族連れが多い。

「庭園+古民家+フレンチ風料理+個人客→RYOTEI」
新しいタイプのRYOTEI文化がここに生まれたようだ。

こうした古民家料亭が、広島のあちこちに生まれることを期待したい。


元安川


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グルメ・クッキング」カテゴリの記事

コメント

行ってみたいです!!!
素敵なところですねー♪

それにしても、iPadがナビしてくれるなんて、それも素晴らしい♪

桜下亭。お気に入りの服を着て、ゆったりと美味しい物を食べて、
そういう過ごす時間が宝物になりそうな、そんな雰囲気ですね。
こういうところが大好きです。
ご紹介、ありがとうございました。
また、次はどんなところにおでかけになるのか、ますます楽しみになって参りました。
ご期待申し上げておりますね(^^)

なつ様

お気に入りの服を着て、ゆったりと美味しい物を食べる。
そうしたことに相応しい場があちこちに出来てくるというのは、嬉しいことですね。

タクシーのカーナビに代わってiPadが案内したということろが良いです。
その案内で行くのが日本の文化的料亭というのがまた良いですね。

セイジ様

古い住宅地にある古民家が料亭として復活するなんてことは、
カーナビがあって、初めて可能なことですよね。
iPadはこんなところでも、新しいビジネスを創りだしているというのには驚きます。

岡山にRyouteiってありますが、ここもユニークですよ。
http://www.233-3959.com/ryoutei/
最近、こんな感じのお店が増えたような気がします。

星野様

ryouteiですか。
ウーン、ちょっと私が取り上げたことと違うように、感じますが、
それにしても、1度行ってみたいですね。
教えていただき、ありがとうございました。

初めまして!
最近広島ブログで、高い人気を得られている事は存じていましたが
本日、少し投稿内容を読ませて頂きまして、理由が判りました。

高い人間性を創り上げられた方が、普通の方が見逃してしまいそうな事を
適確に捕らえられて、文章に構成される。
映像写真と共に捕らえられたその視点が、繊細な状況描写によって
文章を読んでいるだけで、まるで動画写真を見ているように
読み手の脳裏に伝わってくる。
僕の理想とするブログスタイルを、先取りされて完成されています((笑い

RYOTEI-桜下邸さんは、調べてみれば我が家からは遠くない位置に有ります。
しかも、仕事でしょっちゅう通っていた道路から、ちょっとした裏側に有るようです。
おっしゃるように、広島市内から古風な趣きのある食事場所が数を減らしてきていますね。
三滝茶屋、羽田別荘は言うに及ばず、羽生九段がこよなく愛したという
三瀧荘も現代風に生まれ変わり、半兵衛庭園もしかり、萬象園も自慢の庭が無くなったようです。
比治山の豆匠がかろうじて昔の面影を残している程度ですかね。
後は遠く離れた場所に昔の趣きを残した施設が細々と続いている。

建築の仕事をしていますので、貴殿の庭園と建物のディティールを見る目は素人ではないと思っていますが?

半兵衛庭園が重森三玲の作であることは有名ですが、他にも広島に重森三玲の庭園があったのですね。
半兵衛庭園は重森三玲が70歳を過ぎて作ったものなので、若い頃のものとなるとまた別の興味が湧きます。
是非、近いうちに行ってみたいと思います。ありがとうございました。

いっちやん様

「僕の理想とするブログスタイルを、先取りされて完成されています」
とのこと、
??
高く評価していただき、ありがとうございます。

思ったことを書いているだけですので、そんなに評価していただくと、恥ずかしくなります。

これからも、どうぞよろしくお願いします。

太田川様

桜下亭の庭が重森三玲の何歳の時の作か、正直私は知りません。
でもあの雰囲気は、半兵衛庭園に比べて明らかに若い時の作品のように思います。
しかし、良く手入れはされています。

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