脱走犯とGPS(位置情報システム)
iPadを起動すると「現在の位置情報を利用します よろしいですか」と画面に表示される。
そんな位置情報を知ってどうするんだろうと思うが、
変なことに使われても嫌なので、殆どNOと答えている。
アプリのマップを開けば、即現在地が表示される。
どこかに出かけるときは、目的地を入れれば、すぐ現在地からの経路と所要時間が表示される。
便利だ。
こうした位置を把握する機能をGlobal Positioning System、略してGPSというが、
最近は、こうした機能が、iPadやカーナビだけでなく、子供の携帯電話にもつけられ、今自分の子供がどこにいるのかを、親が把握できるようにもなっている。
先日、広島刑務所で受刑者が脱走し、大騒ぎになった。
脱走犯がどこにいるのかがわからず、逮捕まで数日間を要した。
脱走犯がどこにいるかがわからなかったということは、広島刑務所ではこうしたGPSシステムは導入されていなかったのだろうと思う。
しかし、今回のような事件は、いくら警備を頑丈にしても、防げない。
起こり得ることだ。
それが極めて危険な脱走犯だったということであれば、市民は心配して眠れない。
何重ものセキュリティーシステムを備えることが必要だろう。
脱走された場合も想定し、受刑者全員にGPSタグをつけ、誰がどこにいるかわかるようにするのも、一つの策として有効だろうと思う。
「刑務所 GPS」で検索してみたら、
「島根あさひ社会復帰促進センターでは、効率的な業務遂行を実現するとともに、受刑者に自律の精神をかん養させるため、施設内では、原則として、職員が付き添わず、受刑者は単独で移動することとしております。
このため、ITを活用して受刑者の位置情報を把握するシステムを導入しています。
これらの位置情報は中央監視室にある統合ビューアに表示され、民間の警備員は、この統合ビューアを操作して、受刑者の位置情報を把握するとともに、受刑者の移動状況のカメラ監視、電気鍵の施開錠を行っています」
と書かれていた。
一般的に受刑者を車で護送するときには、脱走された場合を考慮し、GPSタグをつけるようにしているようだが、
ここ島根あさひ社会復帰センターでは、森林管理作業や、公共の場の草刈りや清掃の社会活動で外に出るときだけでなく、受刑者の通行証を兼ねて、受刑者の位置情報を把握するGPSタグを付けるようにしているともいう。
最近のGPSタグは、受刑者の位置情報を把握するだけでなく、地図上に設定したエリアから受刑者が出ると管理用端末及び中央監視室で警報が出されるようにもなっているという。
受刑者専用のタグホルダーとタグケースを用いて受刑者の胸部に通行証として装着させ、
着替え時の装着は簡単にできるようにもなっているという。
受刑者固有のGPSタグとなっていて、個々の受刑者を識別できるようにもなっているという。
性犯罪者は再犯の可能性が高いということで、体にGPSタグを埋め込むことも検討されているようだが、
極めて危険な受刑者にはそこまでのことをする必要があるだろうが、
広島刑務所の受刑者に対しては、来ている服にGPSタグをつける程度でもいいかもしれない。
今では監視カメラは、コンビニや街のあちこちに取り付けられ、犯罪の防止や犯人の割り出しにも使われている。
広島刑務所の移転はそう簡単なことではないだろう。
それは長期的な問題として検討すべきだと思うが、
GPSシステム導入は今すぐできることとして、是非検討されたらどうだろうか。
刑務所も、今までの制度に拘らず、最先端の技術を、より積極的に導入することが必要な時代になったようだ。
元安川
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コメント
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今日3月2日、広島刑務所長が「脱走対策案」を広島市長に提出したとのことです。
TVの報道では、その内容は
「よりしっかりと管理をする。
外国人の思いを理解できるよう外国語の堪能な職員を配置する」
ということだったようです。
市長は「迅速な対応に感謝する」
と答えていました。
??
これが、脱走犯対策?
この程度のことは、その日にもいえることではないでしょうか。
投稿: 脱走 | 2012年3月 2日 (金) 21時16分
そうですよねー。
この数ヶ月もの間、役人は何をやっていたんでしょうかね。
役人が、役人の言い訳を聞いているんですから、それはもう「できレースです「という以外いいようがありませんよね。
投稿: 元安川 | 2012年3月 2日 (金) 21時24分