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2012年3月10日 (土)

首都高速道路の改修工事と3.11

東京の首都高速道路は東京オリンピックを契機に、都心環状線と羽田線等がオープンした。
それ以降順次建設が進められ、いまでは総延長322キロになるという。

首都高速道路は、日本の発展のシンボルであり、その経済効果は大変なもんだ。

しかし今では、首都高速道路があるということを当然のこととして、日々過ごされているが、
実は相当に深刻な問題が起こっているのだという。

老朽化による損傷がすでに累計26万件もあり、その内9.6万件が手つかずの状態にあり、
今後予想される改修費だけでも1兆円を越えるという。

その金額も凄いと思うが、問題はお金だけではない。

・その損傷が年々増加の傾向にある。
・高速道路はそのほとんどの部分が高架で作られているので、架け替え工事をする際には、通行をどうしても一時的にでもストップせざるをえない。
そうでなくとも酷い渋滞にある高速道路で、一時的に通行がストップしたらそれこそとんでもない渋滞が起こりそうだ。
・首都高速道路は今回の東日本大震災レベルの東京直下型地震に耐えられる構造になっているわけではないので、基礎からやり直す必要がある部分もある。それも早急にやらなければいけない。
等いくつも懸念される問題があるようだ。

建築の建て替え工事であれば、工事期間中は、利用者に周辺のビルにちょっと移転してもらうことも可能だが、橋等の土木的インフラ施設にあっては、事はそう簡単ではない。
都内には空きビルは、いくらでもある。

高速道路の工事期間中の代替え用道路を作るといっても、新たな高架道路と前後の道路とどうやってつなぐのか、そのスペースを確保するのも極めて厄介な問題だろう。
首都高速道路は総延長322キロだというが、殆どすべての区間でそうした問題があるはずだ。

もう1本バックアップ用の高速道路をつくってしまい、それから工事にかかったほうが、案外安上がりで、早いかもしれない。
バックアップ用道路を作ることは、東京直下型地震のためにも有効かもしれない。

バックアップ用施設をつくるということは、いままでの概念でいえば、無駄なことをするということでもある。

無駄かいざというときのために備えておくというのは、紙一重だ。

もう1本作るというのでなければ、首都機能の分散ということも考えたらいいかもしれない。

3.11の東日本大地震は、建設投資の有り方について、その考え方の基準を変えてしまったようだ。


元安川


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経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

東名高速道路の新しいルートが開通ですね。
東海地震を考えると、中山道ルートの整備が必要だと思います。
4年以内に、大きな地震が来るそうですから、改修より移転した方が無駄なお金を使わなくて済みそうに思います。
とりあえず、国会と霞ヶ関を福島第一原発辺りに臨時に移転させるのがいいかも。
そうすれば復興も早くなるし、放射能汚染や原発問題も本気になるでしょうから。

首都の福島移転、いいですね。これで瓦礫処理も進み、復興も一気に進むでしょう。

やんじ様

バックアップシステムを作るというのは、お金がかかりますから、
元々のシステムをどうやってシンプルにするか、小さくするかについて、日ごろから考えていく必要があるのでしょうね。

福島に首都機能を全部移すのでなく、一部を移すということも、考えられますね。

環境博士様

首都機能のあり方については、色々な視点から議論すべきでしょうね。

ウィキペディアによると、首都機能移転については法律ができており、その法律に従って候補地まで選ばれています。以下、ウイキの引用です。

------------------
1999年(平成11年)12月20日の国会等移転審議会の答申は、国会等の移転先となる候補地等について以下のように選定した。

移転先候補地
北東地域の「栃木・福島地域」
東海地域の「岐阜・愛知地域」
移転先候補地となる可能性がある地域
「三重・畿央地域」

以下の条件の都市が候補地された。

現首都東京との距離がそれほど遠くない地域
陸・海・空での国際的な将来性をもつ地域
自然災害(地震・火山・津波など)の少ない地域
広大な平地を持つ地域
各地からの交通便利性
------------------

今の時点で考えると、笑えるのですが、でも、やんじさんの提案に乗る上で役立ちそうですね。

京橋川様

そんな法律ができているとは、知りませんでした。

昔ある人から、
「行政は、法律の裏ずけなしには、一銭たりとも使うことはできない」
と聞いたことがあります。

ということでは、首都機能をどうするかということについて検討するための法律はがあるのですから、
即始めたらいいですね。

政治は、どうもして目先の問題に捉われてしまいがちですすが、瓦礫をどうするかについても、雇用をどうするかについても、
もっと戦略的に検討したほうが、上手く解けそうですね。

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