近年読書離れがいわれ、本の発行部数が急激に減少しているという。
ネットで本が読めるようにもなった。
それも無料で読めるということも背景にあるようだ。
グーグルは世界中の図書館の本をネットで見られるようにするという。
必要なことは、ネットで検索すればすぐ調べられる。
私も本を買うときは殆どアマゾンで買っている。
雑誌はネットのiPadのアプリ、ビューンで見ている。
もう本はいらないのではないかと思えてくる。
図書館だってなくなるかもしれないと思っていたら、あにはからんや、現状は大分違うようだ。
全国の図書館の貸し出し冊数は年々5~6%増えているというのだ。
1人当たり4~5冊借りている計算になる。
図書館数も増え続けている。
全国の図書館数は平成17年には2,979館にもなっている。
そこで興味深いのは、
東京の中野区立図書館では、ネットで貸し出し予約する人が増え、
いまや過半はネットで予約するようになっているという。
確かに、私にしてもそうだが、パソコンの画面で見るより、本のほうが読みやすい。
読みやすさからいえば、本のほうが読みやすい。
HPも重要なことについては、都度プリントアウトしている。
ということもあって、ときどき本を買うが、しかし後始末には困っている。
だからといって、ブックオフにいちいち持っていくのも面倒だ。
そんなときに、容易に図書館で図書を貸し借りできれば、それは便利だろう。
かってのように本を持っていることが、知識の基準になっている時代も終わった。
本を所有している必要はなくなったとあれば、必要な都度図書館を利用すればいいというのは理に適っている。
しかしネットで予約はできるといっても、いちいち図書館に受け取り、返しに行くのは面倒だ。
ネットで図書館に注文し、宅配便で送ってもらい、
読み終わったら、街かどに、郵便ポストのようにおかれている返却ポストにいれればいいようになったらそりゃ便利だろうと思う。
宅配便の費用を負担してもいい。
メール便を使えば、往復で160円くらいで済む。
数冊借りれば、安いもんだ。
手数料を入れて、その倍でもいい。
そのくらいなら払ってもいい。
しかしこうしたことは、東京の図書館では徐々に進行しているようだ。
そうなると、出版業界も変わらざるをえなくなる。
通常、出版社としては、2,000冊売れれば、収支があうと聞いたことがある。
日本にはなにしろ3,000近い図書館があるのだ。
出版社としては、図書館に売ることを考えて、本を作れば、やっていけるということになる。
個人を相手に本を出版するのでなく、図書館を相手に出版するようになれば、かなり高額の本だって、作れるようになるはずだ。
もっと手間暇かけ、それなりに価値のある本が作れるようになるかもしれない。
増え続けている読み捨ての雑誌に代わって、
保存を考慮したハードカバーの本が作られるようになれば、読書の趣も随分と変わるだろう。
エコでもある。
そうなると街の本屋さんも変わらざるを得なくなってくる。
いまでも街の本屋は減少傾向にあるが、図書館の利用者が増えれば、それこそ経営が成り立たなくなる。
ブック・カフェのようになるのも1つの生き方かも知れない。
ネットと宅配便のシステムが、本の有り方、図書館の有り方を変えたようだ。
広島市の図書館は、中央図書館、各区の図書館、それにまんが図書館、湯来の閲覧室等を含めて計13館ある。
平成22年度の貸し出し冊数は542万冊だ。
前年度に比べ0.5%増という。
貸し出し冊数は徐々にではあるが、年々増えているようだ。

広島市の図書館では、ネットで予約はできるが、まだ図書館の外での貸し出し、返却までのサービスはしていない。
シャレオの中等に、本の貸し出しロッカー、返却ポストを設けたらどうだろうか。
宅配までしてくれれば、有りがたいがそこまでしなくともいい。
そうなれば、図書館の利用者は激増するのではないだろうか。
中央図書館は基町の極めて便利なところにある。
中央図書館は大分老朽化している。
そろそろ建て替えの検討も必要だろう。
図書館はまだまだ変化の可能性は十分にある。
ネット時代になって、
図書館も大きく変わる時を迎えているようだ。
元安川
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