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2012年1月18日 (水)

政治家の殺し方

前横浜市長の中田宏氏の書いた「政治家の殺し方」がベストセラーになっている。

女性スキャンダルで週刊誌に何回も取り上げられたこともあり、
その辞め方が任期途中だったこともあり、
政界の内幕、辞めるにいたった経緯が書かれているだろうからと、読者の興味をそそったようだ。

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本の中で、中田氏は市長を辞めた理由は、
女性スキャンダルではないし、予定の行動だといっている。

「女性スキャンダルについては、裁判でまったくそのようなことはなかったと判決もでている。
辞めたのは、当初掲げた横浜市の財政再建という課題が成し遂げられたからであり、
任期いっぱいまで務めることはレームダックになり、きちんと業務ができなくなる恐れもありもあるし、
相乗り選挙となり、馴れ合い政治になる恐れがあるから、任期途中で辞めたのだ」
という。

それほど予定の行動であるなら「政治家の殺し方」というタイトルの話にならないと思うが、
書いてあることは、結構面白い

中田氏は、市長として最大のテーマである財政再建をするために、
利権の巣になっている公共工事に手を入れた。
それが女性スキャンダルに発展していく始まりだったという。

市長になった中田氏を取り込もうとA議員が近づき、それに失敗すると街宣車が出て嫌がらせをし、
さらには女性スキャンダルを仕組んで追い落としをはかる。
その話に週刊誌が乗り、新聞が追いかける。

女性スキャンダルは結局裁判で、そのような事実はないとして勝訴になるが、
おかしいのは、それをメディアは殆ど報じない。
すくなくとも私は目にしなかった。
そうしたことはメディアにとっては、まったくニュースバリューはないということだろう。

中田氏は、スキャンダルについてしか興味を示さないメディアに対して、
「阿呆なマスコミが日本を滅ぼす」とまでいう。

これら一連の状況は、まったくどこかの市とそっくりだ。
どこも同じだなーという感じである。

ここで、「だから政治は嫌い」だというのが普通だが、
中田氏の面白いのは、ここで、「だから政治を何とかしなければいけない」、
「だから自分は政治家になったのだ」という。

かなりの論理の飛躍があるが、
たしかに彼のように思う人がいなければ、世の中よくはならない。

そうした騒ぎに相当に参ったはずだが、
事実彼は夜も眠れないほど悩んだというが、
それにしても、彼の逞しさはたいしたもんだ。

今、日本の政治は国もメチャクチャだし、地方の政治もおかしい。
カオス的状況にある。
政治という仕組みが大きく変わる前段なのだろうか。


元安川

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コメント

「政治家の殺し方」というのは恐らく世間受けを期待して名前を付けたのだと思います。

元安川さんの解説からすると 「政治家の死に方」 もしくは 「政治家の切腹のしかた」 くらいがよいところではないでしょうか。

もし彼が今後とも政治活動をしないのなら 「殺された」 または 「死んだ」 と言うことでしょうが、政治家をネタに本を出すようですから、再び 「生き戻る」 下心が丸見えではないでしょううか。

あ~あ ああ言えばこう言う また 天の邪鬼 書いてしまいました。 

この本は私も読みましたが「ここまでやるか」というくらい、改革=既得権の排除をしようと思うと、火のないところからいくらでも煙を立てられるものなのだと驚きました。いくら裁判で事実無根と認定されても中田前市長に対する「女性問題」のレッテルは完全に剥がすことは出来ていません。やはり「火のないところから煙は立たない」と思っている人も多いものです。そう言えば秋葉市長についても選挙の度に怪文書がばら撒かれ、その一部でも信じている市民は少なくありませんでした。改めて12年間のご苦労に感謝したいと思います。

なんでも辛口様

出版社も幻冬舎です。
売らんがための本のタイトルというのは見え見えですが、ベストセラーになったのですから、出版社としてはシメシメですね。
私もその策に乗って買わされたカモということになります。

中田氏の言い訳を延々と聞かされたという感じでもありますが、
彼のいうマスコミの酷さはその通りだと思います。

食べログのやらせ問題ではありませんが、
ネットに対しても、メディアに対しても、それらとどのように対応していくのか、非常に難しい時代になったということは確かなようです。


星野様

全ての既得権が悪いわけではないと思いますが、「既得権は腐る」ということでしょう。
腐った既得権をいかに排除するかとなると、利権を持っていない人が結集し、声をあげていくということが必要なのでしょうが、難しいですね。
外圧も効果があると思いますが、それを利用するのも既得権者のほうがあるかに巧妙なようです。
大手のメディアも既得権者の一人だと理解したほうがいいようです。

秋葉元市長は腐った既得権者に対して、世の中こうあるべきだとして戦った戦士だといえると思います。

改めてご苦労様でしたと言いたいですね。

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