ネットが基本的人権になる時代
ヨーロッパではフランスやフィンランドなどが「インターネットは基本的人権である」としており、具体的に期限を切って、100Mのネット環境を国民の権利とするような法律まであります。
また、EU(欧州連合)の中でもEC(欧州委員会)などで「インターネットアクセスはわれわれが尊重する他の基本的自由と変わらない」とされています。
民主主義は有権者が正確な情報を得なければ成り立ちません。マスコミなどの報道機関にその役目を期待出来なければ、残されたものはインターネットしかありません。
テレビ局から取材される側になって、関係者が取材を通して事実を報道したり、事実を通じて真相を解明しようとする真摯な姿勢は一度も感じたことがありません。特にテレビは既にシナリオがあり、それに合う画像や証言を撮ることを取材と称しているとしか感じたことがありません。
そういうテレビ報道はヤラセより酷いと思います。殆ど誘導尋問のようなインタビューの結果、シナリオに合った部分だけを切り貼りされて作られた映像は、とても事実とは遠い世界の虚像です。しかし映像の持つ信ぴょう性が大きいだけに罪は大きいと思います。
昨年も正しい情報は殆どインターネットから得るしかありませんでした。日本でもインターネットを基本的人権とせざるを得ない日は近いかも知れません。
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ネットが基本的人権ですか・・・やはり日本って遅れてますね。未だに選挙でネットは使えず、教科書も紙のままです。技術はあるのに情けないですね(。>0<。)
投稿: アコ | 2012年1月21日 (土) 10時03分
アコさん
メディアが事実を報道しない日本にこそネットへのアクセスが保障されるべき基本的人権だと思いますが、残念な状況ですね。確かに技術はあるだけに、社会が遅れていることに気づき難い、むしろ進んでいると勘違いしている人も少なくありません、
投稿: 工場長 | 2012年1月23日 (月) 08時06分
インターネットが基本的人権だというのは素晴らしいですね。
フランスでは「移動権」のいうことも保障されているそうです。
民主主義というのは一人ひとりの市民の立場に立っての概念でしょうから、
インターネットはもっともそれに相応しい概念だといえますね。
投稿: 元安川 | 2012年1月23日 (月) 11時53分
元安川さん
世界の潮流がこれだけはっきりしている中で、広島市はこれまで情報政策でも全国の自治体でトップクラスになっていましたが、どうも新市長は「ITがお好きではない」ということで、これから一気にICTランキングは急降下しそうです。
投稿: 工場長 | 2012年1月23日 (月) 12時13分