日本人の本音と建前
我が家では、先月はクリスマスでケーキを用意し、翌2日は母の命日でお経をあげ、3日は八百万の神々へ初詣です。僅か1週間で、キリスト教、仏教、神道を渡り歩いています。
これが平均的な日本人で、節操がないというか、場当たり的というか、臨機応変というか、懐が深いというか、度量が広いというか、鷹揚というか、一つの宗教には縛られない自由自在な精神を持っています。
これは思想信条の違う人も受け入れ易く、積極的に異文化を取り入れ、いいとこ取りで「猿真似」と言われながらも、海外の技術をブラッシュアップして完成度の高いものを作り上げて来たことにも繋がります。
ただ、本音と建前が分かれたり、ダブルスタンダードも形成し易いことにも繋がっているように思います。
例えば、「安全な原発を作っている」とするフランスは首都を流れるセーヌ川など、多くの都市を流れる河川の上流に原発を作り、日本のように「安全な原発」なのに、都市から離れたところに原発を作り、何百キロもの送電線でロスの多い配電をし電気料金を釣り上げるようなことはしません。
フランスでは論理は一貫していますが、日本では、建前は「安全」、本音は「危険」というわけです。しかし、科学技術がダブルスタンダードであってはいけない、つくづくそう思います。
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出だしの2行で大笑いしましたが、でも、どこも日本ではそうですよね。
他国を知らないのでお教えください。
ちょっと疑問に思ったのは、他の仏教国ではクリスマスはしないのですかね?
投稿: ⑦パパ | 2012年1月11日 (水) 10時34分
今年になって福島や関東に降り注いでいるセシウムについても、納得できる説明は全くありませんね。
投稿: 星野 | 2012年1月11日 (水) 11時39分