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2011年10月21日 (金)

ボーイング787「ドリームライナー」

先日、広島空港にもボーイングの最新型旅客機「787ドリームライナー」がテスト飛行で飛んできました。私は特に飛行機に興味があるわけではありませんが、その787の報道で、日米の差を大きく感じことがあります。

787の機体の7割は国外のメーカーが作っていますが、その半分は日本製です。東レは使用されている複合材の素材をすべて提供し、主翼やボディの主要パーツの製造には三菱重工業、川崎重工業、富士重工業が関わり、エンジンはロールスロイスですが、そのエンジンの開発にも日本メーカーが加わっています。

また、安全性についてはANAのパイロットが加わり、極限と思われる飛行テストを慎重に積み重ねています。2千回近く5千時間以上のテストフライトでは、失速寸前の危機的状況での反応、摂氏50度という灼熱の環境と成層圏の極寒の状態を交互に与えたり、高空から急降下しながら音速近くまでの加速、など、まさに「ストレステスト」です。

飛行機は他の交通機関に比べ安全だと言われています。しかし一度事故を起こせば多く犠牲を出します。だから、ここまで慎重に何重にも安全を確保し、それでも飛行機に乗る度に、事故の際の対応をアナウンスします。

私が見たアメリカのメディアでの報道は、まさにこの点を強調し、日本の若い技術者なども登場させて、以下に安全に配慮して作ってきたかを語らせ、徹底して安全性を強調していました。

一方、私が日本のメディアで見たものは、トイレがウォシュレットになったとか、窓が電子カーテンだとか、照明がLEDになったとか、その類ばかりでした。

これは国民の意識の差でしょうか。それともマスコミが、誰かに遠慮して「安全」とか「安心」に対する内容は自粛したのでしょうか。

まさか、日本人が安全に対する優先順位を下げたということはないと思いますが・・・

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経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

ニューヨークからですが、この記事の通り、こちらで787のニュースは安全性への配慮と努力、そして日本人が其の事にどれほどの貢献をしたかが報道され、日本人の若い技術者が親に胸を張って報告出来る仕事が出来たというようなインタビューも紹介していました。こちらで、これだけ大きく日本の安全び対する技術が評価され報道されているのに、日本での報道が少ないとしたら残念なことだと思います。

私もアメリカのメディアでは、三菱重工の若い技術者が「苦労が報われました。これで親にも胸を張って報告できます」と言っていたシーンや、ボーイング社が「ANAなどの日本企業は安全という点で大変なノウハウを持っているので、今回の開発に彼等の存在は不可欠だった」と語っている映像を見ました。それが日本で見られないということがとても残念です。

エッ、
このブログを、ニューヨークで見ている人がいるの!

ネットとは、そういうことだとは、頭ではわかっていますが、
こんな身近で起こると、さすがに驚きますね。

昔は余程大きなニュースでない限り、日本の情報は数日遅れでしたが今はリアルタイムにローカルなことまで知ることができます。このブログはグローバルな視点を持ち、なおかつローカルな情報も豊富なので、何年も日本に帰っていない私にとって貴重な情報源です。改めて謝意を表したいと思います。

素奈桜さんからのコメントに感激しています。

その理由の一つは、昔、アメリカに住んでいた頃、船便のため一月遅れで届いた月刊誌を隅から隅まで読んでいた時のことを思い出したからです。時代は変っているのですね。

インターネットを使い、また社会的な変革を上手く使って、心配な日本や世界を変えて行くために、何か具体的なことができると良いのですが。

素奈桜様

このブログを、貴重な情報源とまで評価していただけるとは、
ちょっとこそばゆくなります。
でも、そう言っていただけることは、大変有難いことです。
一緒に書いている友人と、そして昔の友人と、改めて感謝したいと思います。

京橋川様

私も、そんな経験があります。
アメリカの大学の図書館で、JALから寄付されたという1週間遅れの朝日新聞を、本当に隅から隅まで読みました。

このコメントは、出先で、仕事の合間に、iPadで書いています。
ネットの可能性は、まだまだこれからだという感じです。

期待したいと思います。

こちらでは2年位前から電子書籍が主流になり、私もこちらの本は殆どAmazonで買ってKindleで読んでいました。それに加えてiPadの登場で日本の新聞や週刊誌まで日本にいるのと同じように読めるようになりました。iPadの存在は大きいですね。

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