これ、大学の校舎?
今、人気の神楽坂で昼食をした。
かっての神楽坂は、赤坂に次ぐ料亭の街として栄えた。
しかしその料亭も、バブルの崩壊とともに消えた。
その後、神楽坂は新潮社等の出版社、日仏学院があるということもあり、若者、女性たちに集まるオシャレな街として、生まれ変わった。
ちょっと横道に入ると、どの道も2間程度の狭さだ。
そんな細い坂道に面して、ミシェランに取り上げられたという黒い木の塀に囲まれたレストラン、分厚い木のドアのバー、木のデッキの上に設けられたオープンカフェ、オシャレな雑貨を売るお店、チーズの専門店等の様々なお店があちこちにある。
昔の木造の建物を改装したお店が多く、どれも個性的で、小さなお店だ。
街全体が箱庭のようだ。
そんな神楽坂には、街歩きの楽しさがある。
その神楽坂のメインストリートに面して、新しいビルがたった。
外壁は黒を基調にしている。
なかなか洒落ている。
ビルの1階の真ん中をくり貫いて、向こう側の道に通り抜けできる広い通路が設けられている。
随分思い切ったことをしている。
通りぬけた向こうには、東京理科大学の神楽坂校舎に入る広い階段がある。
?
この通り抜け通路は、人通りの多い神楽坂のメインストリートから、東京理科大学への誘導路になっているのだ。
そうとは気づかなかった。
東京理科大学の校舎は街のあちこちに分散している。
どこに正門があるのか、ちょっと分かりにくい。
東京理科大学は、それをマイナスとするのでなく、なんともユニークで独創的な正門を作って応えたといえる。
最近の大学は、より街と一体になろうということで、校舎、校庭を囲む塀のない大学が増えている。
しかしそれにしても、東京理科大学の戦略は徹底している。
ビルの地下1階から2階までの下層階は、レストラン、カフェ、居酒屋になっているが、
そこから上の階、
3階から上は、教室、研究室になっている。
塀がないなんていうだけではない。
なんと、校舎が飲食店ビルと同居しているのだ。
校舎部分には、 専門職大学院イノベーション研究科がある。
授業は主として社会人対象ということもあり、平日夜、土曜日だという
教育、研究のテーマも、実社会と一体になろうというわけだ。
このビルの所有、建設は当然東京理科大学だろう。
大学も少子高齢化時代を迎え、時代の変化に合わせ、教育の内容、学部の構成を大きく変えているが、そうしたソフト面だけでなく、東京理科大学はハードとしてのキャンパスの作り方も大きく変えている。
しかし、これだけ、大学の周りの環境がいいと、 授業が終わってから、つい一杯ということになりそうだ。
実社会、街の研究になるから却ってその方がいい?
元安川
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お店が同じ建物にあると、バイトの間に講義をなってこともできますね。
産学一体かな?
工業系の大学の傍に、職人のいる工場なんてのもいいかもしれませんね。
学生運動があったころは、大学の悩みは、大学を守るための塀がないとかだったようですが、今はそんな心配は必要ないですね。良いのか悪いのか?
投稿: やんじ | 2011年10月12日 (水) 16時46分
やんじ様
全共闘世代の私としては、塀がないのすら心配です。
何かあった時どうするのでしょうかね。
そこまで覚悟してやってれば、立派ですが、
想定外だったということになると、困りますね。
でも、大学だからといって、コンクリートの塀の中に閉じこもっているより、このほうがいいですよね。
想定外のことが起こっても、そこから、また新しい可能性が生まれてきそうですね。
投稿: 元安川 | 2011年10月12日 (水) 20時27分