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2011年9月 4日 (日)

ポケットパークを情報防災拠点に

先日TVで、政府の進める防災拠点整備の臨時本部となる施設について放送していた。

有明に600億円近くかけて、首相官邸、各省庁のトップが移転し、活動できる施設が作られているという。
壁には巨大なスクリーンと膨大な数のモニターTVがあり、各地の被害状況が映し出されるようになっている。
当然建物は、どんな地震にも、津波にも耐えられるようになっているだけでなく、外国からの攻撃にも耐えられるようになっているのだろう。
なんとも巨大な防災施設だ。
戦時中、長野県に作られた地下の大本営を思い出させる。

その施設のある葛西臨海公園は、平時には、公園として使われているとのことだ。

今回の東日本大震災で、公共施設が非常時の防災拠点として大きな役割を果たした。
市民が一時避難する体育館、学校の使用状況がたびたびTVにも取り上げられ、市民がよく知るところとなった。

しかし同時に非常時にあっては、公園の多様な役割にも注目すべきだ。

葛西臨海公園に作られているような巨大な国家的スケールの防災拠点を整備することも必要だが、同時に一人ひとりの市民レベルでの小さな防災拠点の整備が必要だろう。

広島には中央公園、平和大通りといった大きな公園がある。
こうした施設の果たす役割は大きい。

そうした大規模な公園、大通りだけでなく、広島市内には袋町公園、本川公園、大手町公園等、いわばポケットパークといわれる小さな公園があちこちにある。

ポケットパークは、これまで、地域住民の幼児、子供の遊び場として作られてきた。
しかしそうしたポケットパークは、あまりにも小さすぎて管理上問題があるとか、無駄な費用を支出するだけだという意見も多々ある。

防災拠点に、もっとも必要とされるのはトイレと水だという。
ポケットパークには、いくら小さくとも、大抵の場合トイレはあるし、水道はついている。
そんなポケットパークを防災拠点として耐えられるようにするには、まずトイレは下水道直結型か、ピット式にすることが必要だろうが、通常公園のトイレはそうなっているはずだ。
マンションのトイレが壊れても公園のトイレは使えるというわけだ。
さらにきちんとした防災拠点とするには、
緊急時の放送設備、停電時の夜間の照明となる太陽光発電などの装置もあったほうがいい。

そんな機能を備えたポケットパークが、家のすぐ近くにあれば、地域の住民は、随分と安心できる。

Image002


しかし、それだけではまだ不十分だ。
大震災が起こったときは、いつでもそうだが、
携帯電話の基地がパンクしたり、壊れたりして、携帯電話が使えなくなり、正確な情報が入らなくなったり、噂が飛び交ったり、状況を伝えることができなくなって、パニックに陥ることがある。

それなら、この際、ポケットパークを震災時にも耐えられるような情報拠点として整備したらどうだろうか。
ポケットパークのトイレの建物に、携帯電話やiPad等のタブレット型パソコン端末が無料で使える無線LANの基地を付設したどうだろうか。
よく言われるフリースポットとして整備するのだ。
通常の携帯電話の基地が壊れても、ポケットパークのフリースポットは生きているようにすることも必要だろう。
地震があっても、津波があっても、衛星の通信基地は健在だ。
衛星電話も備えるようにしたらいい。

こんな思いを、ICTに詳しい私の友人に話したら、
「神戸の震災では、2ヶ月経っても、まだ下水が使えず、公園のトイレに長蛇の列が出来ていたのを思い出しました。

ポケットパークを情報の防災拠点にすることは面白いと思います。
Wi-Fiの設置などは、ソフトバンクなら喜んでやるでしょう。
神戸の時はまだ携帯電話が少なかったので使えましたが、東日本ではすぐに使えなくなり、ネット、それもツイッターが頼りでした。
(同じネット上の通信でも、メールよりツイッターの方が強いのは技術的な理由があります)
そのインフラを強化しておくことは、災害時だけでなく役に立つことで、大賛成です」
とのことだった。

広島市は、ポケットパークを、単に防災拠点として整備するだけでなく、情報の防災拠点としても整備することができれば、広島市は新しいコンセプトの防災都市を作り上げることができるのではないだろうか。


元安川


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コメント

ポケットパークを情防災拠点にというのはいいですね。最近はソーラーパネル付きの信号機もあるそうですから、ポケットパークと言わず、あらゆる公共の建物にはソーラーパネルを設置し、Wi-Fiスポットにして欲しいものです。以前はバックボーンのネット回線が必要でしたが、今は高速無線通信網があるので、電源さえあればいいはずです。電気と情報は決して一部の人達だけに自由に扱えるものではなく、あらゆるところで誰でも自由に扱える社会になって欲しいものです。

太田川様

ご賛同いただきありがとうございます。

電気も情報も一部の人たちの物ではないということは、
自分たちの責任で、やらなければいけないということでもありますよね。
大変だ。

広島市内の河川に挟まれた地域、旧広島市内は土手以外は川より低いので、堤防が決壊したりすると避難場所にはならないと知っておく必要があります。
三越の付近では、電車の屋根位まで水に浸かります。
広島は水害にはとても弱い地域です。
市内を流れん河川では、三十年近く高潮堤防工事をしてますが、まだまだ完成はしていません。
公共施設なけでなく、民間のビルやマンションなどとも、避難の協力を考えていく必要があると思います。
地域の縁の強さが、災害に強い街かなと思います。

やんじ様

大田川放水路は洪水対策用に作られたとも聞いています。
広島市はこうした様々の洪水対策をしていますが、それでも、自然は想定をこえたレベルで起こることは、今回の東日本大震災が教えてくれました。
そんなとき、頼りになるのは、やんじさんご指摘のように、やはり地域の縁、人の人とのつながりでしょうね。

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